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県内最後のイトーヨーカドー『丸大新潟店』が46年の歴史に幕 常連客や元従業員それぞれの思い出 新潟県

BSN新潟放送 / 2025年1月27日 22時23分

BSN

46年間に渡って市民に親しまれた新潟市中央区・本町通りの『イトーヨーカドー 丸大新潟店』が26日、その歴史に幕を降ろしました。

最後の時を見守ったのは常連客や店の元従業員たち。
家族や仕事仲間との思い出を聞かせてくれました。

【常連客】
「三越がなくなってからどんどん寂しくなっていますよね。それでヨーカドーもなくなるということでこの先、買い物がちょっと大変かな…」

1978年にオープンした『イトーヨーカドー 丸大新潟店』。

身近な総合スーパーとして、半世紀近くにわたり地域に愛されてきました。

しかし、2019年に丸大長岡店と直江津店が撤退すると、2024年2月にはセブン&アイ・ホールディングス傘下のイトーヨーカドーは、新潟を含む信越地方などからの撤退を発表。

この日、県内最後の「イトーヨーカドー」も姿を消すことになりました。

駐車場から店に向かって手を振る家族は、一家三代にわたり通ったそうです。

「今は子どもを連れてきてるんですけど、私が小学校のころは逆に連れてきてもらった立場で、お菓子買ってもらったりとか、ゲームセンターでいっぱい遊んだ思い出があります」

店内に設置されたメッセージボードは、この店が多くの人の思い出の場所になっていることを表していました。

【常連客】
「40年くらい通っているので、閉店間際も何回も来たのでこの時が来ると寂しいって言葉しかないです」

 

店の前で写真を撮っていた人たちは…、

実は、丸大新潟店で働いていた元従業員。
「私は家電売り場でした…」
「私は肌着売り場で入社しました」

長谷川清美さんは他の店舗を含めて19年間、庭山豊さんは40年間勤めました。

【元従業員 長谷川清美さん】
「従業員の人数がすごく多いので、運動会があったり、レクリエーション大会がいっぱいあって…。バスハイクとかで、そこで歌ったり踊ったりしました。とっても寂しいです」

閉店まで30分となった午後6時半、店内では店長による「最後の放送」が…

【最後のアナウンス】
「皆さまの温かい支持に支えられて、46年という長い年月の営業ができたと感じております。ひとえに感謝の言葉しかありません…」

そして最後には…
「閉店セレモニーは実施いたしません。こちらの放送をもって最後のご挨拶と代えさせていただきます」

それでも店の外には、閉店の“その時”を見守ろうと、大勢の人の姿が…。

そして、そんな思いに応えようと、店長が店頭で最後の挨拶を行いました。

【イトーヨーカドー 丸大新潟店 竹内敦彦 店長】
「46年間のご愛顧、誠にありがとうございました…」

感謝の声と拍手のなかで、46年の歴史に幕をおろしました。

【元従業員 長谷川清美さん】
「19年間、ずっとここに勤めて人生のいいも悪いもみんな教えてもらったので…」
「私のすべてだったので、とても悲しいです」

今後について伺うと…
【元従業員 庭山豊さん】
「やっぱり庶民の店。ここは新潟の台所なので、庶民の店としてまた復活すると思うので、期待しています…」

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