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「会社員時代に部長から薬を盛られた」「意識を失い、ホテルに連れ込まれそうになって…」IQ130超えの天才グラドル・日下部ほたるの“波乱万丈な半生”《40以上の資格保有》

文春オンライン / 2024年10月13日 17時10分

「会社員時代に部長から薬を盛られた」「意識を失い、ホテルに連れ込まれそうになって…」IQ130超えの天才グラドル・日下部ほたるの“波乱万丈な半生”《40以上の資格保有》

グラビアアイドルの日下部ほたるさん ©細田忠/文藝春秋

〈 “うつ病”で高校中退、父の突然死、写真集で大胆ヌード披露…IQ130超えの“天才グラドル”日下部ほたるとは何者か?《「MENSA」合格で話題》 〉から続く

 先日、全人類の上位2%の高いIQを持つ者だけが入会を許される天才集団「MENSA」の入会試験に合格した、グラビアアイドルの日下部ほたるさん。今年6月に発売したファースト写真集『 いいなり。 』(講談社)で大胆なヌードを披露したことでも話題になった。

  前編 では壮絶な半生について語ったが、後編では会社員時代に受けたドラッグ被害、「ここトイレだと思って」と要求する撮影会での変な客、40を超える資格を持つ“資格マニア”ぶりについても赤裸々に明かしてくれた。(全2回の2回目/ 1回目 から続く)

◆◆◆

会社員時代に“ヤバい部長”から薬を盛られて…

――日下部さんは投資用マンションの会社で仕事をしていたことがあるそうですね。ブラック企業というイメージもあるのですが。

日下部ほたるさん(以下、日下部) 1日に何百件って電話するんですが、歩合制で物件によっては新人でも一軒決めれば1000万円になることもある。働いている人も見た目は普通の人で、それだけ稼げる仕事なので毎日のように面接があるんです。ただ、当時の部長がやばすぎて、すぐにやめました。

 部長は怪しい人で「俺は芸能界の誰々とも繋がっているんだ」とよく自慢してました。それまでもセクハラはあったんですけど、ある時「会食の場所を下見したいから、一緒にきてほしい」と言われて、行ったら2人だけで。そこで、ちょっとだけならと思ってお酒を飲んだら、薬を盛られていたみたいで、急に意識が飛んだんですよ。

 起きたらトイレにいて、お店の人が介抱してくれていました。意識が朦朧としている中で、下をみたら失禁していて……。

「昨日のことは誰にも言わないように」と言われて退職を決意

――それ、犯罪に巻き込まれてますよ。

日下部 とりあえず少し落ち着いてきて、もう帰るとなったら、その上司が「危ないからホテルに一緒に泊まった方がいい」と言ってきて。なんとかそれを断って、タクシーで帰りました。

 翌朝になって、だんだんと怖くなってきて。会社の社長に泣きながら、部長のことは言わずに意識朦朧となったことを伝えて、その日は会社を休みました。でも、その後に部長から「昨日のことは誰にも言わないように」とメールがきて。怖くなってその会社はすぐにやめました。

 それから数年後、社長から私のところに電話が突然来たんです。「前に君に聞いたことと同じことが、別の女の子でもまた会社で起きている。部長から来たメールがあったら全部出してほしい」って。

 もう昔のデータもないし、関わりたくなかったので断りました。その女の子は部長を訴えようとしているみたいです。

「脱ぎたい、見せたいわけではなかった」グラドルになったワケ

――薬を盛られた部長のいた会社を辞めた後、グラビアアイドルにはどうやってなったんですか。

日下部 仕事を辞めた後、撮影会モデルを再開したんです。次の仕事が決まるまでと思っていたんですけど、そこからグラビアの仕事がどんどん増えてきて、今に至る感じです。

――水着になることに抵抗感はなかったんですか?

日下部 そんなにないですね。キャンペーンガールの時も露出度の高い衣装を着ていましたし。脱ぎたい、見せたいというのではなかったですが、撮影会では水着の方が喜んでもらえるので。

撮影会で経験した過激な要求

――撮影会も一部で過激化していると聞きます。写真を撮らず、キャバクラみたいにずっと話していたり、タッチを許す女の子がいたり。

日下部 撮影もせず、ただベッタリしている人とか最近よく聞きます。みんなそれぞれ戦略があって、過激な水着を着て喜んでもらう子もいるし、ボディタッチありにしている子もいる。そういう子がいると、別の子に対してもカメラマンが「なんで君は出来ないの?」と要求して、それが嫌で辞めちゃう子もいます。私も色々な要求をされたことはありますが、断ってました。

――どんな要求がありましたか。

日下部 めちゃくちゃな要求だと、女の子がトイレをしているところが好きだという人がいて。「撮影会だし無理です」と断ったら「じゃあここにトイレがあると仮定して、ポーズだけして」と言われて(苦笑)。「しゃがむだけでいいならしゃがみますけど、しゃがむだけですからね」と言ってやりました。

「やるつもりはなかった」のにヌード写真集を出した理由

――自ら「しめ縄水着」「黄金ホタテビキニ」など変わった水着を自作して、撮影会で着ていますね。

日下部 グラビアをやっている人はたくさんいるじゃないですか。その中でどうしたら見てもらえるんだろうとなった時に、だんだん自分で変な衣装を作り始めました。作ることも楽しいですし、やっているうちに徐々にファンがついてきました。

――6月5日にはファースト写真集『 いいなり。 』を発売しました。写真集ではヌードになっていますが、なぜこのタイミングで決断されたのでしょうか。

日下部 紙の写真集をずっと出したかったんです。ただヌードをやるつもりはなかったんですが、出版社からは年齢、知名度的に写真集を出すなら水着ではなく、ヌードは必須と言われました。一度は断ったのですが、出版社に再度「ヌードでどうですか」と言われて。綺麗に撮ってもらえるならいいのかなと思い、やりました。

――日下部さんといえば資格を40個以上も持っていることでも知られています。きっかけは何だったんですか。

日下部 ファンの方を楽しませたくて、料理オフ会を開催したりしていく中で、何か違う面白いことをしようと考えた時に思い浮かんだのが、みんなで船に乗ることだったんです。そこで船舶免許を取りました。

 実際に船でオフ会もやりました。八景島で7人ぐらいの2時間コースを3回やって。私が船を操縦して外海に出たら、船の後ろに行って水着になって、それをみんなに撮影してもらいました。その時くらいしか船舶免許は使ってないですね(笑)。

 そこから資格を取るのにハマりました。ファンのみんなといろんなこともできるし、多い時には月に3個とか取ってました。

次は気象予報士の資格を取得したい

――他にはどんな資格を持っているんですか。

日下部 狩猟免許も持ってますし、大型二輪にそば打ち免許、漢検1級、熱波師の資格に、フォークリフト、ガス溶接の資格とかです。勉強自体も楽しいし、好きなんですよ。世の中のいろんなことを忘れて勉強に集中できるし、そんな自分が好きみたいな(笑)。ストレス発散法が勉強なんです。

 今は気象予報士の資格を取ろうとしています。試験は1月と8月の年に2回なんですけど、1月は学科は受かったんですが、実技で落ちてしまって持ち越しに。次に実技に受かれば合格です。

――グラビア以外の仕事もやれるといいですね。やりたいことはありますか。

日下部 子供の時から「これ欲しい」「これしたい」って言ったことが一度もなくて。自分がこうしたいじゃなくて、要望に応えるというのでずっときたので何をやりたいというのがあまりないんです。ただクイズ番組には出てみたいんですよ。なかなかテレビに出るきっかけがないので、どうやったら出られるか教えてほしいです。

 あとは、紙の写真集も機会があればまた出したいです。

撮影=細田忠/文藝春秋

(徳重 龍徳)

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