海外製の雪平鍋や中華鍋を“日本製や燕三条金物”と偽り販売した『誤認惹起行為』の疑い 中国籍の女ら2人逮捕 新潟・燕市

BSN

全て海外から輸入した鍋を日本製と表示して販売したとして、新潟県 燕市の調理器具販売会社の役員の女とその夫が不正競争防止法違反の疑いで逮捕されました。

三条警察署で28日に公開された押収品には、『メイドインジャパン』と記されていますが、すべて海外で作られた鍋です。

これらの鍋を説明書やネット上で“日本製”と表示して販売したとして、新潟県燕市で調理器具を販売する『美吉』の代表・王瑚研容疑者(37歳)と、夫で会社員の若崎智浩容疑者(37歳)が、27日に逮捕されました。

警察によりますと、2人は海外製の雪平鍋を「日本製」と表示し、2023年12月から2024年年8月の間に新潟県内の卸売業者に対して、29個をおよそ5万円で販売した疑いが持たれています。

また2024年5月には、海外製の中華鍋を「モノづくりで有名な燕三条の工場で作りました」と紹介し、ネット販売を通じて岩手県の男性に対して1個6280円で売ったということです。

警察の調べに対して王容疑者は黙秘。若崎容疑者は「表示は知っていた」と話す一方で、自身の関与については黙秘しているということです。

今回の逮捕容疑となった、商品や広告などに原産地や品質などを誤認させるような表示をするという『誤認惹起行為』について警察では、食品以外での逮捕は新潟県内では初めてだということです。