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小泉進次郎はまさかの3位…では1位は? 自民党総裁「なってほしい人」2400名アンケート結果発表!「最下位はあの地味男」「意外と人気な“女性候補”」

文春オンライン / 2024年9月9日 6時0分

小泉進次郎はまさかの3位…では1位は? 自民党総裁「なってほしい人」2400名アンケート結果発表!「最下位はあの地味男」「意外と人気な“女性候補”」

9月6日に出馬表明会見を行った小泉進次郎氏 ©時事通信社

 小林鷹之氏を皮切りに石破茂氏、河野太郎氏、林芳正氏、茂木敏充氏、小泉進次郎氏と出馬表明会見を行い、告示日(9月12日)を前に、いよいよ群雄割拠の様相を呈してきた自民党総裁選。党員・党友票と国会議員票で勝者が決まる選挙戦は事実上の「総理大臣決定戦」とあって大きな注目を集めている。一体、それぞれの候補者の人気はどれほどのものなのか。

  「週刊文春」では8月29日発売号の誌面で「自民総裁選 11人の精密検査」と題し、岸田文雄首相の総裁選不出馬表明後に出馬意向の報道があった11名を徹底調査 。同時に「総裁になってほしい人/なってほしくない人」というテーマでネット上でのアンケートを実施し、メールやSNSで告知を行い9月2日までに計2452票が集まった。前編では「なってほしい人」アンケートの結果を発表する。< 後編「なってほしくない人」編も公開中 です>

◇◇◇

11位 加藤勝信 23票

 最下位はまさかの官房長官経験者の加藤勝信氏。コロナ禍でも厚生労働大臣を務めた実力派を「地味だが堅実」という理由で推す声はあった。だが、いかんせんその地味さがネックに。党三役(総務会長)と厚労相、官房長官という重要閣僚の経験者でありながら、「なってほしくない人」でも10位(29票)と、まったくと言っていいほど存在感を示せていない。

10位 茂木敏充 28票

 10位は茂木敏充氏。現在、総裁に次ぐ党の要である幹事長を務める大物議員で「党の三役と、(外務相、経産相という)重要閣僚を経験した唯一の候補」(長野県・25歳女性)と実績を買う声が多かったが、支持は伸びず。中には「なってほしい人」に票を投じた理由として、こんな思惑をぶちまける人も。

「国民人気がなく、総選挙で自民党を大敗に導くと思うから」(東京都・37歳男性)

「自民党が下野するような不人気なトップが望ましいと考えるので」(愛知県・59歳男性)

 9月4日の出馬会見では「増税ゼロの政策推進」を掲げた茂木氏だが、「党勢ゼロ」へと進みかねない不人気ぶりだ。

9位 斎藤健 43票

 9位の斎藤健氏は「裏金」「旧統一教会」といった問題とは無縁である印象から1票を投じたという意見も多く、消去法的な選択という理由を挙げる人が続出。中にはこんな声も。

「回答は『いない』だが、その選択肢が無いので、名前も知らない齋藤健という人にしただけ」(静岡県・59歳男性)

 一部ながら、法務大臣時代に熱心に取り組み導入された「共同親権」への強固な支持もあり、得票の上積みに繋がった。これまでキャッチフレーズでは「 最初はグー、さいとうけん」「必ず最後に“健”が勝つ~!」など試行錯誤を繰り返している 斎藤氏、今回の総裁選が広く知られる足がかりとなるか。

8位 野田聖子 85票

 かたや「共同親権」反対派の8位の野田聖子氏は、「共同親権」では不支持を集めていたが、「選択的夫婦別姓に賛成だから」(京都府・64歳女性)など「選択的夫婦別姓制度」に賛成する立場から多く票が集まる格好に。「リベラル」といった単語やクリーンさに惹かれて、投票する人も多く見られた。2021年にはなんとか悲願の初出馬を果たしたが、今回は推薦人集めの苦戦が伝えられている。

7位 林芳正 103票

 7位の林芳正氏は、「安定感」から支持する声が圧倒的多数。消去法という消極的な理由も目立ったが、「英語で外国に対等に渡り合える国際良識派」(広島県・64歳男性)など世界の首脳と渡り合える能力を評価する意見も多く寄せられた。

6位 河野太郎 107票

 6位は河野太郎氏。支持層を見ていくと、若い層が多い。全体の投票者平均年齢が62.1歳も河野氏支持者に限ると57.7歳。若年層から「ちゃんと仕事をしてくれる」という期待の声が集まっている。

「決断力があり、変化の速い時代に合っていると思うから」(兵庫県・29歳男性)

「国民のことを考えてそう」(東京都・17歳女性)

「信頼度が高いから」(千葉県・15歳女性)

5位 小林鷹之 143票

 総裁選出馬会見を一番乗りで行い、40代と若さが際立つ“コバホーク”は、フレッシュさを評価され、トップ5にランクイン。

「若さと政策に明るいところ。真っ先に手を挙げて小細工がない」(千葉県・56歳男性)

「キャリアが立派で、マスメディアとのやり取りなどで頭の回転が早い。元財務官僚の経験を活かして着実な政策を進めてくれそうだから」(東京都・59歳男性)

 知名度に課題ありだが、その分「世襲では無く、自身の能力で今の地位にある」(兵庫県・75歳男性)と能力を買う声が多く、着実に支持を広げている。

4位 上川陽子 194票

 元首相の麻生太郎氏が「俺たちから見てても、このおばさんやるねえ」と放言し、一躍注目を浴びた女性総理候補。法務大臣の経験があり、現在は外務大臣を務め、実務経験もバッチリ。大臣としての力量を称える声が多く寄せられた。

「まず最初に麻原(彰晃)の死刑にサインをしたという心根に敬服。他の男性大臣が出来なかった事を職務として行った事。また裏金疑惑もなく、クリーン。そしてハーバード大学院(留学)で各国のトップとも忌憚なく話せるインテリジェンスと語学力。次期総理はこの人しかいない」(東京都・51歳女性)

「外務大臣として精力的に活動されて、信頼出来る。アメリカのハリス氏が大統領になったら、丁度日本も女性の総理大臣がなれば、意思の疎通が取れるんじゃないかな、と思います」(長崎県・76歳女性)

「初の女性総理」期待票も集まり、トップ3に迫る位置に。

 残る3名は、石破茂氏、小泉進次郎氏、高市早苗氏。第3位は……

3位 小泉進次郎 233票

 元首相・小泉純一郎氏の息子として「次の総理候補」と話題に挙がり続けた“プリンス”がまさかの3位。各世論調査ではトップに立つなど知名度は抜群の印象だが、このアンケートでは思わぬ苦戦。支持者のコメントを見ていくと、父を念頭に置いた期待の声が多かった。

「若い。父のようにどこか期待させられる」(東京都・43歳男性)

「親子2代で腐った自民党をぶっ壊してくれそう」(大阪府・33歳男性)

「世代交代、古い価値観の自民党をぶっ壊す クリーンエネルギー推進をセクシーに」(福島県・44歳男性)

「トンデモ発言を繰り返して自民党をぶっ壊して欲しい」(千葉県・70歳男性)

 最後のコメントは「反党行為」に思えなくもないが、クリーンに、時にセクシーに、自民党を変えてほしいという期待の声が多数集まりつつある。候補者の中で最年少とフレッシュさを推す声も根強い。

2位 高市早苗 635票

 2位は、前回の総裁選にも出馬した高市早苗氏。上川外相同様、女性総理を望む声に加え、安倍元首相の名前を挙げて、

「安倍元総理の正統後継者で保守本流の考え方であるのと同時に、全ての面で安心して国家運営を任せられる人であるから」(静岡県・47歳男性)

「故安倍晋三元総理の遺志を引き継ぎ、国家の行く末をきちんと考えて行動してくれると期待するから」(茨城県・62歳女性)

 と遺志を継ぐ存在として推す声も多く見られた。また、「女性タカ派として頑張ってほしいです」(京都府・37歳男性)という保守男性層からの支持も固い。

 得票数のうち男性比率が76.5%と他の女性候補(上川67.0%、野田65.9%)より10ポイントほど高くなっている(全体の得票率は男性74.1%、女性23.9%、無回答2.0%)。

 アンケート開始後に立候補意向表明の会見を行った青山繁晴参議院議員への投票を待ち望む熱い声も寄せられた。

「青山繁晴さんが選択肢になかったので選びました」(栃木県・48歳)

「青山さんのほうがもっと良い」(長野県・63歳男性)

 その数33名。高市票の中には青山票が一定数入っていることを付記しておく。

1位 石破茂 858票

 1位に輝いたのは、各種世論調査で長年「首相にふさわしい政治家」として名前が挙がり続けてきた石破茂氏。ただ、高市氏とは異なり、熱烈な支持であるかというと、そうでもなく、「消去法」を理由にする声が圧倒的だった。

「消極的選択の一語です」(三重県・60歳男性)

「他の候補よりもマシだから。消去法」(神奈川県・57歳女性)

「一番まし、かも?という理由です。総裁になって欲しい!と思っているわけではありません」(神奈川県・30歳)

 これまで党内の支持を集められず、総裁選では4度涙をのんできた。しかし、その「不人気ぶり」が却って人気を集める要因になっている。

「昔から、一番まともなことを言っている。安倍元首相に嫌われて、干されても、主義主張を曲げないから、他の議員さんから、嫌われているのだと思う」(大阪府・83歳男性)

「自民党内で人気が無いということが一番の理由。自民党を変えられるのはこの人くらいしかいないのでは」(東京都・64歳女性)

「人望がないということは、まともなのかもしれないから」(兵庫県・51歳女性)

 今回、本人が「38年間の政治生活の集大成で、最後の戦い」と意気込み、「5度目の正直」となるかとあって、その決意への同情票も集まった。

「5度目の正直で一回やってみてほしい」(東京都・42歳男性)

「臥薪嘗胆、これまで待っていたんだから一度はやらせてみたい。そう下手なことはしないと思う」(愛媛県・77歳男性)

クリーンさを評価する声

 石破氏に期待するところは何か。回答からは「刷新」というキーワードを用いながら、クリーンさを評価する声が多く見られた。

「先日、自民党を『刷新感』ではなく『刷新』しなければならない、と発言し、その通りだと思ったから」(東京都・68歳女性)

「裏金問題を解決して 自民党を刷新してくれると思う」(千葉県・75歳男性)

 石破氏の国民人気の高さが浮き彫りになった本アンケート。ここまで見てきたのは、単なる「人気投票」。では、国民に拒否感がある「総裁になってほしくない人」は誰なのか?<後編: 「石破茂でも高市早苗でもない…自民党総裁「なってほしくない人」アンケート1位は“あの世襲議員”「不支持が根強い茂木敏充」を読む >

〈 石破茂でも高市早苗でもない…自民党総裁「なってほしくない人」アンケート1位は“あの世襲議員”「昔はファンでした。でも…」「圧倒的不人気の茂木敏充」 〉へ続く

(「週刊文春」編集部/週刊文春Webオリジナル)

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