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「出発前のお声がけもできない」雅子さまの“本当のご体調”は…《英国での行事出席率は41%》

文春オンライン / 2024年8月21日 6時0分

「出発前のお声がけもできない」雅子さまの“本当のご体調”は…《英国での行事出席率は41%》

晩餐会でチャールズ国王、カミラ王妃と

「ヴィオラは4艇持っています。1挺はアメリカのトランプ前大統領からプレゼントされたもので……」

 アールデコ様式が美しい英ロンドンの名門ホテル。6月27日夜、この1階で、天皇が約40年前の学友、フィリップ・ウィットモア氏(64)に語りかけておられた。暫くすると侍従が部屋をノックし、紅茶が供される。互いの共通の趣味である音楽談義は約20分に及んだ。

◆◆◆

英国を公式訪問された天皇皇后

 ウィットモア氏は振り返る。

「前日に突然、日本大使館から『天皇陛下が会いたいと仰っている』とメールをいただいて、驚きました」

 6月22日から8日間の日程で英国を公式訪問された天皇皇后。

「2020年に故エリザベス女王の招待で、即位後初めての海外訪問先として英国が予定されていましたが、新型コロナウイルスの影響で延期になりました。今年に入り、改めてチャールズ国王の招待を受けたことで実現したのです」(宮内庁担当記者)

 今回の訪英の重要性について、英国王室に詳しい関東学院大学教授の君塚直隆氏が解説する。

「22年のエリザベス女王の国葬や、昨年のチャールズ三世の戴冠式とは意味合いが大きく異なります。国葬や戴冠式は、あくまで大勢のゲストのうちの1人。一方で今回は、天皇皇后両陛下は国賓として招待されました。英国との連携強化のためにも、非常に重要なご訪問でした」

 そんな中で懸念されていたのが、依然として適応障害による療養生活が続く雅子さまのご体調だ。

「昨年のインドネシア訪問とは異なり、今回は主治医である大野裕医師が随行する念の入れようでした。その結果、国賓としての公式行事には全てご参加。特に、現地時間25日にバッキンガム宮殿で開催されたチャールズ国王夫妻主催の晩餐会での晴れやかな表情は日本のメディアでも大きく取り上げられ、『完全復活も近いのでは』と期待する声も上がりました」(前出・記者)

「名誉博士号をいただける」

 最終日の28日には天皇皇后がそれぞれ留学された共通の思い出の場所、オックスフォード大学を訪問された。

「他の日程とは異なり、オックスフォード訪問だけは細かく日程が詰め込まれていました。雅子さまの留学当時の主任教授や指導教官らとのキャンパスご散策、大学総長主催の昼食会、オックスフォードの街のご散策などです。いかにお二人が訪問を心待ちにしていたかがわかります」(宮内庁関係者)

 前日の夜に天皇と面会した前出のウィットモア氏も、こう語る。

「陛下は翌日、ご自身が学ばれたマートン・カレッジと雅子さまが学ばれたベーリオール・カレッジ、それぞれを訪ねることになっていると語ってくれました。陛下は若々しく、とても幸せそうでした」

 天皇は雅子さまについて、

「名誉博士号をいただけるそうなんです」

 と、嬉しそうなご様子だったという。

雅子さまのご出席率は約41%

 公式行事全出席を果たされ、思い出の地の訪問も叶えられた雅子さま。だが、そのご活動は綿密な日程管理に支えられていた。

「25日は歓迎式典に始まり、馬車パレード、無名戦士の墓への供花、晩餐会と、雅子さまが参加予定の公式行事が詰め込まれていた。この日に備えて、雅子さまは英国到着直後の3日間を休養に充てられ、怒濤の1日を無事に終えられた翌26日も“休養日”とされた。そのため、在留邦人や日本にゆかりのある英国人との面会、日本文化の発信拠点『ジャパン・ハウス・ロンドン』のご視察など、天皇陛下お一人でのご活動が目立った」(現地大使館関係者)

 そこで、小誌は今回の天皇皇后の訪英日程を詳細に分析した。天皇が参加された行事は、私的な面会も含めると、全17件が確認できた。一方、雅子さまが参加されたのは歓迎式典や晩餐会を含む7件だった。つまりご夫妻の全日程のうち、雅子さまのご出席率は約41%ということになるのだ。

「8日間の日程のうち、ご移動以外で雅子さまが公にお姿を見せられたのは3日間。休養日は滞在先のホテルでご静養されました。両陛下のご宿泊先は、第二次世界大戦中、戦火から逃れてこの部屋に滞在中だったユーゴスラビアの王妃がアレクサンダー王子を出産したという逸話のある名門ホテル『クラリッジズ』の『プリンス・アレクサンダー・スイート』。1泊およそ1万6000ポンド(約330万円)です」(同前)

残念なご欠席も

 そんなスケジュールの中で、残念なご欠席もあった。休養日明けの27日の午前、両陛下はバッキンガム宮殿でチャールズ国王夫妻にお別れのご挨拶をなさった後、日本に関する展示会を開催していた「V&A子ども博物館」をご視察。しかし、午後にエリザベス女王とその夫が眠るウィンザー城の墓に供花される天皇の隣に、雅子さまのお姿はなかった。前出の君塚氏が話す。

「天皇陛下は15歳の時からエリザベス女王とお付き合いがあり、学生時代の英国留学の際も女王から助言を受けるなど、ご親交が深かった。それに比べ、雅子さまは女王と面識がない。その点で、供花という行事において、両陛下の間で少し温度差があったかもしれません。ただ、国際親善のためには、両陛下で臨まれるのがベストでした」

雅子さまの“本当のご体調”

 カメラの前でお見せになる晴れやかな表情から、ついご快復を期待してしまうが、その実態は「いまだご療養中」なのだ。雅子さまの“本当のご体調”はというと、

「適応障害でのご療養生活がすっかり『通常』になっています。雅子さまはかねてより、夜遅くまでネットサーフィンをなさるなど“夜型生活”とされてきましたが、それは現在も同じ。皇居内での夜のご散策も続いています。最近では、宮中祭祀や勤労奉仕団への会釈に参加されないことが常態化しています。開始時間があらかじめ定められた式典と違い、展示会のご覧など時間に融通が利くおでましの際には、基本的に午後の時間帯で調整されます」(別の宮内庁関係者)

出発前のお声がけもできない

 ご快復の兆しが全く見えない雅子さまのご体調。その配慮が優先となるあまり、天皇皇后を支えるはずの侍従職とも“溝”ができつつあるという。

「本来であれば、身辺のお世話をする内舎人や女官が出発前に『お時間です』と声をかけるのですが、雅子さまにはそれさえも出来ない。お声がけそのものが雅子さまのプレッシャーになってしまうかもしれないからです」(同前)

 その結果、雅子さまが到着するはずの時間に遅刻されることも多いというが、

「雅子さまに配慮してお声がけをしないというのは、天皇陛下のご意向でもある。そのため侍従職や宮内庁では、必要以上に雅子さまに配慮することになり、気遣いがどんどん過剰になっています」(同前)

 国民は、お二人の晴れやかな笑顔を拝見する機会が増えることを祈っている。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2024年7月11日号)

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