顕著な大雪に見舞われた新潟市 一夜明け影響色濃く

BSN

記録的な大雪に見舞われた新潟市。一夜明けた8日、住民は雪かきに追われました。交通機関への影響は9日も続きます。

新潟市中央区では7日、6時間で44センチと観測史上最大となる雪が降り、新潟地方気象台は今シーズン全国で初めて新潟市中央区と東区に顕著な大雪に関する情報を発表しました。

【市民は…】
「もうとんでもないですね。尋常じゃない雪」
「飲んでいたんですけど、外見たら『あれっ、こんなに積もってるんだ』って」

一夜明け、交通機関は朝から大きく乱れ、JRは、在来線の多くが始発から運転を見合わせました。

【在来線に乗ろうとしていた人は】
「電車は全部止まってる」「新幹線も？どうしよう…」
「母が亡くなって急いでいたんですけど…」

新潟駅ではタクシーを待つ人の長い列が…。

【タクシーを待つ人は】
「2時間くらい待ってます」
「電車ももちろん動いてないしタクシーも並んでいたので途中でやめて泊まることにした」

住民は自宅の周辺や道路の雪かきに追われました。

【雪かきをしていた人は…】
「朝起きた時にこれが見えたので大変だなと…。午後から仕事があってそのためにちょっと」

一方、海岸近くの道路は倒木により通行止めになり、物流も滞ってスーパーの品ぞろえにも影響が出ています。

大雪のピークは過ぎましたが、新潟県は9日にかけて大気の状態が非常に不安定となる見込みで、下越と佐渡では、雪を伴った強風に注意・警戒が必要です。
また、交通への影響は続きます。
JRによりますと除雪作業のため9日も在来線の一部区間で運転を見合わせたり、運休が発生したりするということです。