「本当は肩に力入りまくりです（笑）」ソロ本格始動30周年を迎えた奥田民生が追い続ける“永遠のテーマ”

©三浦憲治

　今年ソロ本格始動30周年を迎える奥田民生。これまでの歩みを秘蔵写真で振り返る記念写真集『タミオグラフィー』の予約受付も開始した。9月に宮崎県で行われたフェス「JamNight2024」に出演した奥田に直撃取材。還暦を迎える心境を尋ねると……。

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「楽しさはずっと変わらず楽しいですけど、体力のピークは40代でしたね。あのころはツアー中に酒飲んで寝ないでライブしても声が全然出る。何しても大丈夫、みたいな“無敵感”がありました」

　今月21日、ソロ本格始動30周年を迎える奥田民生。『愛のために』など数々の名曲を送り出してきた彼も来年は還暦だ。

「音楽はスポーツと違って勝ち負けがない世界。だから続けられているんだと思います。目標をクリアしないと生きていけない人もいるけど、自分は違うんですよね。目標がなくても楽しければいい。60になったら赤い服を着るんだろうけど、あんまり変わらない。やってることはいっしょ。自分ができることをやってるだけですよね」

　奥田民生、と言えば楽曲はもちろんのこと、飾らない人柄、ファッションも多くのファンの支持を集めてきた。

「『肩の力が抜けていいですね』とか『自然体で羨ましい』と言われますが……本当は肩に力入りまくりです（笑）。全然抜けてないです。ライブで演奏する時、どうやって力を抜くのか、ゴルフの時も力を抜ければもっとうまくなるんですけど。いかに力を抜くのか……これは永遠のテーマです」

[おくだたみお　1965年5月12日生まれ。広島県出身。10月26日、27日に両国国技館で記念ライブを行なう]

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　奥田民生ソロ30周年記念写真集『タミオグラフィー』が予約受付中です。「イージュー★ライダー」「さすらい」「風は西から」など長年にわたってヒット曲を飛ばし続けた彼のライブ、数々のミュージシャンとの共演、さらには楽屋やスタジオでの姿など「人間・奥田民生」が垣間見える秘蔵写真満載の一冊です。詳細は こちら からご確認下さい。
《奥田民生ソロ30周年記念写真集特設サイト》
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（「週刊文春」編集部／週刊文春）