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55歳の年上男性と“デートゼロ”で電撃結婚…26歳差の「超年の差婚」をしたタレント・友寄蓮(29)が語る“夫の年齢が気にならなかった”ワケ

文春オンライン / 2024年8月18日 11時0分

55歳の年上男性と“デートゼロ”で電撃結婚…26歳差の「超年の差婚」をしたタレント・友寄蓮(29)が語る“夫の年齢が気にならなかった”ワケ

友寄蓮さん ©釜谷洋史/文藝春秋

〈 〈16歳で白血病〉「『元気になりました』と発信したら炎上しました」“がんサバイバー”のタレント・友寄蓮(29)が明かす、退院後の苦労 〉から続く

 高校2年生のときに白血病になり、約100人から輸血の提供を受けたタレントの友寄蓮さん(29)。回復後、献血などの啓蒙活動を行う中、2021年、26歳上の前小金井市長・西岡真一郎さん(55)と結婚。“年の差婚”としてメディアでも話題になった友寄さんに、若年がん患者の闘病について、また、お子さんを持った現在に至るまで、話を聞いた。(全3回の3回目/ 1回目 から読む)

◆◆◆

「なんでこの人独身なんだろう」26歳上の夫と出会ったときの印象

――2021年、26歳上で当時小金井市長だった西岡真一郎さんと結婚されました。お2人の出会いは?

友寄蓮さん(以降、友寄) お仕事を通じてたまたまお会いして、最初は本当に挨拶だけで終わって。

――そのときの印象は?

友寄 なんでこの人独身なんだろう、と思いました。

――それは好印象だったということ? 

友寄 そうですね。人当たりもよくて、きちんとしてて、顔もわりと格好いいのになんで結婚してないのかな?と気になって、家に帰ってから検索しました(笑)。

出会ってから4年は挨拶するだけの間柄だった

――検索しても何も出てこなかったわけですね。

友寄 そうです。めっちゃ偏見なんですけど、そこそこの年齢で、顔も広い職業かつ独身主義でもないのに結婚歴がないって、性癖が変わってるとか親に問題があるとか、この人の場合は何だろう、みたいに思ってしまったんですね。

 あと、政治家のおじさんって高圧的でいいイメージがなかった中、すごく感じが良かったので、そのギャップで気になったのもあると思います。

――そこからどのようにして交際に発展したのでしょうか。

友寄 その後4年くらいはイベントなんかで会ったときに挨拶するだけで、「じゃあ今度食事に行きましょう」みたいな話は出るんですけど、お互いに社交辞令で言ってる感じだったので、まったく実現せず。

――4年ってかなりの時間だと思いますが、友寄さんが初めて西岡さんに会ったときはおいくつだったのでしょうか。

友寄 2016年頃だったと思うので、22歳です。

同世代の男性に恐怖心を抱いていた理由

――それまでの間、お付き合いされている方はいなかったのでしょうか。

友寄 同年代の子に比べて、圧倒的に恋愛の機会は少なかったですね。私、ずっといじめられっ子だったこともあって、同世代の男性に対して恐怖心があって。

 これも偏見ですけど、スポーツできる男の子って人気者が多くて、“強者”というイメージがあったので、男の人から「スポーツやってるんだよね」と聞くと、勝手に「この人は私みたいなタイプは嫌いだろうな」と思って、萎縮しちゃうんです。

――前回、高校生のときに白血病が発覚した際、たくさん告白を受けたというお話がありました。病気によって男性観が変わった部分もありますか。

友寄 それはありますね。白血病になったとき、抗がん剤の影響で顔が腫れてしまうムーンフェイスになったりして見た目が変わったら、男の人がサッと引いていったんです。

――それまでは告白をしてきたりしたのに。

友寄 男の人って本当に外見で態度を変えるんだっていう腹立たしさがあって。退院後も、ウィッグはかぶっているけど実際には髪の毛がない状態で会うと、やっぱり男性は恋愛的な意味で冷たくて。

「病めるときも健やかなるときも」じゃないですけど、病気になったことで、本当に辛いときに支えてくれる人、離れていかない人がいい、という気持ちが強くなりました。

知り合う人のなかで、50代の夫はぶっちぎりで若かった

――積極的に出会いは探していた?

友寄 当時は講演活動が多かったので、一期一会の方も多かったし、同年代と知り合う機会も少なくて。

 献血や白血病に関するイベントで隣にいた男性に年齢を聞いたら、「90歳です」みたいな感じで、知り合う方はほぼ70オーバーのなか、50代の夫はぶっちぎりで若かったです(笑)。

――芸能界にも出会いはありそうな気もしますが。

友寄 私、同業者は嫌なんです。芸能をやってると男の人が寄ってくるのはたしかなんですけど、女の子が気をつけなきゃいけないのって、“中途半端に会える関係者”だと思っていて。

――「中途半端に会える関係者」とは、スタッフとか?

友寄 こういう活動をしていると、「危ないファンの人いない?」とかって心配されることがあるんですけど、ファンの方って金銭にも余裕があって、紳士な方ばっかりなんですね。

 一方で、中途半端に身近な仕事相手や先輩だと、権力があって断りづらかったり、グルーミングされる可能性もある。

 そんな経験もあって、私の中で“おじさんNG項目”ができたんです。

「裏の顔を見てみたい」“NG項目”に当てはまらなかった夫に興味が湧いて…

――“おじさんNG項目”とは?

友寄 こちらのことを無視してグイグイ来る人は絶対無理です。好きでもない男性から、「価値観が合うね」とか、「一緒にいて落ち着く」とかって言われると、「こっちが気を遣ってる可能性は考えないのかな?」と思います。

 あと、未成年を相手にする人も無理ですし、「年上はOK?」って聞いてくるおじさんもNG。でも、夫はそんなNG項目にひとつも当てはまらないおじさんだったから、「この人の裏の顔を見てみたい」と思ったんです。

――あら探しじゃないですけど、どこか欠点があるんじゃないかと。

友寄 仲良くなったらどんな腹黒い一面を見せてくれるのかな、みたいな好奇心ですね(笑)。それで、ずっと仲良くなりたいと思っていたんですけど、なかなか距離は縮まらず。

 今、夫に「なんであのとき全然誘ってくれなかったの?」って聞くと、「年上だし、おじさんが若い子を誘うなんて良くないよ」みたいなことを言ってて。

LINEを送っても返事がなくて“手応えゼロ”だったが…

――ちゃんとした方であればあるほど、仲良くなるのも難しい気が。

友寄 そうなんです。それで、コロナ禍に入ったとき、何かのきっかけでLINE交換して、何となくLINEをするようになったんです。でも、それにも全然返事をくれないんで、私から一方的に送るだけみたいな感じで。

――友寄さんはどんなメッセージを送ってたんですか。

友寄 「おはようございます。今日はいい天気ですね」とか(笑)。

――手応えゼロという感じですか。

友寄 多忙だったのもあるでしょうし、手応えもまったくなかったけど、逆に、おじさんとしての自分をわきまえてる人だと思えて、年齢を超えて「ああ、本当にいい人だな」という気持ちが強まっていって。

 その後、連絡を取り合うように頑張って、自然と交際することになりました。

交際中に“デート”ができなかったワケ

――デートはどんなところに?

友寄 したことないです。向こうも忙しくて。なので、時間が30分でもあれば、私が相手の家に会いに行くみたいな感じで、顔を見て解散とかもしょっちゅうでした。

――実際に交際に至って、裏の顔はあったのでしょうか。

友寄 なかったんですよね(笑)。良く言えば本当に純朴な人だし、悪く言えばつまらない人なのかな(笑)。

 だから、おじさんなのにこんな純粋なのはちょっとヤバいんじゃないかとも思いました。

――友寄さんに会えて良かったですね。

友寄 悪い女だったらすぐ引っかかってたと思うので、「私で良かったね」とよく言ってます(笑)。

――26歳上となると、西岡さんと友寄さんのご両親は同年代?

友寄 母が夫のひとつ上で、同じ中学の先輩後輩という関係なんです。だから、母はずっと前から夫のことを知っていたし、夫の市長選も応援してたみたいで、夫に対してはもともと好意的でした。

夫を家に連れていったときの両親の“驚きの反応”

――後輩と自分の娘が交際していたとなれば、驚かれたのでは。

友寄 家に連れて行ったときのお母さんの第一声は、「なんだ、西岡か」。めっちゃウケてましたね(笑)。うちの両親は夫のことを「しんちゃん」って呼んでます。

“年の差婚”は驚かれるだろうと思われがちですけど、私の友だちも全然普通で。「ああ、友寄さんならありそう」って反応ばっかりでしたね。

――友寄さんだと納得なんですね。

友寄 好きなことを貫いてると変人扱いされたりするじゃないですか。その“変わり者”を貫いてると、いざというときに融通が利くのかな(笑)。

 父親も、「年齢なんか関係ないよ」みたいな感じであっさりしてましたし、相手の親御さんも驚いてなかったですね。

「年の差婚肯定派というわけではない」

――逆に、メディアだけが“年の差婚”と騒いでいたような感じですか。

友寄 人間、年齢をぶら下げて生きてるわけじゃないし、私も「26歳上の人とつき合ってるぞ!」みたいな感覚でもなかったので、ネットニュースになってはじめて、「そっか、世間から見ると年の差婚だよな」と気づいたくらいでした。

 だからといって、年の差婚肯定派というわけでもなくて、やっぱり10代の子との年の差恋愛は私の中ではナシだし、自分自身も20代前半だったときはまだまだ幼かったと思うので、その頃の私に夫が声を掛けてきてたら、きっとナシだっただろうなとも思います。

――一緒に暮らしはじめてから相手の意外な一面を知るようなことも?

友寄 なんといいますか、夫ってあまりクセのない男で(笑)。生活習慣で気になることがあるわけでもないし、私に口を出してくるわけでもないので、住みやすいな、と思いました。

――昭和的な価値観で接してくるとか、亭主関白なところもなく?

友寄 まったくないですね。私が社会常識を知らなくて聞いたりしても、「そんなこと知らないの?」なんて言わず、サラッと教えてくれます。

 ただ、周りの男性が昭和世代なので、子連れで遭遇したとき、夫に対して「たまには息抜きでゴルフ行こうよ」とかって言ってるのを見ると、男ならではだな、とは思いますけど、彼自身にそういうものを感じたことはないですね。

夫の年齢は将来の懸念事項にならない

――逆に、西岡さんが年上であることで友寄さんに負い目を感じているようなところはありますか。

友寄 卑屈な感じはないですね。おつき合いする前は年齢のことを気にしてたと思うんですけど、結婚してからは全然という感じで。体力面でも、夫のほうが元気なので、休日は子どもの面倒を見てもらっている間に私が寝たりして、ゆっくり過ごしています。

 ただ、外に出ればやっぱり親子に間違えられることはあるんですけど。

――2人で歩いていると、親子に間違われるんですね。

友寄 ありますね。「そりゃそうだよね」って2人でウケてます(笑)。その場限りであれば店員さんとかに言われてもわざわざ否定もしないし、「パパ活」と言われるより「親子」の方が健全だし、全然いいやって。

――26歳上のパートナーとの将来に不安はないですか。

友寄 人間って、年齢順に命を終えていくわけでもないし、若いからといって病気にならないわけでもない。それは病気になって痛感したことです。

 白血病になってなかったら、相手の病気や介護を心配していたかもしれませんが、自分が若くして病気をしたことで、先の見えない不安で何かを制限するのでなく、もっと自由に生きよう、と思うようになりました。いざとなったら、夫も子どもも担いで生きていく覚悟があります。

 だから、「年の差婚」と言われても、私にとって相手の年齢は懸念事項にもならないんです。

撮影=釜谷洋史/文藝春秋

(小泉 なつみ)

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