佳子さまICUご卒業から半年、注目される「これからの仕事」 オーストリアとハンガリーへ初の海外公式訪問

文春オンライン / 2019年9月26日 5時30分

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9月15日、オーストリアとハンガリーを公式訪問するため、羽田空港を出発される佳子さま ©時事通信社

 秋篠宮家の次女・佳子さま(24)が、日本との外交関係樹立から150周年を迎えたオーストリアとハンガリーの公式訪問を終え、帰国された。佳子さまにとっては初めての海外公式訪問。両国の大統領を表敬訪問されたほか、150周年を記念するレセプションや夕食会に出席された。

お手元の原稿にはうっすらと黄色いラインが

 秋篠宮妃紀子さまは9月11日の誕生日に際して、宮内記者会からの質問に文書で回答され、〈次女にとっては初めての外国への公式訪問であり、本を読み、専門家の話を聞くなどして、熱心に準備を進めているように感じます。与えられた務めをしっかりと果たせるよう、願っております。〉と佳子さまへのお気持ちを綴られている。

 しかし、姉の眞子さま(27)の海外公式訪問と比較して、佳子さまの訪問日程が比較的ゆったりとしたものであること、7月のペルー・ボリビアご訪問で眞子さまが公式にあいさつされる場面は7回あったこと(非公式のものも含めるとおよそ10回)などが「週刊新潮」や「女性セブン」で報じられた。

 今回のご訪問で、佳子さまがあいさつに立たれたのは2回。オーストリアの首都・ウィーンでのレセプションで、「両国の友好関係が、これからも大切に末永く引き継がれていきますことを心より願っております」と述べられたという。

 私が注目したのは、17日、ウィーンであいさつされる佳子さまのお手元の原稿に、うっすらと黄色いラインが透けて見えたことだ。佳子さまがマーカーを引かれたのだろうか。入念に準備をなさっていることがうかがえた。

羽田空港ご出発の時より、佳子さまの前髪が……

 まずはウィーンに到着された佳子さま。15日に羽田空港を出発される時と比べると、ヘアメイクのためか佳子さまの前髪が心なしか短くなったように見え、アイメイクや眉メイクが際立っていた。イマドキのヌーディでアイラインを強調するメイクは、現地の人々の印象にも残ったのではないだろうか。初日の16日にはオーストリアのファン・デア・ベレン大統領を表敬訪問。淡いクリーム色の振袖は若々しく、佳子さまにとてもお似合いだった。

 その他にも佳子さまは、ハプスブルク家の王宮だったホーフブルク宮殿内にあるシシー博物館を見学されたり、アウガルテン宮殿で「天使の歌声」と称されるウィーン少年合唱団の合唱を、国立歌劇場ではバレエ「シルヴィア」を鑑賞された。とりわけ、ウィーン日本人国際学校を訪問された時は、佳子さま持ち前の明るさを発揮されているように感じた。小学生とかるたを楽しまれ、中学生の英語劇を鑑賞された時は、「セリフを覚えるのは難しくないですか」と優しく声をかけられていたという。

 19日には、ハンガリーの首都・ブダペストへご移動。市内を一望できるゲッレールトの丘を訪問された。翌日ハンガリーのアーデル・ヤーノシュ大統領を表敬訪問された佳子さまは、「ブダペストの景色はご覧になりましたか」と尋ねられると、「非常にきれいでした」と答えられたという。その後は国会議事堂や、世界文化遺産のパンノンハルマ大修道院をご視察、そして日本語を学ぶ現地の大学生と交流されるなど、全体の日程を通して、両国の観光名所をめぐるとともに友好親善にも努められた。

 9月15日から25日の10日間にわたって、佳子さまの海外公式訪問のご様子をテレビの映像などを通じて目にした人は多かったのではないかと思う。佳子さまは人々の話に耳を傾けられながら、時折頷かれ、いつでもにこやかな笑顔を浮かべられていた。日本での公務ではスカート丈やシルエットなどから佳子さまの個性が感じられることは多いが、今回のご訪問では、振袖のほかに、ふわっとしたAラインのワンピースをお召しになるなど、ややコンサバティブな印象を受けた。

国際基督教大学を卒業されてから間もなく半年

 内親王として初めて、本格的に公務に臨み、海外を公式訪問した紀宮さま(現・黒田清子さん)からは「ノブレスオブリージュ」(高貴な者の義務)という言葉を思い起こす。現在より報道は少なかったものの、ヨーロッパや中南米などへも公式親善訪問を重ねられた。

 紀子さまは前述の文書回答のなかで、〈次女の佳子は、今年、大学を卒業し、6月には、私が長く携わってきた「産経児童出版文化賞贈賞式」に出席しました。また、「全日本高等学校馬術競技大会」への出席など、これまでの公的な仕事も引き続き、おこなっています。〉と佳子さまの継続的なご活動について評価されていた。

 佳子さまは帰国後、9月28日から鳥取県を訪れられ、全国高校生手話パフォーマンス甲子園に臨席される。10月には茨城県で、全国障害者スポーツ大会の卓球のご観戦などが予定されているという。

 国際基督教大学(ICU)を卒業されてから間もなく半年。佳子さまはICUで心理学を専攻され、ご卒業に際しての文書回答では〈大学生活で、一つの分野を集中的に学んだ経験も、幅広く学んだ経験もこれからの仕事に活かすことができれば嬉しく思います。〉と述べられた。

 佳子さまが、これからどのような公的活動に取り組まれ、皇室の中で役割を果たされるのか。佳子さまご自身が、模索されているところなのかもしれない。佳子さまのご活動に対して、そうした意識を向ける国民は少しずつ増えていくのではないだろうか。

(佐藤 あさ子)

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