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新潟市北区でも昨秋に『道路陥没』原因は埼玉と同じ「下水道管の腐食」その後に緊急点検は実施済み

BSN新潟放送 / 2025年1月31日 20時38分

BSN

埼玉県八潮市の県道で28日に発生した大規模な道路の陥没事故。
穴の直径はおよそ40m、深さはおよそ15mに広がっています。

生存率が大幅に下がるとされる72時間が過ぎていますが、男性運転手は今も穴の中に取り残されていて安否は分かっていません。

新潟県内でも2024年に、これと同様の道路の陥没が発生していました。

【記者リポート】
「2か月ほどまえに道路の陥没が確認された現場です。今も工事中ということで、大きな穴が掘られています」

2024年11月下旬、新潟市北区の高森新田を走る市道に“穴”が開いているのが見つかりました。

新潟県によりますと、穴の幅と長さはともに1.4メートルで、深さは1.7メートル。
陥没したのは歩道部分でした。

道路をよく利用するという近隣住民は…
「どこにあるか分からないわけだから、いつ落ちるか心配です」
「散歩するときもありますから、怖いですよね」と、不安を隠せません。

なぜ 急に道路が陥没するのか?

【新潟県下水道課 波塚泰一 課長】
「管が、“硫化水素で腐敗した”というのが、原因になります」

道路の下を通る下水道管が腐敗したことで亀裂が入り、そこから地下水とともに土砂が管の中に流れ込みます。
すると地中に空洞ができ、道路が陥没したとみられています。

埼玉県の道路陥没も同様の原因と推測されていますが、新潟県の担当者は下水道管による道路の陥没自体は珍しいものではないと話します。

【県下水道課 波塚泰一 課長】
「道路の下に設置しているので、我々下水道管理者としては、それは起こりうるものだと…」

新潟市北区の道路陥没を受けて新潟県では、県の管理するおよそ270kmの下水道管や道路で緊急点検を実施した結果、異常は確認されませんでした。

埼玉県の事故を受けて国は、全国の下水道を管理する自治体などに“緊急点検”を要請。点検対象となるのは規模の大きいもので、晴れた日に1日30万立方メートルの下水を処理する下水処理場につながる直径2メートル以上の下水道管です。

【新潟県下水道課 波塚泰一 課長】
「わが県にはそういうところはないということですし、12月にも我々が実際に緊急点検をやっていますので、とりあえずはその緊急点検はやらない」

県内には緊急点検の対象となる下水道管はありませんが、県は改めて自主的な点検を検討しているということです。

また、道路の陥没など異常を発見した場合には、道路の管理者や区役所などに連絡してほしいと呼びかけています。

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