「俺は50代で相手は20歳。生活費も出してあげた」30歳年下女性と交際した元ホームレスYouTuberが明かす“意外な恋愛事情”

写真はイメージです　©milatas/イメージマート

　横浜・関内で路上生活を送っていた元ホームレスのナムさん（68）。「YouTubeやりませんか？」と誘われたことをきっかけに、2022年、YouTubeチャンネル「ホームレスが大富豪になるまで。」を開設。現在は登録者数約40万人の人気を誇る。

　ナムさんは、20代後半でギャンブルにハマって身を滅ぼし、日本各地を転々とした挙句、還暦を過ぎてホームレスになったという。彼はどんな人生を送り、ホームレスになったあと、どのような生活をしていたのか――。

　ここでは、ナムさんの著書『 ホームレスが大富豪になるまで。 YouTubeで人生大逆転！どん底から這い上がるには 』（KADOKAWA）より一部を抜粋して紹介する。（全3回の1回目／ 2回目 に続く）

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50代のときに20歳の女の子と付き合っていた

　俺の恋愛事情って、誰か知りたい人いる？

　あんまりいないと思うんだよなぁ。でも軽く触れておこうか。彼女がいた時期はあったし、これでも一応、結婚もしたことあるからさ。

　一番長かったのは、東京の現場で働いていたときに付き合っていた彼女かな。

　デリヘル嬢の女の子にハマって、7年くらい付き合ってた。当時俺は50代、相手は20歳くらい。俺が面倒みるからって風俗から足洗わせて、彼女の生活費も全部出してあげてた。

　でもさ、俺が結構つくしてるのに、その子からは一度も何かをもらったことがないんだよね。誕生日もバレンタインも何もくれない。だからイヤになって別れちゃった。

結婚はしてたけど……

　結婚もしたことあるよ。

　でもあれは結婚とは言えないな。

　先輩の紹介で知り合って、数カ月付き合って結婚したんだけど、俺がほとんど家に帰らなかったの。で、久々に帰ったら、荷物がなくなってて離婚届だけが置いてあった。

　結婚はしてたけど、一緒に過ごした時間ってほとんどなかったね。俺の考えでは、結婚とはお互いを縛るもの。

　男だったら、まず嫁さんに縛られる、次いで子どもにも縛られる。

　自由な時間がなくなる。

　それでも、「仕事で疲れて帰ってきても、子どもの寝顔を見たら癒されます」なんて言うでしょ。あんなの最初だけだよ。大きくなればなるほど憎たらしくなってくるし、子育てにも金がかかるようになって、自分の小遣いも減っていく。

　結婚するメリットなんて、1つもないんじゃないかって思うね。まあ、あくまで俺は結婚に向いてないっていう話。

「頼むから別れてくれ」

　でもさ、別れるときはいつも円満だよ。俺、恋人とはいつもキレイな別れ方をしてんの。「別れるときは、自分がフラれろ」っていうオヤジの格言があって、それを忠実に守ってるから。女ってプライド高いから、俺がフラれるっていう終わり方をすれば、大体は丸く収まるんだよね。

　例外として、当時付き合ってたお姉ちゃんのオヤジから、「頼むから別れてくれ」って手切れ金100万円もらって別れたこともあるよ。よっぽどイヤだったんだろうね、俺みたいなギャンブル依存に彼氏顔されることが。俺だってイヤだもん。自分に娘がいて、その彼氏が、サラ金に1000万円くらい借金あったらさ。

相手には何も望まないよ

　今はフリーだけど、恋人が欲しいって考える余裕はないかなぁ。YouTubeやってたら、恋愛に割く体力もなくなっちゃう。

　しいて言うなら、俺をほんわか癒してくれるような女性なら一緒にいたい。それで、俺がやりたいことを見守ってくれる人。だから俺も、相手には何も望まないよ。極端な話、俺と一緒にいない時間は別の彼氏がいたっていい。恋人とは、そのくらい自立した関係性が理想だな。

〈 「朝起きたら、そいつ死んでた」ホームレス仲間が“謎の突然死”…横浜でホームレス生活を送ったYouTuber（68）が語る“忘れられない出来事” 〉へ続く

（ナム／Webオリジナル（外部転載））