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「有名なAVの男優に会いたかった」“紀州のドン・ファン殺人公判”須藤早貴(28)が明かした“AV出演の理由”と“口止め工作”「ホストと付き合っていた時期は1年生の時くらいに」

文春オンライン / 2024年9月14日 16時0分

「有名なAVの男優に会いたかった」“紀州のドン・ファン殺人公判”須藤早貴(28)が明かした“AV出演の理由”と“口止め工作”「ホストと付き合っていた時期は1年生の時くらいに」

初公判に出廷した須藤早貴被告=12日、和歌山地裁[イラスト・松元悠氏] ©時事通信

〈 「ジャニーズのメンバーの家に遊びに行った」“紀州のドン・ファン殺人公判”須藤早貴(28)が友人たちに語っていた虚実 グループLINEは“恋して昇天ナンマイダ”〈車を買うとしたら、フェラーリかランボルギーニ〉 〉から続く

 2018年5月24日の夜、「紀州のドン・ファン」こと和歌山県田辺市の資産家・野崎幸助氏(享年77)が急性覚醒剤中毒で死亡した事件。殺人と覚醒剤取締法違反の罪に問われた55歳年下妻の須藤早貴被告(28)の裁判員裁判が、和歌山地裁で行われている。9月13日の第2回公判では、須藤の高校、専門学校時代の友人たちの供述調書やLINEのやりとりが読み上げられた( #3 からつづく)。

◇◇◇

 続けて法廷では、専門学校時代の友人の供述調書も読み上げられた。複数の友人で作るグループLINEには、やはり野崎氏の死後、須藤からマスコミの取材を受けないよう、また、SNSに残る自分の写真を削除するよう依頼のメッセージがあったという。だが、この友人たちも「紀州のドン・ファン」怪死報道で、須藤が置かれている状況を知ることになる。

「早貴が野崎さんと結婚したことは全く知りませんでした。早貴はイケメン好きで、以前付き合っていたホストもイケメンでしたし、野崎さんが恋愛対象にならないと思いました。友人の私からみても、野崎さんと結婚したのは、お金のためだったという理由以外、考えられません」(読み上げられた供述調書より)

 2018年6月2日夜。資産家の野崎氏と結婚していたことについて、この友人が「マジなの爆笑」「本当なの爆笑」と送信すると、須藤はこうメッセージを返信。

〈全然財産もらうつもりだったよ。欲のせいで足元すくわれたけど〉

 それまで半信半疑だった友人は、須藤が連日報道されているドン・ファン事件の妻である現実をようやく受け止め「財産はどうなったのか」と尋ねた。須藤が答える。

〈財産はマジ桁外れだから。全部の財産を出すのに時間がかかる〉

 須藤は、心配する友人に対して、軽妙に状況を明かしていく。

〈今の私、時の人すぎてヤバい〉

〈事情聴取に13時間とか、覚醒剤検査、ウソ発見器とか、いろいろドラマ過ぎた〉

 その3日後にも、

〈遺産が入るまでに何年もかかるんだって。遺産が入るまで海外を飛び回る〉

 7月に入り、和歌山県警の捜査員が札幌入りすることが分かると、須藤は「和歌山県警、北海道上陸」と告げ、高校や専門学校時代の友人たちに口止め工作を行っている。

「詳しいことは言わないで」須藤がおこなった口止め工作の中身

〈学生時代の印象も聞かれると思うけど、『アホでした』『先生に怒られてました』くらいで、詳しいことは言わないで。『親のすねかじりでした』とも言わないで。ホストと付き合っていた時期は専門学校の1年生の時くらいにとどめて〉

 読み上げられた友人の1人の供述調書には次のように綴られている。

「当時、私は友人の早貴の頼みなので、なるべくその通りにしたいと思いましたが、警察に協力しないことが正しいことなのか葛藤があったので、LINEには『相手は警察だし、答えられないでは通じないよね』とメッセージを送りました。実際に話を聞きに来た警察官には嘘をつけませんでしたし、知っていることを話しました」

 一方、別の専門学校時代の友人は、野崎氏が死亡する数カ月前、地元で密かに話題になっていた須藤のAV出演について確認したという。その事実は事件の直前、野崎氏が経営する会社内でも知れ渡ることになるのだが( #2 )、須藤はAV出演を認め、その理由を友人にこう説明した。

「有名なアダルトビデオの男優に会いたかったから」

 さらに同年の秋、この友人は、渦中の「ドン・ファン妻」として札幌に戻ってきた須藤とススキノで食事を共にした。そこで直接、須藤に「あのおじいちゃん(野崎氏)、誰?」と尋ねている。

「早貴は『友達の紹介で知り合った』と答えました。なんで結婚したのか聞くと、『月に100万円もらえるから。そんな美味しい話はない』と答えました」(読み上げられた供述調書より)

 第2回公判では、事件当夜、野崎氏の自宅に駆け付けた和歌山県警田辺警察署員2人が検察側の証人として出廷。遺体の状況から薬物中毒を疑い、注射器やパケ(薬物を入れる小包)を捜したが、見つからなかったことなどを証言した。野崎氏の遺体を死因・身元調査法に基づく「新法解剖」に出す旨を説明した際、須藤はスマホでゲームに興じながら聞いていたという。

 裁判員裁判は今後、異例の28人が予定されている証人尋問が中心となっていく。

(「週刊文春」編集部/週刊文春Webオリジナル)

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