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第166回直木賞 今村翔吾さん(37)の「塞王の楯」と米澤穂信さん(43)の「黒牢城」のW受賞が決まる

文春オンライン / 2022年1月19日 18時8分

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今村翔吾さん ©山口真由子

第166回芥川賞 砂川文次さん(31)の「ブラックボックス」の受賞が決まる から続く

 1月19日、第166回直木三十五賞(日本文学振興会主催)の選考会が東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、今村翔吾さん(37)の「塞王(さいおう)の楯(たて)」(集英社)と米澤穂信さん(43)の「黒牢城(こくろうじょう)」(KADOKAWA)が選ばれた。

 直木賞は、前回第165回の佐藤究さんと澤田瞳子さんに続いてのダブル受賞になった。

受賞者の経歴は…

 今村翔吾さんは、1984年6月18日京都府木津川市生まれ。2017年文庫書下ろし『火喰鳥羽州ぼろ鳶組』でデビュー。18年「童神」で第10回角川春樹小説賞を受賞(刊行時に、『童の神』と改題)。直木賞は、3回目のノミネートだった。

〈作品〉『火喰鳥羽州ぼろ鳶組』2017年祥伝社文庫刊=第7回歴史時代作家クラブ賞・文庫書き下ろし新人賞(ほか「羽州ぼろ鳶組シリーズ」12冊)。『くらまし屋稼業』18年ハルキ文庫刊(ほか同シリーズ7冊)。『童の神』18年角川春樹事務所刊=第8回本屋が選ぶ時代小説大賞候補、第160回直木賞候補、第10回山田風太郎賞候補。『ひゃっか!』18年文響社刊。『てらこや青義堂師匠、走る』19年小学館刊。『八本目の槍』19年新潮社刊=第41回吉川英治文学新人賞受賞。『じんかん』20年講談社刊=第163回直木賞候補、第11回山田風太郎賞受賞。21年、「羽州ぼろ鳶組」シリーズ(17-20年祥伝社刊)で第6回吉川英治文庫賞受賞。『塞王の楯』21年集英社刊。 

 米澤穂信さんは、1978年3月岐阜県生まれ。2001年『氷菓』で第5回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞を受賞し、デビュー。直木賞は、3回目のノミネートだった。

〈作品〉『氷菓』2001年角川書店刊。『インシテミル』07年文藝春秋刊。『追想五断章』09年集英社刊。『折れた竜骨』10年東京創元社刊=第64回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)受賞。『満願』14年新潮社刊=第27回山本周五郎賞受賞、第151回直木賞候補。『真実の10メートル手前』15年東京創元社刊=第155回直木賞候補。『黒牢城』21年KADOKAWA刊=第12回山田風太郎賞受賞。

 直木三十五賞は、菊池寛(明治21年~昭和23年)が芥川賞とともに、昭和10年に制定したもの。新進・中堅作家によるエンターテインメント作品の単行本(長編小説もしくは短編集)のなかから、最も優秀な作品に贈られる。正賞は懐中時計、副賞は100万円。「オール讀物」3・4月合併号(2月22日)に受賞作の一部と選評が掲載される。

 現在の選考委員は、浅田次郎・伊集院静・角田光代・北方謙三・桐野夏生・髙村薫・林真理子・三浦しをん・宮部みゆきの各氏が務めている。

■第166回直木三十五賞 候補作(出版社)※作者五十音順・敬称略

逢坂冬馬「同志少女よ、敵を撃て」(早川書房)
彩瀬まる「新しい星」(文藝春秋)
今村翔吾「塞王の楯」(集英社)
柚月裕子「ミカエルの鼓動」(文藝春秋)
米澤穂信「黒牢城」(KADOKAWA)

第166回芥川賞は砂川文次さん、直木賞は今村翔吾さんと米澤穂信さんの受賞決まる へ続く

(「文春オンライン」編集部)

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