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“バド界のニューヒロイン”志田千陽(27)、住職の父が明かす天然エピソード「神社のお守り? 本人には『あれは寺だぞ』って(笑)」

文春オンライン / 2024年9月4日 11時0分

“バド界のニューヒロイン”志田千陽(27)、住職の父が明かす天然エピソード「神社のお守り? 本人には『あれは寺だぞ』って(笑)」

一躍ニューヒロインになった志田千陽

「メダルを獲った翌日にパリのJOCの拠点で本人と会うことができました。『良かったなぁ』と声を掛けると『良かった、良かった』とホッとした様子だった。やはり3位と4位では大きな差がありますから」

 そう話すのは、秋田県八郎潟町の清源寺で住職を務める志田憲(けん)昭(しよう)さん(58)。バドミントン女子ダブルスで銅メダルを獲得した志田千(ち)陽(はる)(27)の父だ。

◆◆◆

チャーミングな振る舞いで人気沸騰

 パリから帰国後は、1学年下の松山奈未(26)と組んだ“シダマツペア”で、テレビ番組から引っ張りだこの志田。その愛らしいルックスはもちろん、試合中に舌を出したり地団駄を踏んだりするチャーミングな振る舞いが取り上げられ、人気が沸騰している。

「志田のインスタグラムのフォロワー数は準決勝前が48万人程度でしたが、いまや100万人に迫る勢いです」(スポーツ紙デスク)

 一躍ニューヒロインとなった彼女がバドミントンを始めたのは、幼稚園の年長だった6歳の時だった。憲昭さんが振り返る。

「幼少期からとにかく運動神経が抜群。小1か小2の頃、千陽を連れて仙台に実業団の試合を観に行ったんです。オグシオさん(小椋久美子、潮田玲子)が出ていて、娘が『私も将来(2人が所属していた)三洋電機に入りたい』と言ったことをよく覚えています」

 以来、地元のクラブチームに所属して練習に励むようになる。小4の時に、早くもシングルスで全国大会3位に。当時指導していた甲(かぶと)谷(や)甚一監督が言う。

「あの子は跳ぶ、走るなどの動作が抜きん出ていて、シャトルランをやらせるとすごい記録が出るんです。あまりに強すぎて、同学年の子たちから『千陽とは試合したくない』と言われてしまうほど。それで年上の男子と試合をしていました」

バドミントンも強く、美人だと校内でも有名だった

 その後、隣県の強豪校・青森山田に進学した。中2の時、アジア各国のユース代表が出場するANAアジアユースジャパン選手権のダブルスで優勝。高3のインターハイでは、団体とダブルスの2冠を勝ち取った。

「青森山田ではバドミントンも強く、しかも美人だと校内でも有名だったようです」(志田の知人)

 その評判を示す可愛すぎる写真がある。「夢へと踏み出す」「一歩はここから」の文字がプリントされた中央に写っているのは、同校の制服に身を包んだショートボブの女の子だ。

「学校としても、志田の実力とルックスに目を付けたのでしょう。受験生向けの広告に起用されたのです。当時は今とは違って短めの髪型でしたね」(同前)

乃木坂46の“ガチヲタ”

 アイドル顔負けの志田だが、自身も乃木坂46の“ガチヲタ”だ。推しは、今年5月にグループを卒業した山下美月(25)。パリに持参したバッグには、山下のレアなキーホルダーを付けていた。試合前には、乃木坂46の楽曲を聴いて癒されていたという。帰国後、日本テレビの特番では山下が登場し、「待って、待って! やばい、可愛い、どうしよう!」と大興奮する姿も放送された。前出の甲谷監督の妻、弥生さんも続ける。

「5年前に地元で、秋田マスターズという大会があったのですが、表彰式のプレゼンターが秋田出身の元乃木坂46メンバー、生駒里奈さんだったんです。『生駒ちゃんに会える!』ってちーちゃん(志田)は意気込んでいたんですけど、優勝できなくて。とても残念がっていましたね」

「あれは寺だぞ」

 アイドルが大好きで、どこか天然キャラな一面もある志田。銅メダル獲得後には、2012年のロンドン五輪で女子ダブルス銀メダルに輝いた藤井瑞希が自身のX(旧Twitter)で〈オリンピック出発寸前に神社でお守りと塩を山ほど買っていた千陽をおいときます。笑〉と投稿していたが、神社……あれ、志田は寺の娘では? 憲昭さんに尋ねたところ、笑いながら“真相”を明かしてくれた。

「神社と言われていますが、お寺なんですよ。パリに向かう前にお参りしたのは、豊川稲荷の東京別院。神社と思われるかもしれませんが、私たちと同じ曹洞宗のお寺です。本人にも『あれは寺だぞ』って伝えました(笑)。本当は千陽の弟が神奈川県のお寺で修行をしているので、弟に会いに行こうとしたのですが、お盆で帰省していたので、急遽豊川稲荷さんに行くことになったようです。それで、お清めの塩ももらって」

「テレビで観るあのままです(笑)」

 秋田に帰省中の弟、興(こう)亮(りよう)さんもこう語る。

「自分はお寺のことがあったので、パリには行かず秋田から姉の活躍を見守りました。たくさんのお守りを持っていったのは、験を担ぐのを大切にしているからだと思います。もちろん、年末も、実家のお寺にはお参りをしていましたよ。普段の性格もちょっと天然だし、テレビで観るあのままです(笑)」

 今後については「(松山と)2人で話し合う」とし、28年のロサンゼルス五輪挑戦については明言していない志田。となると、もしや、「結婚」ということもあり得るのか? 憲昭さんに聞いてみたところ、

「パリまではバドミントン一筋でやるって聞いていたので。とにかく金メダルを獲ることが目標だったですから。一度きりの人生だから、本人のやりたい道に進んでもらえればいいと思います」

 僧侶の父の言葉通り、志田は人生の坂道を駆け上がっていく。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2024年8月29日号)

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