不倫遍歴、マハラジャのVIPルーム、極秘結婚もノーダメージ…青田典子（56）が“安全地帯”に辿り着くまで

阪大医卒で外科医の兄がいる　©文藝春秋

　歌手の玉置浩二を特集した8月29日放送「NHK MUSIC SPECIAL」に、玉置の傍によりそう青田典子（56）の姿があった。

「全国ツアーの合間に、沖縄・平和祈念公園などを訪れた玉置のそばに、控えめに立っていた青田。言葉も挟まず静かに見守る姿が印象的でした」（放送記者）

　音楽関係者が補足する。

「2010年の結婚を機に、青田は『夫を献身的に支えたい』と芸能活動を休止。家庭だけでなくツアーにも同行するなど、健康面から衣装まであらゆるサポートに徹している」

　渋谷でスカウトされ、短大を中退して芸能界入りした青田。グラビアでヌードを披露するなどセクシーな風貌で注目され、1990年に結成したC.C.ガールズで一躍時の人になる。

マハラジャのVIPルームに出入りし、不倫も含めた恋愛遍歴を重ねる

「歌って踊って水着になってフル活動。セクシーグループブームを牽引した。グループ卒業後、Vシネや単発ドラマ出演を続けたが低迷は長く、引退を考えたこともあったそう」（芸能記者）

　下品が売りのバラエティ番組「ロンドンハーツ」への出演がきっかけで息を吹き返す。後のない女性タレント同士がぶっちゃけトークを繰り広げる「格付けしあう女たち」での杉田かおるとのバトルは番組の目玉に。ゆえに私生活を切り売りするのもいとわない。

「マハラジャのVIPルームに出入りし、不倫も含めた恋愛遍歴を重ねるなど『バブル青田』の名前どおり、派手なプライベートだった。07年には女性誌に1年足らずの極秘結婚生活をすっぱ抜かれたが、なんらダメージにはならず、むしろ負け犬キャラで貪欲に生き抜いてきた」（同前）

“実質4度の離婚歴を誇る自由人”との結婚生活が15年目に

　だがそんなプッツンタレントは、自らをはるかに上回るプッツン歌手との出会いで大きく人生の航路を変える。

「玉置は実質、4度の離婚歴を誇る自由人。どちらもコソコソするのが嫌いなタイプで、2人の交際はスタートからゴールインまで常にワイドショーの格好の餌食でした」（同前）

　先行きの不安がささやかれた結婚生活だったが、夫の統合失調症が明らかになるとがらりと変わった。

「毎朝5時起きの食事作りに始まり、寝るまで付きっきりで世話をしているようです。時に気功師にまで頼る青田の支えで玉置は回復できた」（前出・音楽関係者）

　玉置はわずかな休養だけで復帰。当初の憶測を吹き飛ばし、結婚生活は15年目に入る。

「青田自身、自分中心の生活ではなく、人を支える裏方に回ったことで『人間的に成長できた』と回顧しています」（女性誌編集者）

　人生の荒波をのりこえた安全地帯に今はいる。

（「週刊文春」編集部／週刊文春 2024年9月12日号）