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ダイソーの“100均釣り具”で釣れるのか? 堤防で検証してみると意外な大物が…

文春オンライン / 2021年7月9日 6時0分

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左から サビキ仕掛け、ちょい投げ仕掛け、ウキ仕掛け、胴突き仕掛け

 新型コロナで「ソーシャルディスタンス」を確保しやすいアウトドアが脚光を浴びている。中でも釣り人気の回復ぶりが著しく、私自身、釣り場へ出向くと人の多さに圧倒される。特に釣りを始めたての方が多い印象だ。

 釣り人が増えると同時に、全国に店舗を展開する「100均」で知られるダイソーが、圧倒的コスパで釣り具を販売して釣り業界に激震をもたらしている。今回はダイソー釣り具で実際どんな釣りができるのか、注目アイテムの紹介と実釣検証をしてみたいと思う。

ダイソーは釣りを始めたい方向けのラインナップが豊富!

 ダイソー釣り具の代表的なアイテムと言えば、まずは堤防釣り仕掛け。足場の良い堤防は、初心者にもとっつきやすいフィールドだ。

 こちら各種1パック100円で購入できる。

 セット仕掛けでより手軽に開始したい方は、「サビキ仕掛けセット」や「ちょいなげ仕掛けセット」もあるのでこちらをオススメ。結ぶだけで即釣りができる便利なアイテムになっている。

 近海だと、サビキでイワシやアジ、ちょい投げではキスやハゼが釣れる。

 このようなライトな釣りを行う際は、同じくダイソーから発売されている竿とリールのセット(1000円)がオススメ。

 100均で100円以外のアイテムが売っていることは今では珍しくないが、釣り具においても100~1000円までの商品が揃っている。とりあえず安く始めてみたい方は、上記ダイソーアイテムだけで釣りが開始できるようラインナップされている。

手軽にできる仕掛けを購入して何が釣れるか検証

 さて、実際に先ほど紹介したアイテムを持って釣り場へ行ってきた。

 釣り餌は、近所の釣具屋で購入した(※ダイソーではコマセや虫餌は販売されていない)。

 朝のうちは爆風のため釣れない時間が続いたが、チャンスタイムの夕方になるとサビキセットでアジや大量のイワシを釣ることができた。イワシが群れている場合、餌がある限り釣れ続けることから釣り人は皆「無限イワシ」という。

 こんな日に当たれば勝確である。

 また夜のウキ釣りでは、アオイソメという虫餌を使ってメバルやこんな大物(カサゴ)がヒット。夜釣りは不意に大物が掛かることがあるので、「ハリス」と記載されているラインは太目を選択しておきたい。

 魚が触れない方、手を極力汚したくない方は、魚つかみ(200円)や仕掛け外し(100円)もあるので一緒に用意しておこう。

 この日は一日釣りをしてアジ・イワシ・メバル・カサゴなど多数の魚を釣ることができた。足場の良い堤防では、ほぼダイソーで揃えられる2000~3000円分の釣り具だけで十分釣りを楽しむことができる。

2021年発売の竿とリールがヤバい!

 これまで仕掛け中心にアイテムを拡充させてきたダイソーだが、2021年は釣り竿やリールにも力を入れている。例えば、800円の振り出しロッド(270cm)と700円のリール(3000番)だ。

 初代「ダイソータックル」は、釣り竿とリールセットで1000円だった。ゆえにそれぞれ釣り具量販店で買う物より竿が短い(全長180cm)、リールのラインが細く強度がないなど価格相応のデメリットもあった。

 しかし、今年発売したアイテムはその点を改善しつつ、価格とのバランスがとられたものになっている。

 ダイソーの売り場でも、800円は「エマージェンシーシェルター」や「スープジャー」などが並ぶハイエンドクラス。それでも、釣り竿の相場で見ると800円で買える格安竿はそうない。

 私自身、発売直後に700円のリール(3000番)と合わせて購入してみたが、270cmの長さは堤防や岸壁での釣りにおいて非常に取り回しが良かった。

 リールに巻かれているラインの太さも4号と太めなので、重い仕掛けの遠投にも対応し、狙える魚が格段に増えた。

 この日はザリガニを餌に大物を狙ったところ、40cmのキビレと想定外のマダコまで釣れた。

 ダイソーよ、ここまで来たか……。

 他にも1000円のルアーロッド、ルアーなど釣り界隈を驚かせるアイテムが次々と発売されるなど、餌釣りに限定しない幅広いジャンルを展開している。

 ちなみにこのルアーロッドは通称「海のギャング」であるウツボを釣り上げられるほどのパワーを有していた。

 1本持っておくことでルアーゲームから堤防の中・大物釣りまで、広いターゲットの釣りを組み立てられる。

 お手軽な金額で釣り具を揃えられるおかげで、釣りのハードルはどんどん下がってきた。ダイソーが釣りを始めてみたい初心者層の大きな受け皿となっているのは間違いなさそうだ。

 また、ある程度釣りをやってみてステップアップしたい方は、釣り具量販店で竿を新調したり、特定の魚種に特化した仕掛けを買うことをオススメする。ダイソーで扱っている釣り具はほんの一部なので、釣り具屋(通称「魔界」)へ行くとその品揃えの豊富さに驚くだろう。

釣りを行う際の注意点

 最後に釣りを楽しむために心がけて欲しい3つのルールを聞いてもらいたい。

(1)釣りをする際は必ずライフジャケットを着用する

 釣り中の水難事故は後を絶たない。自分だけは大丈夫といった油断は取り返しの付かない結末になる恐れがある。

(2)釣り場に入る際、隣の釣り人と距離が近い場合は一声掛けよう

 釣りによって距離感が変わるので難しいところではあるが、堤防や漁港など比較的人が集まりやすい釣り場は一声かけることでお互い気持ちよく釣りができる。

 特にトラブルの要素として多いのが、隣に入られた側は「こんな狭いところに!」と不快に思う場合がある。声掛けで距離感を確認することで不要なトラブルは避けられる。

(3)釣り場の原状復帰を心がける

 サビキ釣りで使用したコマセは時間が経つと悪臭に変わるので、堤防にこぼれたコマセは洗い流して帰ろう。近年、釣り人によるゴミの放置やコマセによる悪臭問題で閉鎖される釣り場も増えている。

 ダイソーでも300円で水汲みバケツが売っているので手洗いや堤防の掃除用に購入し釣り場を清掃して帰ろう。

 今回紹介したアイテムは「 ぬこまた釣査団チャンネル 」でも詳しく紹介しているので、釣りを始めたい方、もっと釣りを知りたい方は、ご視聴&チャンネル登録をよろしくお願いします。

写真=ぬこまた釣査団(大西)

(ぬこまた釣査団(大西))

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