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「誰かに見せつけたいわけじゃなくて…」両腕に“びっしりタトゥー”のマッチョなVIP乗りが語った“身体と車を弄るワケ”

文春オンライン / 2024年10月1日 6時10分

「誰かに見せつけたいわけじゃなくて…」両腕に“びっしりタトゥー”のマッチョなVIP乗りが語った“身体と車を弄るワケ”

免許をとって最初の車がQ45だったため、最初はサイズに苦労したという

〈 バイクと車を買うため中卒で建設現場に…毎回「妻に黙って」車を契約してしまう男性が改造した“ムーヴカスタム”がすごかった 〉から続く

 家族の思い出をのせる車は、ファミリーカーとは限らない。車趣味を通じて浮かび上がる、色とりどりの家族模様に迫る!

 今回は、インフィニティQ45をカスタムする竜貴(りゅうき)さんをご紹介。

◆◆◆

父とLINEでカスタム談義

 昔からお父さんが車好きで、ずっとVIP系の車を弄っているのを見て育ったんですよ。お母さんも父の趣味には寛容で、こういう車のイベントに家族で出かけることも多かったですね。

 その影響もあって、自分も小さい頃からこういう車が大好きで。もちろん最近の車もいいですけど、やっぱり父が乗っていた年代の車を見ると「シブいな」って思っちゃいますね。

 このインフィニティQ45も自分より年上の車ですけど、車屋さんでたまたま見つけてすぐ気に入って。後期仕様なのに、顔面は前期なところに惹かれましたね。逆輸入の左ハンドルなので、まわりとも被らないですし。

 ただ、これを買ったのが20歳のときで、免許をとってはじめての車だったので、かなり運転には苦労しましたね。サイズがあって小回りも利かないですし、感覚を掴むまでは緊張しきりでしたよ。

 最初はほぼノーマルの状態だったので、父と一緒にどう弄るかを考えて。父もちょっといいアイデアがあったら、LINEで「このホイールよくない?」みたいに送ってくるんですよね。車のことは何でも教えてくれますし、この車のカスタムもほとんどは父のアイデアなんですよ。

 今も父とはしょっちゅうイベントを回っていて、以前はイベントに一緒に並べて展示することもありましたね。ただ、最近は中学生の弟が野球をやっている関係で、父がヴェルファイアに乗り替えていて。それが一段落したら、また新しくカスタムを始めようかなと言っています。

 そうやって楽しむ父を見てきたので、自分としても「一度の人生だから好きなことを楽しみたい」って気持ちが強いんですよね。車もそうですし、タトゥーを入れたのも、もともとそういう気持ちからでした。

 タトゥーも車も、あくまで自分のためのものですから、知らない人に見せつけたいわけではなくて。普段タトゥーは長袖で隠していますね。ジムで筋トレをするときは短パンを穿きたいので、脚の方には入れないようにしています。

 母は車弄りには寛容ですけど、やっぱりタトゥーにはいい顔はしてくれないですね。「それ以上増やすんじゃないよ」と言われてはいるものの、自分にとって大事なものを彫ろうと思うと、どんどん増えてしまって。

 少し申し訳ない気持ちもありますが、それでも自分の人生なので、後悔のないよう自分なりに好きなものを楽しめたらいいなと思います。

〈 “車体に落書き”だらけの改造プリウス…一体何が? 給料のほとんどを車に注ぎ込む21歳のオーナーが語った“カスタム”にこだわる納得の理由 〉へ続く

(鹿間 羊市)

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