メーガン妃「王室離脱ショック」のイギリスに雅子さまご訪問の“微妙なタイミング”

文春オンライン / 2020年1月21日 6時0分

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天皇皇后両陛下。雅子さま2019年12月9日の54歳御誕生日を前にして(宮内庁提供)

 菅義偉官房長官は1月14日の記者会見で、天皇・皇后両陛下が4月から6月の間をめどに、英国を訪問される方向で調整すると発表した。英国側から招待があったもので、昨年5月の即位後、両陛下が外国を訪問されるのは初めてのこと。雅子皇后のご同行が実現すれば、2015年のトンガ訪問以来の外国訪問となる。

 宮内庁関係者が語る。

「天皇陛下は1983年から85年まで、英オックスフォード大学マートンコレッジに留学されています。皇后陛下も1988年から90年まで同大学のベーリオールコレッジに留学された経験があります。皇室と英国王室の歴史を紐解けば、上皇陛下の初めての外国訪問は、皇太子時代の1953年に昭和天皇のご名代としてエリザベス女王の戴冠式に参列されるためのものでした。

 昭和天皇の即位後初の外国訪問も1971年の英国など3カ国公式訪問を含む欧米8カ国歴訪の旅です。英国は天皇陛下の即位後最初の訪問地として最もふさわしいといえると思います。ただ、気になる点もあります。令和に入り、安倍晋三政権下で最初に招いた国賓は、米国のトランプ大統領です。この春には中国の習近平国家主席も、国賓として迎える方向になっています。両陛下の初訪問地が英国となると、どうしても皇室の国際親善が『大国優先』だというイメージで捉えられてしまうのではないかという懸念があるのです。“平成流”では皇室は国の大小で区別しないというものでしたから」

雅子さまとメーガン妃 重圧にさいなまれた「共通点」

 英国王室が、ヘンリー王子と妻のメーガン妃の王室離脱問題で揺れている最中の訪問発表というのも、微妙なタイミングといえるのではなかろうか。

「皇后陛下はご結婚後、常に“お世継ぎ”を産むことを求めるプレッシャーに悩まれてきました。欧州各国の王室とは異なり、お世継ぎは男系男子に限るという皇室の伝統の前に『男の子を産まなければ』という重圧にさいなまれてこられたわけです。それが2004年5月のいわゆる『人格否定発言』につながったのです。皇后陛下は皇室の中で肩身の狭い思いをされてきました。もしかすると、エリザベス女王との不和やヘンリー王子の兄・ウィリアム王子の妻・キャサリン妃との確執が噂され、英国王室で浮いた存在となっていたメーガン妃に、皇后陛下がシンパシーを感じられている可能性も否定できません」(同前)

雅子さま「V字回復」で歌会始に17年ぶりご出席

 1月16日には、天皇・皇后両陛下をはじめ皇族方が臨席される新年恒例の歌会始の儀が、皇居・宮殿で行われた。雅子皇后のご臨席は2003年1月以来、実に17年ぶりとなった。

「V字回復」などと言われるまでに公務へのご出席が増えている雅子皇后だが、同年12月に帯状疱疹と診断されて病気療養に入られ、翌年の人格否定発言があってから、長年、公務がままならない状況が続いていたことを考えれば、お代替わり前後のご回復ぶりはまさに文字通りV字と呼べるものであろう。皇室担当記者が語る。

「両陛下の英国訪問がほぼ本決まりとなったことで、現在、注目されているのが、皇后さまが外国訪問を前に通常行われるはずの記者会見に臨まれるかどうかです。なぜなら、皇后さまが記者会見に臨まれたのは、ニュージーランドと豪州ご訪問を前に行われた2002年12月5日の会見が最後だからです。病気療養に入ってからは誕生日の記者会見も行っておらず、文書で感想を発表されるだけです。外国訪問に際しても、皇太子夫妻としての記者会見はされていません。

 2006年にご家族でオランダに行かれたときはご静養目的ということで記者会見はありませんでした。2013年にウィレム・アレキサンダー国王の即位式に参列するためオランダを訪問されたときも、行われていません。トンガご訪問の際も然りです。上皇・上皇后両陛下がご高齢となられる中で、宮内庁はご負担軽減策として2009年、式典における天皇としての『おことば』の多くを取りやめる決定を行い、外国訪問の際の記者会見も同年のカナダと米国ご訪問から行っていません。ですが、これはあくまでもご高齢が理由なのです」

雅子さまの肉声は17年以上、国民に向けて発せられていない

 つまり雅子皇后の肉声も、17年以上にわたって国民に向けて発せられていないということだ。文書の上でも、ご感想は発表しているが、記者などとの質疑には17年間、一切、応じられてこなかったわけだ。

「だからこそ注目されているのです。ご結婚前、外交官としてのキャリアアップを目指していた皇后さまは“お妃候補”としてテレビ、新聞、雑誌の記者やカメラマンに追い回され、徐々に外堀を埋められていきました。もちろん、ご結婚を決意されたのは天皇陛下の『僕が一生全力でお守りしますから』という一言が大きかったといわれていますが、マスコミに嫌悪感を持たれていたのは確かでしょう。

 長期療養に入られた後も、オランダでのご静養の際には週刊誌に『総費用はなんと1億円超』などと書かれて贅沢批判をされています。皇后さまがマスコミを好きなわけはない。やはり記者会見で直接質疑を行うというのは、大きなハードルがあるといえるでしょう。しかし、天皇・皇后の外国訪問には事前の記者会見が必須です。王族の葬儀出席のような緊急性のあるものならば例外もありますが、目的が国際親善ならばなおさらなのです」(同前)

 雅子皇后のご体調に波がある以上、無理はさせられないというのが、皇室を支える宮内庁の立場だろう。だが、外国には赴くが、記者会見は絶対にやらないということでは、なかなか国民の理解は得られないのではないか。何より多くの国民が、国民に向けた雅子皇后の肉声をぜひお聞きしたいと思っているのだから。

(朝霞 保人/週刊文春デジタル)

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