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「“森口ビキニ”がトレンド入りして、スクショしちゃいました(笑)」グラビアを断り続けていた森口博子が“34年ぶりの水着姿”になったワケ

文春オンライン / 2024年9月28日 11時0分

「“森口ビキニ”がトレンド入りして、スクショしちゃいました(笑)」グラビアを断り続けていた森口博子が“34年ぶりの水着姿”になったワケ

森口博子さん ©深野未季/文藝春秋

〈 ガンダムの生みの親・富野由悠季は「大人になることはなんの問題もない」と言ってくれた…森口博子が語る、アニソンへの“熱いリスペクト” 〉から続く

 8月7日に発売されたアルバム「ANISON COVERS 2」のジャケットで34年ぶりにビキニ姿を披露したことでも話題となっている歌手の森口博子さん。アルバムは、オリコン週間アルバムランキング8位、Billboard JAPANトップアルバムセールス週間ランキング5位を獲得とヒット中だ。

 コロナ以前はグラビアのオファーを断り続けていた彼女がなぜ久々に水着姿になったのか。その理由を聞いた。(全3回の3回目/ 最初から読む )

◆◆◆

「夏のアルバムだし、水着になっちゃう?」

――アルバム「ANISON COVERS 2」では実に34年ぶりのビキニを披露しています。今回、なぜ水着姿になることにしたんですか。

森口博子さん(以下、森口) 前回のアルバム「ANISON COVERS」がすごく好評で、オリコンデイリートップ10入りして、配信サイトでも1位をいただき、色々と盛り上がってる中でひらめきました! 「じゃあ次のジャケットは何にしよう。夏のアルバムだし、水着になっちゃう?」という話になり、スタッフも賛同してくださり、ほんとに具現化してきて(笑)。

――水着姿になるということで、身体を絞ったりと準備はされたんですか。

森口 実はここ数年写真集やグラビアのオファーをいただいていたんですけど、やっぱりお年頃になるとホルモンのバランスが崩れたり、身体の変化とかもあってお断りしていたんです。特にコロナ禍のちょっと前くらいから太ってしまっていて「水着になることはこの先ないだろうな」って思ってました。

 でもコンサートの公演数が増え、その中のハードなダンスシーンで、徐々に体が締まってきたんです。特に松本伊代さんと早見優さんと3人でアイドルユニット「キューティー☆モリモリ」をやらせていただいているんですけど、私たちはコンサートですごく激しく踊るんです。フォーメーションとかも凝っていて、それこそ山本リンダさん、ピンク・レディーさん、MAXさんなどの曲を立て続けにメドレーで踊るので、結構絞れてきました。それもあって今回水着になれたというのはあります。

――森口さんは90年以降に水着になっていないこともあって、ネットなどでは「森口博子グラマー説」が“都市伝説”となっています。 文春オンラインの過去の記事 にも「想像を超えたグラマー」って書いてありました(笑)。

森口 ウケる~(笑)。その記事を見ました。そういうキャッチコピー、うまいですよね、文春さんって。

撮影は恥ずかしさより楽しみの方が勝った

――水着の写真集は過去にも出されていますね。西田幸樹さんと、野村誠一さんが撮られた写真集です。

森口 西田さんの写真集はお陰様で19万円のプレミアがついて、よくバラエティでもネタにさせていただいています(笑)。今回の水着は野村誠一さんの写真集以来34年ぶりで、取材で「恥ずかしいから女性スタッフだけにしてもらいました、みたいなことってあったんですか?」と聞かれるんですけど、全く恥ずかしさがなくて(笑)。年齢のせいなのか、恥ずかしさより楽しみの方が勝っちゃって。

 ただ若い男性スタッフの方はお母さんのビキニを見せられちゃったような感覚だろうなと。申し訳ないっていう気持ちでした(笑)。

――上半身だけでなく、全身の水着姿も撮られているのはさすがだなと思いました。先ほどコンサートで絞れてきたとおっしゃってましたが、他に気をつけていることはありますか。

森口 30代から毎朝20分のストレッチを続けています。あとは食生活ですね。たんぱく質を毎日きちんと摂るように心がけてます。それに糖の吸収が和らぐように炭水化物を1口目に摂らないこと。野菜や副菜を食べて、お肉を食べて、そのあとご飯に行くように気をつけています。今日食べたものが自分の人生を作るので。そこはあなどっちゃいけないなって、年齢を重ねてくるとますます実感しますよね。

「自分の人生爆裂エンジョイ」ジャケットに込めた思い

――水着になったことへの周りの反響はどうでしたか。

森口 SNSで“森口ビキニ”がトレンド入りして思わず嬉しくてスクショしちゃいました(笑)。ファンのみなさん、すごく楽しんでくれました。とにかくサプライズをしたかったんです。それで歌詞カードの一部を“水着袋とじ”にしたんですけど「まさかこの年になって袋とじを体験するとは」とか、女性のファンの方々からも「人生初の袋とじが森口さんです」と反応をいただき、みんながワクワクしてくれて私もウキウキです。

「森口さんみたいに歳を重ねたいです」と言われたのも励みになりました。やっぱり女性って30代は第1ゆらぎ世代、40代は第2ゆらぎ世代、50代は50代なりの日々のゆらぎがあるので、その中でそういう風に言ってもらえるとモチベーションになります。同世代で「森口さんのビキニを見て、今年の夏、海に行って水着になることに決めました」と言う方もいました。

 50代が水着になったところで誰も死にゃーあしない。なりたければなっていいと思うし。パレオでカバーして工夫したり、人生やりたいことをやって、自分が楽しむことが一番。年齢に関係なく、自分の人生爆裂エンジョイしちゃおうっていう思いもこのジャケットに込めてます。

アニメの中でその人物を生きてみたい

――また写真集を出されたりはしないんですか?

森口 写真集の予定はないですね。野望で言えば、声優のお仕事もしてみたいです。

――1987年のOVA「サーキット・エンジェル ~決意のスターティング・グリッド~」で一度やられていますよね。

森口 そうなんです。よくご存知ですね。でもあれ1回だけなんです。今は声優さんで歌を歌われて、音楽チャートも賑わして、ステージも華やかにって方が多いじゃないですか。でも歌手の方が声優をやるケースってまだまだ少ない。アニメの中でその人物を生きてみたい。なので、関係者の皆さんお願いします!

 あとは私はファンのみなさんに驚いてもらったり、すごいと言ってもらえるのが大好物なので、「ANISON COVERS 2」ではビキニでしたけど、「ANISON COVERS 3」でもジャケットでまたワクワクさせたいですね。3のリリースはまだ決まってないんですけど、これも言霊で(笑)。

50代になって音楽人生が更に豊かになって来た

――先ほどお話しされていましたが、コロナ明け後はステージ数が増えていらっしゃるんですね。

森口 コロナ前より増えてきてますね。アニソンのステージもそうですし、アイドル、ポップスも両方増えています。ありがたいことに50代になって音楽人生が更に豊かになって来たことを実感しています。本当に暇な10代の頃からは想像もつきませんでした。

 20代のバラドルの時期は音楽番組への出演や全国ツアー、紅白歌合戦と歌手として良い時代を体験させていただいたんですけど、そこから今、新たにアルバムなどで再注目していただいて。夢には締め切りがないなって思いました。ツアーで、コンサートで、ファンの皆さんと繋がることができる。私にとっては本当に譲れない居場所です。

曲も、歌声も、ファンのみんなの人生と一緒に育っていった

――ファン層にも若い世代が増えてるなって感じますか。

森口 感じます。私はコンサートで必ず拍手で年齢を聞くアンケートをするんですけど、小さなお子様も10代の子もいるんですよ。私がふざけて「広瀬すずだよ」っていうと、ニヤっと「違う」ってリアクションしてくれます(笑)。きっかけはと聞くと、ガンダムだったり「お父さん、お母さんが曲を聞いていたから、自然にファンになりました」とか。バラエティを見てファンになってくれた人もいます。あと80代のファンの方もいらっしゃってグッときます。本当に幅広いです。

 コンサートは私の生命線ですね。アルバムを立て続けにリリースしている昨今、エゴサすると「歌声が進化した」とか、「森口博子なめてました」とか「バラエティで面白おばちゃんかと思ったら、不覚にも泣きました」と嬉しい感想が届いて。泣きながらスクショしたんですけど。

 それもやっぱりファンのみなさんがコンサートを通じて、私の歌声を育ててくれたからなんですよね。私一人ではここまで成長できない。曲も、歌声も、ファンのみんなの人生と一緒に育っていったので。昨日今日では築けないですね。

「感情移入がハンパないです!」推しがいる幸せ

――今後やりたいことはありますか。

森口 私、今「ILLIT」(韓国の5人組ガールズグループ)が好きなんですけど、語る企画とかないですか?

「ILLIT」を通じて何が言いたいかと言いますと、こんな50代のおばちゃんが10代、20代の彼女たちのパフォーマンスを通じて、こんなに元気をもらえる。推しがいるって最高だと思ったんですよ。全員ルックス、ダンス、歌唱力、パーフェクト!! 本当に動画を観ただけで疲れが飛ぶ。どんな高い栄養ドリンクよりもすごいなと思っていて。サバイバルオーディションの頃から観ていたので、感情移入がハンパないです! ステージの映像観て、カメラ割りとかにも勝手に口出ししています(笑)。推しがいると頑張れるということを伝えたいです!

――すごい熱量だ……。「ILLIT」がライブをやる時はチケットを意地でも取らなきゃですね。

森口 絶対、仕事休みます。「ILLIT」のコンサートで、若い子に混じって号泣している激しいおばさんがいたら、絶対私だと思います。でも自分がこんなになるとは思わなかったです。本当に推しがいるって幸せですね! ファンの方の気持もすごく分かります!!

INFORMATION

★森口博子さん最新アルバム「ANISON COVERS 2」発売中★

 オリコン週間アルバムランキング8位、Billboard JAPANトップアルバムセールス週間ランキング5位を獲得! 森口さんが歌うアニソン「神曲」の数々は要チェックです。

★森口博子 39(サンキュー)コンサートツアー "ANISON & POPS NIGHT”公演情報★

【大阪公演】

[日程] 2024年11月17日(日)
[会場] 大阪・森ノ宮ピロティホール
[時間] 開場17:00 / 開演18:00

【東京公演】

[日程] 2025年1月12日(日)
[会場] 東京・昭和女子大学 人見記念講堂
[時間] 開場16:30 / 開演17:30

森口博子さんオフィシャルサイトは コチラ

(徳重 龍徳)

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