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アポロ11号による月面着陸は「フェイク映像」だった? 史実にまつわる“ある噂” 「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」を採点!

文春オンライン / 2024年7月23日 17時0分

アポロ11号による月面着陸は「フェイク映像」だった? 史実にまつわる“ある噂” 「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」を採点!

〈あらすじ〉

「アポロ計画」の開始から8年後の1969年、NASAは悲惨な状況にあった。失敗つづきで予算は膨れ上がり、国民の月への関心は薄れていくばかり。大統領直属の政府関係者モー(ウディ・ハレルソン)は起死回生を図り、広報のプロフェッショナル、ケリー(スカーレット・ヨハンソン)を起用。彼女は〈偽〉のイメージ戦略を仕掛けていく。そのやり方に発射責任者のコール(チャニング・テイタム)は反発。しかし彼女の熱心な仕事ぶりに、心を開いていく。

 そしてアポロ11号の打ち上げが迫る中、ケリーはある重要な極秘計画を任される。

〈解説〉

 史実にまつわる、ある「噂」を題材にした、オリジナル脚本による人間ドラマ。監督は『Love,サイモン 17歳の告白』のグレッグ・バーランティ。132分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆米ソの宇宙開発競争の時代色。ハッタリの強い女とマジメな男という、コメディの必勝パターン。リアルかフェイクか。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★☆宇宙オタク独特の細部と軽いラヴ・コメディの共存を楽しみたい。毒や仕掛けはないが、モキュメンタリーの感触がある。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆ヨハンソンが演じる詐欺師っぽく優秀な宣伝マンが美しくてお洒落。50数年前の映像の影響力が神々しく描かれ笑える。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆擦り倒された題材ながら、史実の隙間を広げていく様な作劇で楽しく観せる。適度にシニカル、結局は穏当な喜劇仕立て。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆アポロ11ネタでこうくるかと、NASAとW・ハレルソンと名曲に乗って米国らしさ満載の娯楽作。キュートな猫映画の面も。

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フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン(米)
7月19日(金)より全国公開
https://www.flymetothemoon.jp/

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2024年7月25日号)

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