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あなたがつけたタイトルで東野圭吾がガリレオ新作短篇を執筆!?「東野圭吾を爆流(バズ)らせろ!」プロジェクトスタート

文春オンライン / 2024年8月7日 12時0分

あなたがつけたタイトルで東野圭吾がガリレオ新作短篇を執筆!?「東野圭吾を爆流(バズ)らせろ!」プロジェクトスタート

東野さんがこの企画に際し、考えたタイトル.直筆で。「こんなタイトルを待っています!」

 東野圭吾氏によるガリレオシリーズ最新文庫『 透明な螺旋(らせん) 』が、9月4日に発売となります。

 同シリーズは、変人にして天才の物理学者・ガリレオこと湯川学が、不可解な事件を科学の知識によって解決していくミステリー。累計1500万部を突破した人気シリーズの第10作が文庫化されることを記念して、東野さんから読者への「サプライズ・プレゼント」が実施されることに!

「東野圭吾を爆流らせろ(バズらせろ)!?」

 この企画は、【読者から「ガリレオ」短篇のタイトルを募集し、東野さんが「実に面白い」と感じたタイトル一作について、新作を執筆する】というものです。

「刑事は奇怪な事件を抱えて天才物理学者の扉を叩く」のキャッチコピーとともに、 ガリレオシリーズ第1作 (単行本)が刊行されたのは、1998年5月。

 ここに登場する短篇のタイトルは、「転写る(うつる)」「壊死る(くさる)」「離脱る(ぬける)」など、漢字+送り仮名という特別な読み方となっており、独特の世界を表現しています。

「ネタ切れで、アイデアも残っていない」という東野氏の苦悩

 シリーズ第4作『 ガリレオの苦悩 』の刊行に際し、東野さんは、科学トリックミステリーゆえの苦しみをこう語っています。

「タイトルに苦悩を入れたのは、作者の本音からです。心底苦労し、悩みぬきました。もう本当にネタ切れで、アイデアの欠片も残っていませんでした」(『オール讀物』より)

「こんなタイトルを待っています!」

 担当編集者は「その後も、長篇『 沈黙のパレード 』や、短篇集『 虚像の道化師 』などの新作が続々と刊行されており、東野さんの『アイデアが枯渇した』という言葉は信じがたいのですが……」と話しています。

 このたび刊行される最新文庫『透明な螺旋』では、誰も知らなかったガリレオの秘密が明かされ、 人と人との「絆」について深く考えさせられる物語となっています。

 この文庫には、最新長編に加えて、短篇「重命る(かさなる)」が特別収録。読み終えた後に、言葉の意味が胸に響く、ガリレオシリーズならではのタイトルとなっています。

 タイトル募集企画について、東野さんが「こんなタイトルが届くと燃える!」とおっしゃっていた例をご紹介します。

 鬼客る (カスハラる)

 芯外る (ズレる)

 終麺る (シメる)

 こういった例のように、現代っぽさと、ユーモアを取り入れていただくタイトルもアリだと思っています。

 読者のみなさんが考えたタイトルで、東野さんが、「ガリレオの新作短篇」を執筆する。この夢のような特別企画! タイトルの応募については、こちらの記事をご覧ください。

  あなたの“タイトル”で東野圭吾がガリレオの短篇を執筆!「東野圭吾を爆流(バズ)らせろ!」キャンペーン開催。

 ガリレオらしい刺激的なタイトルをお待ちしています。

 

 

 

(「文春文庫」編集部/文春文庫)

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