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最悪の場合は「死に至る」新潟で初確認された『ボツリヌス食中毒』を防ぐための注意点

BSN新潟放送 / 2025年2月12日 22時24分

BSN

1月に新潟市で50代の女性が救急搬送され『ボツリヌス菌』による食中毒と判明したことが分かりました。

ボツリヌス食中毒は、最悪の場合、死に至ることもあります。
記録が残っている1982年以降、新潟県内では初めてとなるボツリヌス食中毒。
一体、どんな食中毒なのでしょうか?

新潟市保健所によりますと、新潟市の50代の女性が1月21日に、眼がチカチカする症状や呂律が回らないなどの症状を訴えて医療機関を受診。
その後、症状が悪化したために救急搬送され、国立感染症研究所で検査した結果、ボツリヌス毒素の陽性が確認されました。

女性は2024年11月ごろに市内のスーパーで購入した、密封容器の「要冷蔵」の惣菜を常温で保管し、1月20日に食べたということです。


賞味期限が切れていたかどうかは分かっていません。
女性は意識があるものの、全身にまひがあるほか人工呼吸器をつけていて、重症だということです。

土や水などに広く生息するボツリヌス菌は“最強”の自然毒素と言われていて、真空パックなどの密封された食品でも注意が必要です。
酸素が極めて少ない密封状態でも増殖することが知られていて、強い毒素を作り、この毒素を含む食品を食べることで「ボツリヌス食中毒」が引き起こされます。

ボツリヌス食中毒では、物が二重に見えたり、手足に力が入りにくくなったりするなどの神経症状が出て、放置すると呼吸困難を起こし短時間で命に関わる場合もあります。

『ボツリヌス食中毒』を防ぐにはどうすれば良いのでしょうか?

まず注意すべきことは、「要冷蔵」や「10℃以下で保存」などの表示がある場合には、すぐに冷蔵保存をしてください。

また、加熱も重要です。
ボツリヌス菌が作り出す毒素は、十分な加熱を行うことで失われます。

そして、食中毒を事前に気付くことができるポイントが2つ。
真空パックなどのパックが膨らんでいる場合には注意が必要です。
そして臭いにも注意しましょう。
今回の新潟市のケースでは、食べる時にブルーチーズのような臭いや味が確認されたそうです。

新潟市では、保存方法などをよく確認して食べるようにしてほしいと呼び掛けています。

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