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雪道運転や除雪時の事故を防ぐため“今季最強寒波”で改めておさらい『雪の注意点』

BSN新潟放送 / 2025年2月7日 18時55分

BSN

「少し斜面になっている道路が凍っていて、車のタイヤが空回りしています…」

“今季最強寒波”の影響で各地は大雪に見舞われています。
新潟市でも積雪が10cmを超え、6日は朝の通勤時間帯は大渋滞が起きていました。

冬道の運転は怖いですよね。
そこで、雪道運転と除雪時の注意点についてお伝えします。

2024年12月に新潟県運転免許センター(聖籠町)で行った、雪道運転の危険が分かる実験では、時速50kmで走行している車で急ブレーキをかけた場合…

乾いた道路では、ブレーキをかけた位置からおよそ10mのところで停車しますが、
凍って滑りやすくなった道路を想定した路面では、停まるまでにおよそ25mも進んでしまいました。

雪道では、急ハンドルも危険です。


滑りやすい路面で急ハンドルを切ると、車が反転してしまいました。

雪道や凍結路面では、『急ブレーキ』や『急ハンドル』などの、“急”がつく動きは禁物です。

もう一つ雪道運転で気をつけたいのが、積雪に車のタイヤを取られてしまう『スタック』です。

2022年12月に新潟県の長岡市や柏崎市の国道で発生した大規模な“立ち往生”は、大型車両のスタックが原因の一つに挙げられています。

もし車がスタックしてしまった場合、アクセルを踏み続けてはいけません。
車を振り子のように少しずつ前後に動かして脱出を試みてください。

万が一、立ち往生に巻き込まれて車が動けなくなってしまった場合、気をつけなければならないのが『一酸化炭素中毒』です。

止まっている間にマフラーが降り積もった雪でふさがれてしまうと、一酸化炭素を含む排気ガスが車内に入り込んできます。

JAFの実験では、マフラーが雪で覆われてから“たった1分”で、排気ガスが車内に充満してしまいました。

もし大雪の際に、エンジンをかけながら車内で過ごす場合には必ず、マフラーの周りに雪が積もらないようにした上で、こまめに雪かきをし、少しでも窓を開けて“換気”をしましょう。

2月5日現在、新潟ではこの冬『雪に関する事故』で5人が亡くなり、57人が重軽傷を負っています。そのうち37人と最も多いのが、雪下ろしなどの“除雪作業中”での事故でした。

そこで、除雪時の注意点もまとめました。

国土交通省によりますと、雪下ろしの際の注意点として“最も重要”としているのが、『安全な装備』で行うこと。
転落を防ぐため、建物にアンカーを設置し安全帯とつないでください。
はしごが倒れないようにしっかりと固定することも大切です。
そして必ず作業は2人以上で行い、携帯電話を持つようにしましょう。

また、屋根からの『落雪』にも注意が必要です。
屋根から落ちた雪には、普段は大人が乗っても壊れない強度の“木箱を破壊”するほどの威力があります。

除雪中の屋根の下に近づかないことはもちろん、屋根に雪のある建物の近くを歩く際にも、十分にお気を付けください。

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