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わずか2日で『地盤沈下警報』に切り替え「今季最強寒波」の影響で消雪パイプの地下水利用が急増 新潟県上越地域

BSN新潟放送 / 2025年2月6日 16時42分

BSN

新潟県は、上越地域で地盤沈下対策用の観測用井戸の地下水位がさらに低下しているとして、4日に発令していた『地盤沈下注意報』を、6日正午に『警報』に切り替え、不必要な散水を控えて地盤沈下の進行を防止するように呼び掛けています。

新潟県上越地域振興局によりますと、今冬の上越地域では“消雪用”の地下水の利用が増え、上越市内の観測用井戸の地下水位が低下し、この冬初めてとなる『地盤沈下注意報』を4日に上越地域に発令していました。

その後、“今季最強”といわれる寒波の影響で地下水の使用が急増し、注意報の発令からわずか2日後に『地盤沈下警報』に切り替えられたものです。

上越地域振興局によりますと、昨シーズンは暖冬小雪だったために地盤沈下注意報自体の発令がなく、警報を発令するのは2022年1月以来だということです。

『警報』の発令をうけて上越地域振興局では、地下水の使用を50%に削減するなど節水の周知を上越市と協力しながら行うとともに、公共道路の消雪パイプの散水量も減少するとしています。

なお、対象はえちごトキめき鉄道・妙高はねうまラインの高田駅周辺などです。

【観測結果】※2月6日午前10時現在
(1) 地下水位
  上越市栄町のG2観測井  -8.23m(警報発令基準値 -8m)
  高田城址公園の観測井   -7.64m(警報報発令基準値 -7m)
(2) 地層収縮量
  上越市栄町のG2観測井  3.07cm(警報発令基準値 3.0cm)
  高田城址公園の観測井   2.64cm(警報発令基準値 3.0cm)


いずれかの観測井で、地下水位と地層収縮量の値がそれぞれ発令基準値を超えて低下・収縮した場合に、警報に切り替えられます。
※地下水位と地層収縮が、必ずしも同じ井戸である必要はない。
※地下水位と地層収縮量は、毎年12月1日時点での値を基準として計測される。
※地層については、地下水位の低下に伴い、主に粘土層が収縮します。

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