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「だから、今から考えるってゆうてるやん!」阪神・矢野燿大監督が監督会見でキレた理由

文春オンライン / 2021年9月20日 6時0分

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前半戦は絶好調だったが…… ©共同通信社

 16年ぶりのリーグ優勝に向かって走る阪神タイガース。だが、矢野燿大監督(52)には全く余裕が見られないという。一体なぜか。

「佐藤輝明(22)の絶不調です。前半戦は20本塁打をマークし、新人本塁打王も狙える勢いでしたが、後半戦は他球団が徹底分析。執拗な内角攻めでフォームが完全に崩された」(番記者)

「だから、今から考えるってゆうてるやん!」

 途中出場した9月9日のヤクルト戦でも2打席連続三振。これで35打席連続ノーヒットとなり、試合も3対13と大敗した。この試合後の監督会見で、ある“事件”が勃発したのだ。

「担当記者が矢野監督に佐藤輝の処遇について聞くと、『今から考える』と煮え切らない対応でした。しかし、もしも二軍行きが決まればトップで報じなければならないので、改めて『どうするんですか』と問うたのです」(スポーツ紙デスク)

 すると矢野監督は、「だから、今から考えるってゆうてるやん!」と逆上。マスク越しだが、その顔はこわばっていたという。

 ところが、この発言内容は翌日の新聞やネットニュースではカットされていた。

「会見後、球団は各メディアを呼んで、『佐藤輝は二軍降格がほぼ決定したと書いてもらっていいが、監督がキレた場面は載せないように協力して下さい』と説得していた。コロナ禍以降、取材規制を盾に、都合の悪いコメントを載せないように要請する動きが続いていますが、無視して書いて監督の優勝手記を引き上げられたらどうしようもない。どこのメディアも渋々呑んでいます」(同前)

矢野監督が焦る理由とは?

 これだけ矢野監督が焦るのには理由がある。佐藤輝の不調は、自らの進退にも関わってくるからだ。

「矢野監督は3年契約の最終年。7月には球団が来季続投方針を固めたとメディアが一斉に報じましたが、もし後半戦で失速して優勝を逃せば、責任を取って辞めさせることもこの球団だと大いにありえる。加えて阪神の未来を担う佐藤輝を復活させられなければ、指導力不足の烙印も押されますからね」(前出・番記者)

 9月2日、甲子園の室内練習場では佐藤輝の周りに矢野監督、井上一樹ヘッドコーチ、北川博敏打撃コーチらがバットを持って集まり、身振り手振りで必死に指導する姿が見られた。

 だが、当の本人に焦りはあまりないようだ。

「大学時代も打率1割台に低迷した時期があったが、テルはよく『今までが出来すぎ』と言ってましたから。マイペースな性格も変わらず、最近も『なるようになりますよ』と泰然としていたので、周りがジタバタしない方がいいんですけどね」(大学野球関係者)

 矢野監督は“虎の子”の復活を祈るしかない。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年9月23日号)

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