1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

防災とは「身近に考えるもの」10歳の『最年少 防災士』が明るく広める“大切なこと” 新潟県

BSN新潟放送 / 2025年1月27日 13時50分

BSN

新潟県新発田市の小学4年生・大竹葵さん(10歳)は、2024年に新潟県内“最年少”で『防災士』の資格を取得しました。
防災士になろうと思ったきっかけは、元日の能登半島地震だったそうです。

「そのときは、地震が起きている!しかわからない状況で、えっ?? みたいな、混乱している状況でした…」
「能登半島地震が怖くて、パニックになっちゃって、もっと災害のこと知らなきゃまた起きたときにパニックになるなと思って…」

“防災の大切さ”を伝える10歳の防災士に密着しました。

新潟県内最年少の防災士となった大竹葵さんが勉強で使った本を見せてもらうと…、付箋がびっしり!

「漢字が読めないのがいっぱいあって、読むのに苦戦していました」

防災士資格取得の教本は分厚く、災害の専門用語も多いので、葵さんにとっては相当難しかったと思います。それでも葵さんは、2か月間の猛勉強の結果、2024年6月に防災士として認定されました。

葵さんは、資格を取ってから、自身の中で変わったことがあるそうです。

「災害の危ないところに目が行くようになった。例えば、倒れかけている看板を見て『風に飛ばされそう』だな、とか…」

葵さんは防災の大切さを広めるため、手作りの防災ノートやハザードマップを作っています。

「友達にも防災の情報を教えてます。個々の状況とか、これってどういう意味なのか…とか」

そんな葵さんは2024年末、防災士として初めての仕事に挑戦することになりました。『親子防災イベント』の“講師”です。

【新潟市こども創造センター 神田綾子さん】
「今回、イベントのタイトルが『親子であそぼうさい』という、遊びと防災とを掛け合わせたよっていう…」
「葵さんにはすごく期待していて。明るく前向きな性格なので、子どもたちと楽しく取り組んでくれそうだなと思っていて」

【大竹葵さん】
「おもしろそうです。楽しみ!」
【葵さんのお母さんで防災士でもある 孔三さん】
「自分から興味があってやっていることなので、すごくありがたい機会だなと」

イベント当日には、3歳から10歳までの子ども10人以上が集まりました。
楽しみながら防災について学びます。

どこかソワソワと落ち着かなかった葵さん。
いよいよ出番です!

「では、葵ちゃんお願いします!」
「― 私は、災害という自然の大雪とか地震とかから守るために、こういう『0次避難ポーチ』を作っています…」

葵さんが紹介した『0次避難ポーチ』とは、災害に備えて普段から持ち歩くもの。

その中には、好きなお菓子やかわいいデザインのグッズのほか、葵さん目線で揃えた“災害時に役に立つアイテム”も入っていて、実用性も兼ね備えています。

「このティッシュは水に流せるもので、トイレットペーパーが無くなったときにも使えます…」

参加した親子からはこんな声も…

「防災は、最初は知らなかったけれど勉強できたから楽しかった」
「うちの子も小学生ですけれども、小学生のお子さんも意識を高く持って考えているところが、見習わなければと思いました」
「周りの子にも教えてあげられたらと思います」

「メッチャ楽しかった。ノリがいい子が多くて、話したりできて…」
「防災士を取ってからの私にとって、防災とは“身近に考えるもの”だと思います」

『防災士』として初めて務めたイベント講師をこう振り返る大竹葵さんには、新潟県内最年少の防災士としての“夢”があります。

「全国にも“小学生の防災士”がいると聞いているから、みんなでなにかを作り上げてみたいなという目標を持っています」

葵さんには、大人の私たちが持っていない視点からのアイデアや知識があり、勉強になりました。

葵さんも言っていますが、災害はいつ襲ってくるかわかりません。
日ごろからの備えが重要です。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください