「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 慶應大学教授が教える“いいコミュニケーション”の対処法
文春オンライン / 2024年9月17日 6時10分
『「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策』(今井むつみ 著)日経BP
著者は慶應義塾大学環境情報学部教授で、専門は認知科学、言語心理学、発達心理学。その研究成果を『学びとは何か』『英語独習法』(共に岩波新書)『言語の本質』(中公新書、秋田喜美との共著)などの形で広く一般向けに発表し、好評を博してきた。
本書は著者にとって初めてのビジネス書。日々のやりとりの中で、何をどう聞き逃し、都合よく解釈し、誤解し、忘れるのか。認知の特徴は人によって異なる。それでもきちんと伝わるように、お互いに考えることが「いいコミュニケーション」の実現には不可欠。コミュニケーションをする双方の持つ「知識や思考の枠組み(スキーマ)」つまりは「思い込み」の問題に着目し、本質に迫る考察を展開した上で、実践的な対処法を示している点が特色だ。
「編集にあたり、さまざまな『伝える』分野でご活躍されているビジネスパーソンに取材させていただきました。著者の基礎研究の成果にくわえて、ビジネス現場での知見を盛り込めたことで、より実践的な内容にできました」(担当編集者の宮本沙織さん)
取材以外にも、新型コロナウイルス対策における専門家の発言など、豊富な事例を引いて、コミュニケーションの問題が具体的にわかりやすく書かれている。本書自体がまさに、「伝わる」コミュニケーションの実例とも言えるだろう。
(前田 久/週刊文春 2024年9月19日号)
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