地域の拠り所に住民の笑顔「不安を乗り越えるための期間だった」液状化現象で被害をうけた自治会館が復旧【能登半島地震】新潟市西区
BSN新潟放送 / 2025年1月20日 20時39分
能登半島地震の影響で一部施設が使えなくなっていた新潟市西区寺尾上の『緑ヶ丘自治会』の自治会館がこのたび復旧し、18日には自治会の主催する“復興イベント”が開かれました。
住民の交流の場となっていた『緑ヶ丘自治会館』は、能登半島地震で起きた液状化現象による被害を受け、床が盛り上がったり傾いたりして使えなくなりました。
ホールにピンポン玉を置くと、コロコロと転がります。
【緑ヶ丘自治会 自治会長 梶原宜教さん】
「全面的にこういう建物を作るとなると、何千万円もかかるわけですよ…」
「そうしたときにやはり地域住民からまた何かしらのお金を集めなきゃなんない。それはとても私としてはできない。この状況で…」
その後、市の補助金と自治会で貯めてきたお金を使って修復にこぎつけ、2024年11月に工事を終えることができました。
「1年終わった時の復興という位置づけで、こういうイベントをやりたいと…」
緑ヶ丘自治会が主催した“復興イベント”で、餅つきなどに参加した多くの子どもたちも「楽しかった」と笑顔を見せていました。
イベントにはおよそ120人の住民が集まり、住民らで結成するバンドの生演奏を聞きながら、できたてのお餅とお雑煮を味わいました。
【緑ヶ丘自治会 自治会長 梶原宜教さん】
「みんなが前と同じような笑顔で楽しんでますので、本当にうれしく感じました」
能登半島地震から1年が経ち、この日は寺尾地区に明るい笑い声が響き渡りましたが、地域の復興はまだ道半ばです。
【参加した住民】
「不安にみんな襲われて、それを乗り越えるための期間だったと思うの」
「まだまだ越えきれないこともいっぱいあると思うけど、人と人とが関わることが大事。ここ自治会館はね、皆さんの居場所。それを次の世代につなげたい」
地域の“拠り所”の復活に、住民は地震からの復興への思いを新たにしていました。
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