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故郷を焼かれ、母を汚職警察官に殺された…猿のマスクを被った“殴られ屋”のリベンジ 「モンキーマン」を採点!

文春オンライン / 2024年8月25日 17時0分

故郷を焼かれ、母を汚職警察官に殺された…猿のマスクを被った“殴られ屋”のリベンジ 「モンキーマン」を採点!

©2024 2024 Universal Studios. All Rights Reserved. 配給:パルコ ユニバーサル映画

〈あらすじ〉

 キッド(デヴ・パテル)は幼い頃に故郷の村を焼かれ、最愛の母を汚職警察官のラナ(シカンダル・ケール)に殺された。孤児としてどん底を生き抜いてきた彼は今、闇の賭け闘技場で猿のマスクを被った“殴られ屋”として生計を立てている。通称は〈モンキーマン〉だ。

 ある日、キッドは自分から全てを奪った連中のアジトを発見する。隠れ蓑の高級売春宿に従業員として潜り込み、VIPパーティーに参加していたラナに銃口を向けるが、失敗し、大怪我を負う。

 指名手配犯となったキッドは、絶大な権力を持つ教祖のバーバ・シャクティ(マカランド・デシュパンデ)が、真の敵であることを知る。

〈解説〉

 インドの架空の都市を舞台にしたリベンジ・アクション。主演のデヴ・パテル(『スラムドッグ$ミリオネア』)の監督デビュー作。121分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆猿のお面がリアルで目を見張る。話は、母を殺した者への復讐。観ている間は面白かったが、後で現実的疑問が次々と。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★☆血まみれ汗まみれの暑苦しさを感じないでもないが、馬力の強さは傑出。デヴ・パテルにこんな嗜好があったとは驚きだ。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★★弱者を根絶やしにする悪辣さ。その恨みをはらす復讐劇。ヒジュラの闘う姿は美しく煌びやか。憂さを壮快に吹き飛ばす。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆渾身作故の特別な輝き。デヴ・パテルの肉体が猥雑な都市空間に呼び込む神話性。怒りの鉄拳の狂おしさが画面を満たす。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★☆デヴ・パテルの監督デビュー作にして主演というアドレナリン全開。世情やインド神話をも取り込む痛快復讐格闘映画。

INFORMATIONアイコン

モンキーマン(米、カナダ、シンガポール、印)
8月23日(金)より全国公開
https://monkeyman.jp/

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2024年8月29日号)

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