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《札幌15歳少年・母親殺害》殺された40歳母親は「子煩悩なシングルマザー」…中3の愛息子に絞殺されるまで「せめて学校には行かせようと…」

文春オンライン / 2024年10月9日 7時0分

《札幌15歳少年・母親殺害》殺された40歳母親は「子煩悩なシングルマザー」…中3の愛息子に絞殺されるまで「せめて学校には行かせようと…」

事件の捜査を進める白石警察署(ANN Newsより)

 北海道警は8日、札幌市白石区の中学3年生の少年(15)を殺人容疑で逮捕した。7日午前、少年が自宅アパート内で母親(40)の首を絞めて殺害した、とされる衝撃的な事件である。

「目鼻立ちのくっきりした美人」「可愛らしいシングルマザーでした」

 殺された母親は子煩悩で知られていた。知人が驚いて語る。

「彼女は可愛らしいシングルマザーでした。息子さんや娘さんのことも溺愛しているようだった。なんでこんなことに……」

 知人が続ける。

「札幌出身の彼女は、現場系の仕事をする旦那さんとの間に3人の子供をもうけていました。目鼻立ちのくっきりした美人で、アラサーになって以降も髪型や服装に気を配っていた。最近はふんわりとした茶髪でしたね。地元の友達の間で、久しぶりに会っても『全然変わってない』『可愛かった』と話題になるくらいの子でした」

タピオカを飲み、ステーキを食べ…キラキラ日常の末に

 その日常はささやかながら「キラキラだった」と知人は評する。実際、彼女のSNSには、イチゴのスイーツやレストランで食べたカラフルなソースにまみれたステーキ、タピオカドリンクを飲む様子などがアップされていた。中でも目立つのは子供の話題だ。

「『子どもと一緒にお出かけしたの』『リゾート施設に行ってきた』『お祭りに行った』とかよく言っていました。お子さんたちの笑顔の写真を見せてくれましたね。つい先月も札幌の野外の飲食イベントに子供連れで出かけていたはずです。『息子とデート』なんて言って、惚気ることもあったのに……」(別の友人)

 だが、生活に影が差し始めたのは約2年前。夫と離婚すると、経済的に苦労する様子がうかがえるようになった。

「せめて学校にはきちんと行かせようと…」

「下2人の子を引き取って、学校にはきちんと行かせようと頑張っていたと思います。朝4時に起きてお弁当も作っては、『地味にならないように』と試行錯誤しているようでした。2カ月前ほどに現場のアパートに引っ越したばかりのはずです。

 前の賃貸の退去費用は『50万円以上した』とボヤいていて、なんとかやりくりしようと悩んでいたとは思います。でも家族には小型犬のワンちゃんがいるんで、『ペット可だから』って理由もあって転居したそうです。お散歩が息抜きのようでした」(同前)

 子供と愛犬を生きがいに、離婚後も、日常を充実して過ごしていたはずのシンママ。少なくとも周囲にはそう見えていた。ではなぜ、あまりもむごい悲劇が、彼女を襲ったのか――。

 閑静な住宅街では、ものものしい現場検証が今も続いている。

〈 《札幌中3母親絞殺》「お母さんはイヤだと…」祖父母が慟哭告白! 事件家族に起こっていた“異変”とは 〉へ続く

(「週刊文春」編集部/週刊文春Webオリジナル)

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