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“日本代表”としてメダルを獲得するが…韓国人選手が誇りを取り戻すために勝利を目指す 「ボストン1947」を採点!

文春オンライン / 2024年9月2日 17時0分

“日本代表”としてメダルを獲得するが…韓国人選手が誇りを取り戻すために勝利を目指す 「ボストン1947」を採点!

©2023 LOTTE ENTERTAINMENT & CONTENT ZIO Inc. & B.A. ENTERTAINMENT & BIG PICTURE All Rights Reserved 配給:ショウゲート

〈あらすじ〉

 1936年、ベルリン五輪。ソン・ギジョン(ハ・ジョンウ)とナム・スンニョン(ペ・ソンウ)は、“日本代表”として男子マラソン競技に出場。それぞれ金メダル、銅メダルを獲得するも、表彰台でのある行為が理由で引退を強いられる。

 終戦後、ソンの祖国は日本から解放されるが、メダルの記録は日本のままだった。

 1946年、ソウル。ソンはナムに誘われ、監督として翌年のボストンマラソンを目指すことに。彼らの指導により、「第二のソン・ギジョン」と期待されるソ・ユンボク(イム・シワン)の才能が開花するが、いくつもの試練が彼らを待ち受ける。

〈解説〉

 失われた記録と祖国の誇りを取り戻すため、歴史ある大会での勝利を目指すチームを、実話をもとに描く。脚本・監督は『シュリ』のカン・ジェギュ。108分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆戦前戦後の日韓関係の変容を頭に入れておかないと。韓国では大変な快挙だったろうと察する。音楽が、くどいのが難。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆話の展開はスポーツ映画の定番。ナショナリズムの発露もくどいが、時代考証や背景描写に意外な味がある。退屈しない。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆マラソンに限らず全力を尽くす体験をしていれば胸が熱くなること間違いなし。祖国を熱烈に想う闘いがあっての実話。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆やたら催涙性の強い作りだが、狙い通りの感動を形にした大衆映画として納得。政治や戦争と五輪の関係は今なお問題だ。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆韓国のスポーツの歴史的側面をポジティヴに発揮。2人の俳優を筆頭に配役のアンサンブルが見事。万人受けな味わい。

INFORMATIONアイコン

ボストン1947(韓国)
8月30日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開
https://1947boston.jp/index.html

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2024年9月5日号)

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