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名物は500円の「麻婆そば」酒もつまみも安すぎる、池袋の“行列のできるそば屋”は値段も経歴も破格だった《店主はフィリピンパブ出身》

文春オンライン / 2024年7月30日 11時0分

名物は500円の「麻婆そば」酒もつまみも安すぎる、池袋の“行列のできるそば屋”は値段も経歴も破格だった《店主はフィリピンパブ出身》

「オクラとミョウガ合え」(300円)

〈 立ち食いじゃないのに「せいろ」が400円!? 酒もつまみも安すぎる、池袋の“行列ができる創作そば屋”《店主はフィリピンパブ出身》 〉から続く

 池袋で10年、常連客に愛され続ける「創作生蕎麦 梟小路」。同店は、そばだけでなく、お酒やおつまみのメニューも豊富でーー。

どれも立派な自家製メニューに「緑茶ハイ」が進んで困るほどである

「オクラとミョウガ合え」はシャキシャキのミョウガとオクラにねぎと鰹節がのる。

「自家製ネギ豚チャーシュー」は焼目を付けたチャーシューが4枚もあるしねぎもたくさんのっている。

 どれも立派な自家製メニューである。「緑茶ハイ」が進んで困るほどである。

梟小路の名物「麻婆蕎麦」が登場!

 続いて「麻婆蕎麦」と友人の「野菜天せいろ」が登場した。

 まず「麻婆蕎麦」のつゆをひとくち。かけつゆは鰹節系の出汁がしっかり利いた上質な味である。麻婆の餡は和風の返しをつかっているのだろう、それほど辛くはなくジンワリとつゆと蕎麦に馴染んでいる。

 友人の「野菜天せいろ」の天ぷらはピーマン、ナス、カボチャ、サツマイモ。すべて揚げ立てである。てんつゆも付く。蕎麦はコシもあり辛汁は丁度よい濃さである。

朝9時からは「朝ごはん定食」でスタート

「創作生蕎麦 梟小路」は朝9時にオープンする。11時までは「朝ごはん定食」(400円)のみの提供である。

 A定食はオムライスと小うどん、B定食は目玉焼き、ウインナー、小うどん、明太子又は納豆、ライスである。これが若い世代に人気で結構出るそうだ。池袋の若者の胃袋を支えているわけである。

 11時になれば「本日の日替わりセット」を求めて大勢が訪れる。中には店主と話している常連も多い。昼の繁忙期が終われば、居酒屋として利用するのもよいし、ゆっくりと蕎麦や定食どんぶりを食べるのもよい。

 メニューをみていると面白いことに気が付いた。蕎麦のトッピングをつまみや丼のアタマにしている。

 つまり、1つのメニューから横展開のメニューが作られているわけである。例えば「麻婆蕎麦」-「麻婆丼」、「ネギ煮豚蕎麦」-「冷しネギ煮豚ぶっかけ」といった具合である。

 お客さんのリクエストに応えて増えていったという。

「先日も値上げの告知をしたら、大丈夫かと大勢が連絡して来店してくださいました」

 最後に川元店主からお客様へメッセージをいただいた。

「今年の5月19日で店も10周年を迎えました。ひとえにお客様の御贔屓があってこその賜物と存じます。自分が店をやって料理を作り、お客さまが店を育ててくださる。そんな関係が今も続いています。本当にありがたいことです。先日も値上げの告知をしたら、大丈夫かと大勢が連絡して来店してくださいました。これからも池袋の人たちに愛される店として精進していきます。是非またお越し下さい」

池袋人の心をつかめ「Seize the Heart」

 20歳頃から池袋で働いて来た川元店主は、池袋(ふくろうが有名)の美久仁小路にある、池袋の止まり木になるようにと店名を「梟小路」と命名したそうだ。

 ソール・ベロー的にいえば、池袋人の心をつかめ「Seize the Heart」といったところだろう。友人と再訪を川元店主に誓って帰路についた。

 午後4時過ぎ、池袋の繁華街は相変わらず人で溢れていた。

INFORMATIONアイコン

創作生蕎麦 梟小路

住所:東京都豊島区東池袋1-26-4
営業時間:
月火木金 : 9:00~23:20
水土:10:00~23:20
定休日:日

(坂崎 仁紀)

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