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”慣れている”は要注意!雪道や路面が凍っている場合の車の運転の注意点とは【新潟】

BSN新潟放送 / 2025年1月23日 4時8分

BSN

雪道や路面が凍結している時の車の運転は危険がたくさん潜んでいます。
毎年のことだから”慣れている”は要注意!
雪道運転にはどんな危険があるのか取材しました。

新潟県聖籠町にある運転免許センター。冬の道路を再現するため水を撒いて滑りやすくした路面を作り実験しました。
まずは、時速50キロで走行し、急ブレーキをかける実験です。
乾いた道路の場合はブレーキをかけた位置からおよそ10メートルのところで、止まることができました。
しかし、凍結道路を想定した路面では約25メートル進んだところで止まりました。ブレーキを踏んでから完全に止まるまでの制動距離は3倍以上になることもあるそうです。


雪道ではポンピングブレーキを使ったほうがいいとも言われていますが、後続車に知らせるためにもポンピングブレーキは大事です。


車にABS=アンチロックブレーキシステムが搭載されている場合は、雪道や凍結した道で強くブレーキを踏んでもタイヤのロックを防ぎ障害物との衝突を回避できる場合があります。

【運転免許センター小林憲司技能指導官】「雪道ではそっと踏もうが強く踏もうがタイヤが一旦スリップしてABSが作動してきてしまえばあまり関係ないような感じになってきますので、踏み方よりも速度管理と車間距離を多くとることの方が大事」


続いては急ハンドルの実験です。滑りやすい路面で急ハンドルを切ると車が反転してしまいました。雪道や凍結した路面は、急ブレーキ、急ハンドルなど「急」がつく動きは禁物です。そしてもう一つ雪道運転で気を付けたいのが車のスタックです。

2022年に長岡市や柏崎市の国道で発生した大規模な立往生は原因の一つとして大型車両などのスタックが挙げられています。スタックした場合の脱出方法でやってはいけないのは、アクセルを踏み続けることです。

【運転免許センター小林憲司技能指導官】「アクセルを踏みすぎてタイヤを空回りさせ続けるとタイヤの周りの雪や氷が磨かれて脱出しにくくなる」

後ろに下がったり前に出たり振り子のように動くことで脱出できるということです。

【運転免許センター小林憲司技能指導官】「冬場スコップを車に積んどいてタイヤの前後の雪をどかしてやると一番安全確実かと思います」

【県警本部交通企画課荒木慎弥交通総合対策室長】「冬道の安全運転の基本は速度を落として車間距離を十分とることです。雪道ではなくても夜間や早朝にかけて路面は凍結しますので急のつく急発進急ブレーキ急ハンドルはひかえていただき慎重な運転をお願いしたいと思います」


【スタックした時に車に積んであると役立つものは】
   ①スコップです。タイヤの周りの雪を取り除くのに便利。
   ②バスタオルや毛布もかませることでスタックした場合脱出しやすくなる
   ③砂もスタックしたときに有効な脱出方法。
    砂を撒くことでツルツルの路面に摩擦が復活し、脱出しやすくなります。 
    砂はペットボトルなどにいれておくと便利です。

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