ベテランシニアは「非常に頼りになる」増える50代以上の“地方転職”『人生100年時代』に広がる新たな働き方の可能性
BSN新潟放送 / 2025年1月31日 7時37分
増える働き方の選択肢について
今、50代以上が地方へ転職する“働き方”が注目されています。
岡山県出身で54歳の安福一郎さんは、30年勤めた東京都内の出版社から2024年10月に転職して新潟県長岡市に移り住み、いま初めての冬を過ごしています。
「いやあ、寒いですね。雪でびっくりです」
「雪道を歩くのは― 全然慣れていないです。もう怖くて、怖くて…」
小学生と高校生の子どもと一緒に家族4人で長岡市に移住した安福さんの職場は、自宅から徒歩5分のところにある医療法人です。
今は、前職で経営企画や人事戦略を担当したキャリアを生かし、会社の管理を行う「総務人事マネージャー」として働いています。
「これから先の20年、なにか新しいことがしてみたいという思いになったんです」
「医療機関というのは、“地域活性”をしていくときに、人が集まる一つの核になりうるような役割が果たせる機関だなと思ったんですね」
50代での転職。
中越地方の湯沢町に妻の母親が住んでいることのほか、東京からのアクセスや教育環境の良さが、長岡への移住の決め手になりました。
実は今、こうした“50代以上の地方への転職”が注目されています。
安福一郎さんに長岡市の医療法人を紹介したのは、新潟市中央区の人材紹介会社。
新潟を含む地方7県でサービスを展開しているこの会社・エンリージョンの江口勝彦代表取締役によりますと、3年間の平均でこの7県で転職した50歳以上の人は全体のおよそ10%ですが、新潟だけをみてみると全体の16%になるそうです。
新潟県は50代以上の転職率が高い傾向にあるといえます。
「やはり親御さんですね。介護とまでは行かなくても、ふるさとでって思われる方が多くて…」
高校卒業後に首都圏へ進学する人が多い新潟では、ベテランのシニア世代の需要が高いそうです。
「企業は新卒を思うように採れない。そうするとやはり腕前のある方、リズムがとれる方は非常に頼りになります」
都内の出版社から長岡市の医療法人へと転職した、54歳の安福一郎さん。
この医療法人・メディカルビットバレーが運営するクリニックの院長は安福さんの存在を“新しい風”と評価しています。
【エールホームクリニック長岡 田村真麻院長】
「若い人に入ってきていただくのも大事なんですけど、すでにスキルを持った人に入っていただいてというのは“刺激になること”だと思います」
『人生100年時代』に、新たな働き方の可能性が広がっています。
【安福一郎さん】
「活力のある社会づくりに貢献できれば…」
「“チャレンジ”は必要なものだなと思っています」
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