《撮り下ろし写真多数》「このわがままボディで、よく出られたな(笑)」都丸紗也華（27）が「ホントにヤバかった」と振り返る大胆過ぎるデビュー写真集

©志水隆／文藝春秋

〈 オレンジ色のサンセットと共に愉しみたい…東京からほど近い新オープンの極上リゾート 〉から続く

　群馬が生んだ奇跡の美人姉妹・都丸紗也華と亜華梨がお揃いの水着で登場！　グラビアアイドルとして活躍する2人のコンプレックスや葛藤、そして2人が大好きな“あの話”——知られざる2人のロングインタビュー。まずは姉の紗也華から……。（全3回の2回目／ 前回 を読む、 続き を読む）

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「海とプールが一体化して、めっちゃキレイ」

——今回の撮影はどうでしたか？

都丸紗也華　撮影場所の「ボタニカルプールクラブ」、めーっちゃ素敵でした。サウナもあるし、おっきいプールもあるし、客室もすごくキレイでしたし、普通にプライベートで行ってみたいと思いました。私、インフィニティプールに入るのが夢だったんですよ。初めて見て、「本物だぁ♡」みたいな。海とプールが一体化して、めっちゃキレイでした。

——ご出身は群馬県ですね。グラビアアイドルになる前は、どんな学生時代を過ごされたんですか？

紗也華　5歳から14歳まで9年間ピアノを習っていました。実家のピアノに「エリーゼのために」の楽譜がずっと置いてあって、実家に帰るたびに弾いていたので、多分今でも弾けると思います。中学は吹奏楽部に入って、毎年コンクールを目指していました。担当はバスクラリネットとパーカッションです。

——音楽がお好きだったんですね。

紗也華　歌は本当に下手くそなんですけど（笑）。私のお兄ちゃんが小学生の時にトロンボーンをやっていて、すごくカッコよくて。それを見て、吹奏楽部に入ったんです。私はトランペットが希望だったんですけど、オーディションに落ちて、バスクラリネットの担当になりました。

——ピアノの先生や幼稚園の先生を目指していた？

紗也華　なりたいなって思っていました。幼稚園の先生は子供が好きなのもあるんですけど、ピアノを弾きながら歌ったりするじゃないですか。その姿に憧れていたんです。

本物の芸能事務所か分からなくて「ヤバい詐欺に巻き込まれてる？」

——中学3年生の時、今の芸能事務所にスカウトされたんですよね。

紗也華　中学生の時って、大人から携帯に連絡が来るってめっちゃ怖いことじゃないですか。本物の芸能事務所なのかもわからないし。自分の中では「どうしよう、ヤバい詐欺に巻き込まれてる？」みたいな。でも、芸能のお仕事には興味があって、お母さんに頂いた名刺を見せたんです。「実は東京に行った時にスカウトされて、事務所に入りたいは入りたいけど、頻繁に連絡が来てどうしよう？」って。それで、お母さんが事務所に電話して、確認して、事務所に入ることになりました。

——アイドルとして活動されてたんですよね。

紗也華　「FYT（ファイト）」の活動は1年半くらいでしたが、めちゃくちゃ楽しかったです。最初、アイドルってキラキラ、きゃぴきゃぴしてるイメージで、「私に、それできるのかな？」みたいな感じだったんです。でも、FYTのコンセプトはキラキラ・きゃぴきゃぴ系じゃなかったんですよね。あと、一緒になったメンバーが話のトーンが合う子たちだったんです。「これはできる！」と思って。ステージで歌ったり、踊ったり、すごい楽しかったです。もっっっと楽しんでおけば良かったなっていう後悔がありますね。もう一生できないことだと思うと。

——初グラビアは17歳だったそうですが、抵抗はありませんでしたか？

紗也華　恥ずかしかったです。

——でも、思い切りよく？

紗也華　いや。『ヤングマガジン』の編集部の方々に水着姿を見てもらって、それで決めて頂いたと思うんですけど、水着で人前に出るの恥ずかしいし……。いざ決まってやるってなっても、どういうポーズ、どういう表情、何をしたらいいんだみたいな。今回のスタイリストのKANさんはその時から一緒なんですよ。もういっちばん初めから。めっちゃ心強いです。グラビアデビュー10周年なんです、今年で。

大きい胸が恥ずかしかったです

——以前は大きい胸がコンプレックスだったと。

紗也華　恥ずかしかったです。周りの人より、ちょっと大きいかな？みたいな。胸を隠すような姿勢になってしまって、今でもこの猫背、巻き肩が治っていないんです。それを結構後悔しています。

——でも、だんだん楽しくなってきたんですよね？

紗也華　はい。楽しい。転機は、クラウドファンディングで出版した1冊目の写真集『とまるまる』（2016年）かな。それまでは「恥ずかしい」「何したらいいんだろう」って気持ちが強かったんですけど、この写真集でいいスタッフさんたちに恵まれて、撮影が本当に楽しかったんです。気持ちが切り替わったタイミングでしたね。

——大変だった撮影はありますか？

紗也華　寒い中で、夜の海に入る——結構辛かった記憶がありますね（笑）。それ以外はそんなにない気がします。こうして10年も続けてこられたのは、見てくれる皆さんのおかげでもあるし、グラビアアイドルに向いていたのかな？って思います。30歳くらいまでは続けられたらいいですね。

——もっとできるかも。

紗也華　ん———できますかねぇ？　できれば長く続けてはいきたいけど、年はやっぱり出るじゃないですか。そこはやっぱり抗えない（笑）。

「このわがままボディで、よく出られたな(笑)」

——体型維持のためにどんな努力をされていますか？

紗也華　20歳過ぎぐらいの時、グラビアのお仕事があるのにめちゃくちゃ食べてて、MAXで太っていたんです。当時の写真を見ると、「このわがままボディで、よく出られたな」って思います（笑）。ほんとに、ほんとに、ヤバかったです。2、3年くらい前から気を付けるようにはしていて、8時間以内に1日の食事を終えて、16時間空腹をキープするオートファジーダイエットを始めました。

——事務所にラーメン禁止令を出されていた時代もありましたよね。

紗也華　その20歳過ぎぐらいの時に、太りすぎて言われました。「ラーメン食べすぎだよ」って。それで、遺伝子検査みたいなのを受けてわかったんですけど、私の体質だとダイエットしたい時、小麦と脂質を控えれば、お米は食べても大丈夫なんですよ。それまでの私のダイエットはお米を摂らないで、野菜とササミを食べていたんですが、痩せなくて。そしたら、お米はちゃんと摂った方がいいみたいな。小麦と揚げ物はなるべく控えてます。

——目標はありますか？

紗也華　今年グラビアデビュー10周年なので、紙の写真集を今年中に出したいです。もう半年過ぎちゃったから、早急に（笑）。妹と一緒に行った手相占いで、今年の6月に仕事運が上昇するって言われたんですよ。めちゃくちゃ当たるって有名な人で、行列のできる占い師さん。サウナが好きなので、世界のサウナを巡れたら嬉しいな。サウナグラビア、やりたい。

——普段からよくサウナには行かれるんですか。

紗也華　おじさんのサウナ友達が3人いて、出るタイミングを合わせてご飯を一緒に食べたり、水着で入れるところなら一緒に入ったりしています。おじさんは、サウナ情報とか美味しいお酒の情報とかも教えてくれるんですよ。

サウナで紗也華さんより大きな人はいますか？

——サウナではどんなことを考えてますか？

紗也華　女性の身体を見る機会はなかなかないので、観察しています。たまに、すごくおっきい胸の人がいたりして。ぷるん、ぷるん、ぷるんって（笑）。

——紗也華さんより大きい人はいますか？

紗也華　います、います、います。結構おばあちゃんぐらいの年の人でも、ぷるん、ぷるんがいて、男性が「そういう意味じゃなくても、つい女性の胸を見ちゃう」ってよく言うじゃないですか、その意味が本当によくわかりました。というか、目が離せなくなっちゃう（笑）。

———紗也華さんの男性のタイプは、ぽっこりしたお腹の人だとか。

紗也華　お腹出てる人、好きです（笑）。可愛いなぁ～♡ってなります。ガチガチに鍛えてますって人よりは自然な方が、お腹ちょっと出てるくらいの方が可愛いなって思います。

「いつもおじさんの友達とサウナに行っているので……」

———性格も可愛いほうがタイプですか？

紗也華　私が甘えん坊なので、甘えさせてくれる人。（亜華梨さんに対して）“お姉ちゃん”をしているので、男性の方には頼りたいなって思いはあります。理想は、男らしく引っ張っていってくれる——例えば、デートやご飯の場所を決める時、私はどこでもいい人なんで、ここ行こ、あそこ行こみたいな提案力がある人がタイプです。

　ただ、一緒にサウナ入れたら楽しそうだなって思います。いつもおじさんの友達と行ってるので（笑）、彼氏とってなったら、また違ったドキドキがあると思うし。個室のサウナとか、今回撮影した「ボタニカルプールクラブ」のサウナとか一緒に行ったら楽しそう！　

——最近、何か新しく始めたことはありますか？

紗也華　去年の7月から「Pococha（ポコチャ）」っていう配信アプリでライブ配信を始めたんです。スマホで自分を映して、ファンの方々がコメントを打ってくれて。内容は本当に雑談。みんなの今日の出来事を聞いたりとか。そんなに喋るのは得意な方ではなかったので、最初は結構抵抗があって、大丈夫かなって。でも、週5とかでやってるので、前よりは喋れるようになったと思います。

——最後に、メッセージをお願いします。

紗也華　写真集を出したいです（笑）。あと、今回、妹と2人で撮影できたことが嬉しくって、また2人でグラビアとか、他のお仕事もできたらいいなって思ってます。

撮影　志水 隆／文藝春秋
ヘアメイク　トヨダヨウスケ
スタイリング　KAN

都丸紗也華／とまるさやか
1996年9月26日生まれ。群馬県出身。2014年8月『週刊ヤングマガジン』でグラビアデビュー。主演映画『イースターナイトメア～死のイースターバニー～』（16年）や映画『家出レスラー』（24年）などに出演。紙の写真集に『とまるまる』『はぁとまる♡』『MeeTomaru』。最新デジタル写真集は『都丸紗也華 脱がないままで』『色香の摂理 vol.1～3』。

〈 《撮り下ろし写真多数》「自分は何を目指しているんだろう」…オーディションに落ち続け挫折を繰り返した都丸亜華梨（22）が見つけた“頑張れる理由” 〉へ続く

（「週刊文春」編集部／週刊文春Webオリジナル）