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「勝手に画面の色が変わる」「写真を撮ると無断でフラッシュ」iPhoneの“お節介すぎる機能たち”をオフにする方法

文春オンライン / 2024年6月28日 17時0分

「勝手に画面の色が変わる」「写真を撮ると無断でフラッシュ」iPhoneの“お節介すぎる機能たち”をオフにする方法

今回はどのような名称なのかすら分からない、iPhoneの“お節介機能”をオフにするための方法を紹介します

 iPhoneには、操作の手間を省くための、さまざまな自動化機能が搭載されています。例えば周囲の明るさに応じて画面の輝度を変えたり、本体の向きに応じて画面を回転させる機能は、もはや当たり前の存在で、意識せずに使っている人がほとんどでしょう。

 一方でそれらの中には、いまいち馴染みがないせいで、iPhoneの調子がおかしくなったとユーザに誤解されかねない機能もいくつかあります。例えば写真撮影時に動画もあわせて撮影する「Live Photos」や、画面を下にスライドさせて指を上部に届きやすくする「簡易アクセス」がそれです。なにせ戻そうにも、その機能の名前を知らない限り、どこをどう設定すればよいのか分からないので厄介です。

 今回はそうした中から、なにかと誤解されがちな10の機能をピックアップし、どうすれば元に戻せるのか、また根本的に無効化するにはどうすればよいかを紹介します。家族や友人にしょっちゅう「iPhoneが急におかしくなった! なんとかして!」と泣きついている人はもちろん、泣きつかれている側の人も、これらの有効化と無効化を切り替える知識があるか、チェックしてみてください。

背景が勝手に暗くなったり、明るくなったり

 iPhoneの背景色がいきなり白から黒になったり、また戻ったりするのは、日没に合わせて基調色を変更できる「外観モード」が、自動になっているためと考えられます。白=「ライト」と、黒=「ダーク」が、自動的に切り替わるようになっているというわけです。

 これらは目の疲れを抑えるとともに消費電力を下げる機能で、夜が明けるとふたたび元に戻りますが、あまり見た目が変わるのが好きではない場合は、設定の「画面表示と明るさ」で「自動」のチェックを外しておけば、時間帯に応じて変化することはなくなります。

画面が勝手に黄ばんだり、元に戻ったり

 画面が黄ばみがかったようになるのは、周辺光に合わせて色合いを自動調整する「True Tone」、日没後に画面を暖色系の色に切り替える「Night Shift」が影響していると考えられます。

 これらは周辺の明るさの変化や時間の経過によって元に戻りますが、色合いがかなりダイナミックに変化するので、気になるという人もいるかもしれません。これらはコントロールセンターで明るさ調整のスライダを長押しし、表示される「True Tone」「Night Shift」をそれぞれタップすることでオフにできます。

画面が勝手に下がって半分が見えなくなったり

 画面が下がってしまうのは、画面の大きいiPhoneの「Plus」や「Pro Max」シリーズで、画面上部を片手で操作しやすくする「簡易アクセス」という機能です。画面下部を下方向にスワイプするか、Touch ID搭載モデルならばホームボタンをダブルタップすればこの状態になりますが、意図せずオンになることも多く、存在を知らないと戸惑います。

 放っておけば数秒で元に戻るので気にしなければそれで済むのですが、下方向にスライドしている間は画面の下半分が見えなくなってしまうというマイナスもありますので、使わなければ無効化しておいたほうがよいでしょう。設定から「アクセシビリティ」→「タッチ」を開き、「簡易アクセス」をオフにすることで、無効化が行えます。

別のiPhoneやiPadに導入したアプリが勝手にインストールされたり

 iPhoneを複数台所有していたり、あるいはiPhoneのほかにiPadを所有している場合、そちらで導入したのと同じアプリが、手持ちのiPhoneに自動的にインストールされてしまうことがあります。

 これらはどのデバイスでも同じアプリを使いたい場合は便利な反面、デバイスごとに用途を分けている場合などは、わずらわしく感じられるほか、容量を消費するのもマイナスです。これを防ぐには、App Storeの設定で「アプリのダウンロード」をオフにしておきます。

しばらく使っていないアプリが勝手に取り除かれたり

 iPhoneでは容量節約のため、長期間使用していないアプリはアイコンだけを残してアプリ本体が取り除かれる仕様になっています。使っていたデータは残るほか、タップすればすぐに再インストールされますので実害はないのですが、バックグラウンドで動作しているアプリが使っていないと誤認されて削除される事故もまれに起こります。

 これらはApp Storeの設定にある「非使用のアプリを取り除く」でチェックを外しておくことによって、削除されなくなります。アプリがApp Storeで非公開に変更されたことで再インストールできなくなる事故も防げますので、容量の問題でどうしても有効にしておきたい場合を除き、なるべくチェックを外しておいたほうがよいでしょう。

写真を撮っただけなのに勝手に動画まで保存されたり

 写真を撮影したつもりが、短い動画が撮られていたというのは、iPhoneの「Live Photos」という機能です。写真前後を合わせて撮影することでベストショットを抜き出して保存する機能ですが、容量を消費するほか、あとから削除するのも面倒です。

 これが不要であれば、カメラの画面で、右上にあるアイコンをタップし、スラッシュが入った状態にすればオーケーです。ただしこの設定はカメラアプリを閉じると元に戻ってしまうので、スラッシュが入った状態を維持したければ、設定の「カメラ」にある「設定を保持」で、「Live Photos」をオンにしておきます。iPhoneの中でもとびきりややこしい設定の一つと言えます。

フラッシュを使っちゃいけない場所で勝手に光ったり

 撮影時にフラッシュを使ってはいけない場所でうっかり発光させてしまい、気まずい思いをするのはよくある話。こうした場合は、フラッシュを使わずに撮影する設定にしておくとよいでしょう。

 オフにすることで、撮影時に手ブレが発生しやすくなる可能性はありますが、現行のiPhoneはフラッシュなしでも十分に美しい写真が撮れますし、実害はそれほどありません。また赤ちゃんやペットを撮影する時には、相手を驚かせないためにも、オフのままのほうが使いやすいはずです。

ライトが勝手に点いて元に戻せなかったり

 iPhone背面のLEDライトが点灯したままになってしまうのは、ホーム画面左下にある懐中電灯のアイコンを、知らないうちに長押ししてしまったことが原因と考えられます。iPhoneをバッグやポケットに入れようと握りしめていた時にうっかりこうなるのは、意外とよくある話です。

 オフにするにはロック画面上で懐中電灯アイコンを長押しするか、あるいは画面のロックを解除した状態であれば、コントロールセンターの懐中電灯アイコンをタップすることでオフにできます。ちなみにこのLEDライトそのものを無効化する機能はありません。

直前の操作を取り消すかメッセージがしつこく表示されたり

 メモ帳で入力などをしている時に、直前の入力を取り消すか否かを尋ねるメッセージが表示されることがあります。これはiPhoneを振る(シェイク)することで、直前の操作を取り消せる機能が有効になっているためです。

 これも誤った操作をすばやく元に戻せるというiPhoneの親切機能のひとつなのですが、歩いている時の上下動などで、意図せず表示されることも少なくありません。設定の「アクセシビリティ」→「タッチ」→「シェイクで取り消し」をオフにすることで、機能を無効化し、メッセージを表示させないようにできます。

充電中のiPhoneがどデカい時計表示に勝手に切り替わったり

 iOS 16からは、iPhoneの充電中に画面を横向きにすると、時計などを全画面表示する「スタンバイ」という機能が導入されました。これらは遠くからでも時間を確認できて便利な反面、設定によっては着信や通知に気づきにくくなるという弊害もあります。

 これらは画面を縦向きにすれば解除されますが、画面の向きにかかわらず表示したくない場合は、機能自体をオフにしておくとよいでしょう。

(山口 真弘)

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