縁もゆかりもない超高齢化集落へ移住し ボディメイクに挑んだ33歳シングルマザーに密着 新潟県胎内市
BSN新潟放送 / 2025年2月8日 8時20分
神奈川県から新潟県胎内市へ2020年に移り住んだ33歳のシングルマザー。
26世帯52人が暮らす山あいの集落で、“ボディメイク”に挑んでいます。
住民の6割あまりが65歳以上という、超高齢化集落の大長谷集落で暮らす森麻衣子さんは、長男の隼人くんと2人暮らし。自称・移住系シングルマザーです。
「当時、息子は2歳で、まだしゃべれないような状況だったんですよね。で、実家の母親にはもちろん反対されたりもしたんですけど…」
「あんまり私は、不安だなとか思わなくて」
「未知の土地に飛び込んでみるというところが、すごくワクワクするというか…」
― 縁もゆかりもない胎内市を選んだわけは?
「まずは“地域おこし協力隊”になりたいなと思って、全国の募集が集まっているサイトを見たんですよ。その中の写真がすごくいいなと思って、私も胎内市に行ったら、地域のみなさんと前向きに過ごせるんじゃないかなと…」
自称・移住系シングルマザーの森麻衣子さん(33歳)は、新潟県胎内市で念願だった『地域おこし協力隊』の任期を終えた後も、大長谷(おおながたに)集落の支援員として地域に残りました。
集落支援員の活動のひとつが、集落での出来事を記録すること。
『大長谷新聞』を発行し、各家庭や公共施設に届けています。
記事によく登場するのが「サロン」。森さんが月に一度企画する集いの場です。
「私が挑戦してみたいこととか、これをつくってみたいなということと、みなさんの『これやってみたい』という興味とを合わせて、みんなで楽しんでいるようなところですね」
日々の暮らしを話題におしゃべりに花が咲く…。
森さんがつくる大長谷の日常です。
9月のある日、新潟県胎内市の大長谷集落で10年以上続いている、大手建設会社との交流会が賑やかに行われました。
集落総出でおもてなしをしようと、みなさん大張り切り。
「これをやることによってさ、勢いが出てくる」
「ある程度こういうのをやると、家に引っ込んでいる人も出てくる」
サロン仲間も集まって、食事の準備をしていました。
みんな和気あいあい。
サロンでできた“つながり”が地域を元気にしています。
「高齢化集落ではあるんですけど、みなさん本当に明るく元気なんですよ。地域のパワーがあると思うので、私が企画しなくても『サロンやろうよ』とか、そういった動きが出てきてくれるといいのかな、と思います」
神奈川県から新潟県胎内市へ移住して4年が経ち、森麻衣子さん(33歳)は新たな挑戦を始めました。『ボディメイク』のトレーニングです。
「自分に自信をつけたい、っていうのがあって」
「ムキムキのボディビルダーみたいな感じではなく、程よく筋肉をつけたいなというところではあるんですけど…」
頑張っているママを見て、息子の隼人くん(6歳)も「かっこいい」と応援。
そして森さんは、9月に行われたボディメイクの大会で見事トップ10入り!
トレーニングに励んだことで、新たな気持ちが芽生えたそうです。
「運動に興味を持ったということで、ピラティスの資格をとったんですよ」
「集落も高齢の方が多くて、健康マシーンみたいなものにお金をかけている方もいるので、ピラティスを通して、自分自身で自分の体を治すことを、自分の口からお伝えできたらいいなと思っています」
山間の小さな超高齢化集落である、新潟県胎内市の大長谷集落が、森さんの力で、みなさんますます元気になりそうです。
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