「うちのドンマインさん」黒田清子さん 新元号発表の前夜、両陛下はサーヤ宅へ――2019上半期BEST5

文春オンライン / 2019年8月22日 5時30分

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美智子さまと紀宮さま(当時) 宮内庁提供

2019年上半期(1月~6月)、文春オンラインで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。皇室部門の第5位は、こちら!(初公開日 2019年4月30日)。

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 天皇陛下が退位されたあと、最終的には現在の東宮御所へお戻りになると聞いた時、美智子さまが、紀宮さま(現・黒田清子さん)のご結婚を前にした平成17(2005)年、誕生日に際した文書回答で「清子の嫁ぐ日が近づくこの頃、子どもたちでにぎやかだった東宮御所の過去の日々が、さまざまに思い起こされます」と述べられたことを、ふと思い出した。皇太子時代にご一家で過ごされた東宮御所には、本当にいい思い出がたくさんおありになるのだろうと思う。

天皇陛下が「うちのドンマインさんは…」

 紀宮さまは、秋篠宮さまの学習院時代のご友人であった黒田慶樹さんと結婚されて、今は都内のマンションで日常を送られている。新元号「令和」が発表される前夜、3月31日には、天皇皇后両陛下がお忍びで黒田さん宅を訪れられて、団らんのひと時を過ごされたようだ。

 美智子さまは、同じく2005年の文書回答で「清子は、私が何か失敗したり、思いがけないことが起こってがっかりしている時に、まずそばに来て『ドンマーイン』とのどかに言ってくれる子どもでした。これは現在も変わらず、陛下は清子のことをお話になる時、『うちのドンマインさんは…』などとおっしゃることもあります。あののどかな『ドンマーイン』を、これからどれ程懐かしく思うことでしょう」とも述べられている。

 天皇陛下が退位された後は、これまでよりも近しい家族の一人として、紀宮さまのことを頼りになさるのではないだろうか。

 4月17日~19日、天皇皇后両陛下は伊勢神宮の外宮(げくう)と内宮(ないくう)を参拝して退位を報告されるため、三重県を訪問された。在位中最後の地方訪問となったこの旅にも、神宮祭主である黒田清子さんの姿はあった。

 最終日、両陛下を乗せた臨時専用列車が近鉄・賢島駅を出発してから約1時間後、黒田清子さんも静かに賢島駅の改札を通り、帰京した。ブラウンのスーツを着て、ご自身のハンドバッグを片手に持っていた姿は、凛として美しかった。気がついた一般の人の中には思わずスマホのカメラを向けた人もいたが、黒田清子さんは、まっすぐ前を見て歩いていかれた。

 その足の運びと背格好は、美智子さまとよく似てこられたように思った。

(佐藤 あさ子)

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