1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

夫・松坂桃李は主演続き、長瀬智也、永野芽郁はさらなる魅力を… パートナーのポテンシャルを引き出す“最新版・戸田恵梨香”の才能

文春オンライン / 2021年8月27日 17時0分

写真

©AFLO

 ここにきて、またひとつ上の次元へ昇った印象の戸田恵梨香さん。

 2019年に朝ドラ『スカーレット』(NHK)で主演を務めた彼女ですが、昨年12月に俳優・松坂桃李さんと電撃結婚してからというもの、存在感がさらに際立ってきているように感じます。 

 今年に入って彼女が開花させた才能、それは“引き立て力”。

 戸田さん自身の輝きが増しているだけでなく、隣にいる人物をより一層輝かせる能力。プライベート面でも仕事面でもパートナーとなる人物のポテンシャルをMAX値まで引き出すのが、アップデートされた“最新版・戸田恵梨香”なのではないでしょうか。

 戸田さんと言えばこれまで松山ケンイチさん、村上信五さん、綾野剛さん、勝地涼さん、加瀬亮さん、成田凌さんらとの熱愛報道が出ていたため肉食系女優と呼ばれることもあり、自分の芯をしっかり持っている勝気な女性というイメージがありました。そのため他者を光らせる“引き立て力”の才能を開花させたということを、意外に感じる方も多いかもしれません。

 そこで今回は恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーである筆者が、戸田さんの“引き立て力”について分析していきます。

株が上がりまくる松坂桃李、2021年は飛躍の年に?

 プライベートで人生のパートナーとなった松坂さんの今年の活躍ぶりは、目を見張るものがあります。

 松坂さんは、2009年に特撮ドラマ『侍戦隊シンケンジャー』(テレビ朝日系)でレッドを演じ俳優デビューして以来、2012年の朝ドラ『梅ちゃん先生』などに出演してブレイクし、2018年には社会派問題作の主演映画『娼年』で体当たりの演技を魅せるなど、人気と実力を兼ね備えた俳優でした。

 ですが昨年12月に結婚発表して新婚となって迎えた今年は、松坂さんの株はさらに上がっており、飛躍の年となる勢いなのです。

 例えば、今年の4月クールには『今ここにある危機とぼくの好感度について』(NHK)と『あのときキスしておけば』(テレビ朝日系)、同時期に2本の連続ドラマに主演しています。バイプレイヤーで同時期に放送されるドラマを掛け持ちする俳優は少なくありませんが、主演ドラマが同じクールに放送されるのはなかなかレアなケース。俳優としての需要が高まっているのは間違いないでしょう。

 また、8月20日から公開開始した主演映画『孤狼の血 LEVEL2』は、公開初日の興行収入は前作比110%超を記録し、興行収入約8億円だった前作『孤狼の血』を上回る好スタート。

 この映画は、そういった数字以上に、松坂さんにとって意味・価値のある作品となっているように感じます。2018年公開の前作は、主演を役所広司さんが務め、松坂さんはその相棒役として助演していたのですが、“警察小説×『仁義なき戦い』”と評されることもあるほど、映画業界内での注目度が非常に高かった作品でした。警察組織と暴力団の双方で存在感を高めるマル暴刑事を描いた『孤狼の血』は、深作欣二監督の伝説の5部作『仁義なき戦い』シリーズと比較されることもあった映画で、第2弾となる今作は役所さんから松坂さんが主演を引き継いでいるのです。

座長として「引っ張る」ではなく「受け止める」

 松坂さんは「映画.com」の本作についてのインタビューで、次のように語っていました。

「初日に、座長として引っ張るとかではないなって感じたんです。そもそも、このチームを僕が引っ張ると考えること自体が違うと思いましたし、それよりも全員で前作を超えていくものを作るんだ! という意識の方が強くなりました。(~中略~)皆さん(共演する俳優陣)に対しては、溜まっているものを全部ここにぶつけてください! 全部受け止めるんで! という、発散して帰って欲しいなあという気持ちでいました」

 と、達観したような撮影中の気持ちを述べていましたが、この大役を任されたことは役者冥利に尽きるのではないでしょうか。

 これらは結婚発表前から決まっていた仕事だと思われますが、戸田さんの存在が、彼の輝きを最大限引き出したとも考えられるでしょう。

李相日監督も役者として非常に高く評価

 一方、今年7月には、映画『悪人』(2010年)、『怒り』(2016年)などで知られる李相日監督の最新作『流浪の月』(2022年公開予定)に、広瀬すずさんとダブル主演することが発表されました。

 李相日監督が発表したコメント内には、「松坂桃李君のこの作品への意気込みには驚嘆するばかりです。身体つきはもちろん髪や体毛の一本一本、皮膚感にいたるまで役に向けて丁寧に積み上げていく執念には心が震えます」との言葉があり、役者としての彼を非常に高く評価していることがわかります。

 戸田さんと結婚後の松坂さんは、こうして業界内外で株を上げ続けているのです。

長瀬智也と永野芽郁の輝き

 結婚後の今年、戸田さんは2本のドラマに出演しています。

 1本目は今年1月クールに放送され、長瀬智也さんの芸能界引退作品となったドラマ『俺の家の話』(TBS系)。2本目は永野芽郁さんとダブル主演で現在放送中の7月クールドラマ『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』(日本テレビ系)。

『俺の家の話』は、長瀬さんの引退作品を盟友・宮藤官九郎さんが脚本を手掛けるということで、放送前から話題を集めており、戸田さんは長瀬さん演じる主人公に恋をするヒロイン役。全話平均視聴率は9%台(ビデオリサーチ調べ/世帯平均視聴率/関東地区、以下同)にとどまりましたが、この作品は「ドラマ満足度ランキング」(オリコン調べ、以下同)で非常に高い評価を受けていたのです。

「ドラマ満足度ランキング」で常に上位をキープしていた『俺の家の話』は、最終回1話前となる第9話で、それまで1月クールドラマで不動の1位だった綾瀬はるかさん主演ドラマ『天国と地獄~サイコな2人~』(TBS系)を抜いて、首位の座を獲得したほどでした。

主演を立てながらも発揮する、戸田ならではの“引き立て力”

 戸田さん演じるヒロインは謎の介護ヘルパーという難しい役どころで、本作の2大テーマである“家族”と“介護”を描くうえで欠かせないキャラクター。特に長瀬さんの最後のラブロマンスのお相手役ということで、プレッシャーもあったかもしれませんが、彼が最後に一際大きく輝けたのは、主演を立てながら自身の存在感も発揮する戸田さんならではの“引き立て力”が、存分に活かされたからではないでしょうか。こうして長瀬さんの芸能界引退に華を添えたのです。

 そして現在放送中の『ハコヅメ』は、戸田さん演じる元刑事課エースの先輩警察官と、永野さん演じる新米の後輩警察官を中心に描かれた交番コメディ。

 東京五輪開催中の放送回があったことや、永野さんが新型コロナに感染したため、総集編メインの特別編が2週に渡り放送されたこともあり、視聴率は一桁台に下落しました。しかし、通常放送が再開された第5話は、番組最高となる視聴率12.5%を叩き出しました。

「ドラマ満足度ランキング」でも、高視聴率を連発している鈴木亮平さん主演の『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(TBS系)を抑え、第1話~第4話まで4週連続1位を獲得。高視聴率でなおかつファンの満足度も高いという、非常に優秀な作品となっているわけです。

 本作は戸田さんと永野さんのダブル主演ですが、永野さん演じる新米警察官の視点で物語が描かれることが多く、そんな彼女の成長物語という側面も強いため、こちらでも先輩役の戸田さんの“引き立て力”がものを言っているように感じられてなりません。

戸田の演技はその現場の空気感を支配するレベルか

 YouTubeの「日テレドラマ公式チャンネル」が公開している『ハコヅメ』キャストのコメント動画などを見ると、戸田さん、永野さん、ムロツヨシさんといった出演者同士がとても仲睦まじく、非常に雰囲気のいい撮影現場であることがわかります。

 また戸田さんと永野さんが、第1話放送日に番宣で情報番組『バゲット』(日本テレビ系)に出演した際、戸田さんが永野さんのことをこう評していたのです。

「とにかくかわいいんですよぉ。犬で例えるとチワワみたいな感じなんです。キラッキラして、尻尾がまるで見えるかのように表情豊かなので、すごいキュンキュンするんですよね」

 永野さんの立場からすると、10歳以上年上の先輩女優とのダブル主演ともなれば、先輩側の態度がちょっとでもピリついていれば演じにくくなってしまいそうなもの。ですが戸田さんのこういった柔和な表情を前にすれば、永野さんは伸び伸びと演じられるでしょう。

公私ともに充実している“最新版・戸田恵梨香”

 今の戸田さんは撮影中の演技にも撮影外の素の一面にも、余裕が漂っているように見えます。数々のドラマや映画で主演し、なかでも朝ドラ『スカーレット』の現場で半年間座長として引っ張ったという経験が、圧倒的な自信につながったのかもしれません。

 以前は類まれな高い役者能力を自身の演技に集中させていたところを、現在はそれを共演者を活かすことにも使い、輝かせているといった印象を受けるんです。かといって、戸田さんが演じる役が影にまわっているわけではなく、彼女の演じるキャラクターもきちんと魅力的に“立って”いる。

 貫禄や存在感で言えばもはや年配の大御所女優級の佇まい。戸田さんの演技がその現場の空気を支配しているとも思えるレベルなのです。

 朝ドラ主演を含むこれまでの経験・実績を引っ提げ、プライベートでは結婚という幸せを手に入れて公私ともに充実している“最新版・戸田恵梨香”。そんなアップデートされた彼女がひとつ上のステージに到達して得たのが、隣に並ぶ人物を光らせる“引き立て力”だったのではないでしょうか。今の彼女はもはや無双状態と言えるかもしれません。

(堺屋 大地)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング