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大病で激ヤセ説も…杖をついて歩く張本勲(83)を直撃した

文春オンライン / 2024年6月21日 11時30分

大病で激ヤセ説も…杖をついて歩く張本勲(83)を直撃した

「喝だ!」は張本氏の18番

「痩せたっていっても、もう年も年だからさ。大病したわけでもないし。病気だとかいう奴がいたら、『バカタレ! 元気だ』と言っといてくれよ(笑)」

 外野のヤジにこう“喝”を入れるのは、野球評論家の張本勲氏(83)だ。

◆ ◆ ◆

杖をついて歩く姿に心配する声が相次ぐ

 通算3085安打のNPB最多記録を持つ日本球界のレジェンド。2021年末まで20年以上にわたり、日曜朝のテレビ番組「サンデーモーニング」(TBS系)のスポーツコーナーで「週刊御意見番」を務めた。忖度なしの批評、「喝」や「あっぱれ」は、長年同番組の名物として知られた。

 その張本氏が久しぶりに公の場に姿を見せたのは5月28日、巨人の球団創設90周年を記念した「王貞治DAY」の始球式。鋭い眼光は変わらぬものの、偉丈夫ぶりが影を潜め、杖をついて歩く姿に“激ヤセ”を心配する声が相次いだ。

現在も自宅でプロ野球の試合をテレビ観戦

 レジェンドに何があったのか。早速ご本人に尋ねると、冒頭のように世間の勘繰りを笑い飛ばし、気前よく取材に応じたのだった。

「腰を痛めたんだよ。この春に手術して、もう治ったけどね。筋肉がもとに戻るのに、入院期間の3倍くらい時間がかかるらしくて。今は杖をついてどこでも出かけるし、酒もバンバン飲んでる。ピンピンしてるって書いといてくれ。じゃあ、何でも聞いてくれい!」

 現在も自宅でプロ野球の試合をテレビ観戦しているという張本氏。

「今は投高打低。バッターには、全体的に物足りなさを感じるね。巨人の岡本和真なんかは、あんなもんじゃないよ。毎年50本はホームランを打てる打者。ヤクルトの村上宗隆も、三冠王を獲ったけど、まだまだいける。ワンちゃん(王貞治)みたいに、何度もタイトルを獲るのがいいバッターの証です」

怪我をしないためには「徹底した練習」と「自己管理」しかない

 通算安打数の記録保持者として、現役最多安打の巨人の坂本勇人はどう映るか。

「坂本くらいの選手は、出したり休ませたりせず、ずっと使わないとな。俺の記録? いま35歳で2300本台か。今の状態だと難しいだろうと思うが頑張ってもらいたい」

 日ハム、巨人、ロッテを渡り歩き、23年間の現役生活を送った張本氏は、昨今の主力選手に故障者が多いことを気にかけている。

「怪我をしないのが一流選手の条件。それには徹底した練習と自己管理の2つしかない。今の選手は試合が終わったら、すぐ遊びに行ったり、ゲームしたりする人が多いじゃないの。そういうのはシーズンオフにできる。シーズン中は、明けても暮れても、野球のことだけを考えて過ごす。それが結果として選手生命を延ばすんですよ」

〈 「今も二刀流には反対」それでも張本勲(83)が大谷翔平に“あっぱれ”する理由 〉へ続く

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2024年6月13日号)

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