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「巨人内ではメジャーへのアレルギーが強く…」アメリカ行きを熱望する岡本和真(27)を阻む“松井秀喜の掟”とは

文春オンライン / 2024年6月22日 7時0分

「巨人内ではメジャーへのアレルギーが強く…」アメリカ行きを熱望する岡本和真(27)を阻む“松井秀喜の掟”とは

昨年は41本でHR王に輝いたが… ©時事通信社

 6月16日の日本ハム戦で、ようやく今月2本目となる本塁打を放った巨人・岡本和真内野手(27)。

 チームは今月7〜13日に掛けて2カード連続の3連敗を喫するなど、一時は借金生活に。岡本は交流戦最終カードの日本ハム戦まで6月は本塁打なしと散々で、打線のブレーキとなっていた。

「野球ってこんなに面白いんだなと思った」とアメリカへの憧れを募らせ

「以前からメジャー志向が強く、昨オフに自らの希望で単年契約にしてもらったことから、今オフにもポスティングでのメジャー挑戦が囁かれていました。昨年3月のWBC優勝後には『野球ってこんなに面白いんだなと思った』と繰り返し、アメリカでのプレーへの思いを一層強めた。メジャーのスカウトからも、ヤクルト・村上宗隆と並んで注目を集める存在です。実際に今季の巨人戦には岡本目当てのスカウト複数人が毎試合、目を光らせています」(スポーツ紙記者)

 しかし、ここに来てその野望に黄信号がつき始めている。一体なぜか。その背景には、巨人で厳然と受け継がれてきた“松井秀喜の掟”があるという。

「高い値段はつけられない。そもそも…」

「松井氏が渡米したころの巨人内ではメジャーへのアレルギーが強く、球団内では当時の渡辺恒雄オーナーをはじめとして反対論が強かった。そんな中、松井氏は日本最後のシーズンとなった2002年、平成で日本人唯一となる50本塁打を記録して自身3度目のホームラン王になったほか、打点や出塁率でもリーグトップとなって、キャリアハイの数字をマーク。誰も文句が言えない成績を残し、世間の後押しを受けて渡米した」(同前)

 そのため、巨人ではいまでも「メジャーに行くなら、キャリアハイの成績を残して、みんなを納得させなければならない」という風潮が根強いのだという。

「松井氏のようなFA権の行使ではなく、球団の承認が必要なポスティングシステムを利用した移籍なら尚更です」(同前)

 今季の岡本は66試合消化時点で打率2割6分4厘、12本塁打、36打点。キャリアハイには程遠いペースだ。ナ・リーグ球団スカウトも、

「自己最高の成績を残してくれなければ、高い値段はつけられない。そもそも球団が彼を出さないんじゃないか」

 と厳しい評価を下す。

「岡本の場合、最低でも40本塁打を超えるくらいの成績を残す必要があるでしょう。しかし、今季はまだ12本にとどまっている。このままでは、球団首脳がすんなりメジャー挑戦を許してくれるとは思えません」(球団関係者)

 スケールダウンした「ゴジラ−1.0」では、メジャー挑戦は夢のまた夢だ。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2024年6月27日号)

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