「おちょやん」杉咲花 3歳で別れた父親は“伝説のバンド”のリーダーだった

文春オンライン / 2021年1月24日 11時0分

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音楽一家に生まれた杉咲

 NHK連続テレビ小説「おちょやん」。貧しい家に生まれた竹井千代が両親と別れ、女中奉公に出された芝居茶屋から女優を志す物語だ。ヒロイン・杉咲花(23)もまた、幼い頃に実の父親と生き別れていた――。

日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞

 芸能関係者が解説する。

「子役出身の杉咲は、16年の朝ドラ『とと姉ちゃん』でヒロイン・高畑充希の妹役を好演。映画『湯を沸かすほどの熱い愛』では、いじめを受けて教室で下着姿になる体当たりの演技が評価され、翌17年に日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞しました」

 おちょやんは「大阪のお母さん」と呼ばれた名女優、浪花千栄子がモデル。東京出身の杉咲だが、大阪ことばを指導する関西芸術座の松寺千恵美氏が評する。

「音感の良い花ちゃんは直ぐに正しく音を聞き取り、話せる人でした。台詞も手本の音を聞き、台本に印をつけ覚えている。今や、どの大阪の若者より大阪ことばを話せる人かもしれません。本人曰く『気持ちがぶつけられて結構好き』とか。『(大阪ことばが馴染んで)スタジオの方が気持ちが落ち着く』と言っていたのが忘れられないですね」

 現場では、“母親たち”のやり取りにも興味津々。

「共演する篠原涼子や井川遥が休憩中に『学校はどう?』とママ同士の会話で盛り上がっていたのですが、横で杉咲は『へぇ』と感心したように頷いていた。かつて『子どもも欲しい』とも将来像を語っていました」(NHK関係者)

父親は“伝説のバンド”のリーダー

 そんな杉咲の母親は歌手兼キャンドルアーティストのチエ・カジウラ。そして、父親はと言うと、

「“伝説のバンド”レベッカのリーダーで、ギタリストの木暮武彦です。レベッカを85年に脱退後、86年にRED WARRIORSの一員として再デビュー。90年に同じレベッカのボーカル、NOKKOと結婚しました。ところが、93年に2人は離婚。その後、カジウラと再婚し、97年に杉咲が生まれたのです」(事務所関係者)

 2人は娘を「花」と名付けた。ところが、“どこで壊れたの”か――。

「木暮とカジウラは杉咲が3歳の時に離婚。以降、母親が女手一つで育ててきた。以来、杉咲は木暮と没交渉だといいます」(同前)

「小さい頃からずっと母と2人」

 杉咲自身、18年4月に出演した「A-Studio」(TBS系)で、母親との生活をこう語っていた。

「1人っ子で母子家庭なんですよ。小さい頃からずっと母と2人なんですけど、すごい自由に色んな事をやらせてくれました。母が私の幼稚園の時の学芸会の演技を見て、事務所に入れたいと思ったらしくて」

 両親の離婚後まもなく、芸能界入りした杉咲。当初は「梶浦花」の名義で活動していた。子役の仕事だけでなく、「習い事も本当にたくさん習って、色んな経験をした」(同前)という。

 小学4年生から中学卒業まで通っていた乗馬クラブの関係者が明かす。

「週に1度、1時間ほどの活動に熱心に参加していた。中1の時に落馬したこともありますが、後輩へのメッセージで『落馬する時は手綱は外しちゃダメ』とアドバイスも残していました」

 芸能界は1度離れたものの、事務所を変え、「杉咲花」として13歳で再デビュー。朝ドラヒロインの座を掴み取るまでになった。

 所属事務所に尋ねると、

「(木暮との関係は)プライベートなことなので、回答は差し控えさせて頂きます」

 母親のカジウラは「(杉咲は)全身全霊で頑張っておりますので」などと回答。

 一方、3度目の結婚を果たした木暮。芸能界で“花”を咲かせた娘を遠くから見守っているのだろう。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年1月21日号)

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