「もう卵の特売はできない?」鳥インフルで“物価の優等生”高騰 新潟県が緊急対策会議
BSN新潟放送 / 2025年2月7日 19時19分
価格の変動が小さいことから卵は“物価の優等生”と呼ばれていましたが、全国で猛威を振るう鳥インフルエンザにより、そうではなくなっていて家計を直撃しています。
新潟県が7日、緊急で開いた対策会議。全国で鳥インフルエンザが猛威を振るっていることを受け、養鶏の関係者らと危機感を共有し対策の徹底などを確認しました。
県内の養鶏場では去年11月を最後に発生は確認されていませんが、全国では1月以降、千葉県など主な養鶏地帯で相次いでいて、過去最多の3年前のシーズンを上回るペースとなっています。
【県畜産課 仲山美樹子 課長】「改めて、改めて、改めて、ということで飼養衛生管理の徹底、そして再点検をお願いしたいと思います」
鳥インフルエンザの影響を色濃く受けているのが、卵の値段です。
1月のMサイズ1キロあたりは、258円。
しかし、鳥インフルエンザの影響で下旬から急上昇。7日現在は315円に。“エッグショック”とも言われ過去最高となった350円に近づいています。
悲鳴を上げているのがスーパーです。
【いちまん 高井栄二朗 店長】「本当赤字で、昨日は販売せざるを得ない状況で販売させていただきました」
6日は卵の特売日で1パック192円で販売していました。今週に入り、仕入れ値が去年の同じ時期の1.8倍に上昇しましたが、チラシは先月作っていたため、値段を変えることができなかったのです。
【いちまん 高井栄二朗 店長】「ここまで差が出て売ったことはない。これ以上上がった場合は、また(特売をするかどうか)検討しながら考えていきたい」
特売日が終わった7日は前日より10円ほど高い291円で販売していました。日々の食卓に欠かせない卵。家計にも影響を与えそうです。
【客は】「毎日は食べないけど、よく食べます。びっくりするほど高くなっている」
【客は】「(家計への影響は)多少あるんじゃないですか。ガソリンほどじゃないですけど」
こちらのお客は卵節約のためのある工夫を教えてくれました。
【客は】「卵焼きの中に(細かく切った)はんぺんを混ぜたりすると、かさ増しができて、結構ふんわりおいしくできるので、そういうことをしたりしています」
食品の値上げラッシュが続く中、“物価の優等生”の値上げで家計への厳しさは増しそうです。
この記事に関連するニュース
-
鳥インフル列島猛威 1月過去最悪の倍ペース 通報遅れ、飛び火懸念 鶏卵価格は高騰
産経ニュース / 2025年2月6日 17時17分
-
【物価高】「おにぎり」は高級品? コメやのりが高値に ソウルフードに影響《新潟》
TeNYテレビ新潟 / 2025年2月5日 21時1分
-
鳥インフルの拡大懸念で「卵不足」の今後の見通し 過去最悪2022ー2023年との違いを獣医師が解説
東洋経済オンライン / 2025年2月1日 7時20分
-
止まらない鳥インフル、「卵ショック」再来の恐れ 1月の発生件数、殺処分は過去最高のスピード
東洋経済オンライン / 2025年1月27日 7時50分
-
旭市の養鶏場で鳥インフル“疑い” 感染確認の銚子市の養鶏場から10キロ以内
チバテレ+プラス / 2025年1月16日 17時42分
ランキング
-
1「贋作の可能性高い」 高知県立美術館、1800万円で購入の絵
毎日新聞 / 2025年2月7日 15時19分
-
2事故後に口臭防止用品購入 最高裁ひき逃げ認定に遺族「極めて妥当」
毎日新聞 / 2025年2月7日 17時17分
-
3「文春砲」食らったレジャバ・ジョージア大使、Xで見せたまさかのアンサー
J-CASTニュース / 2025年2月6日 16時35分
-
4兵庫知事「捜査に全面的に協力する」 公選法違反容疑で家宅捜索
毎日新聞 / 2025年2月7日 15時10分
-
5無罪の二審破棄、実刑確定へ=長野中3死亡ひき逃げ―救護義務違反を認定・最高裁
時事通信 / 2025年2月7日 17時5分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください