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「甥っ子、菅野のメジャー挑戦は?」「大谷と菅野の対戦は?」「阿部巨人のクライマックスは?」巨人・原前監督に直撃した!

文春オンライン / 2024年10月16日 7時0分

「甥っ子、菅野のメジャー挑戦は?」「大谷と菅野の対戦は?」「阿部巨人のクライマックスは?」巨人・原前監督に直撃した!

退任後の原前監督 ©時事通信社

 巨人は9月28日、4年ぶり39回目のリーグ優勝を決めた。

「2019年からの第3次原辰徳政権では、2019、20年こそリーグ優勝するも、それ以降は優勝から遠ざかった。2022年、23年はBクラス。同一監督での2年連続Bクラスは球団史上初と不名誉な記録も作った。昨年、原前監督は成績不振の責任を取り、契約期間途中で退任しました」(スポーツ紙記者)

名捕手の阿部らしい戦略がはまった

 巨人の大低迷を引き起こしたのは原前監督本人だという。

「3度目の監督就任の際、原前監督は読売巨人軍の山口寿一オーナーに『好きにやらせてほしい』と話し、編成を掌握した。そのため、選手の一軍二軍の往来やコーチの異動が頻繁に行われ現場は混乱していた」(球団関係者)

 その早急な立て直しを求められたのが阿部慎之助新監督だった。

「今季の優勝の要因となったのが捕手の起用方法です。メイン捕手を定めず、大城、岸田、小林の3選手を併用して起用した。名捕手の阿部らしい守備に重点を置く戦略がはまり、チームの防御率が昨シーズンの3.39から2.49へと大きく改善した」(同前)

スガコバコンビがチームを牽引

 中でも、チームを牽引したのは、菅野と小林の同級生バッテリーだ。

「怪我やコンディション不調で菅野はこの数年、本調子ではなかった。女房役の小林も低打率で出場機会は激減。しかし、阿部監督が小林を菅野専用捕手とするスガコバコンビとして起用した」(同前)

 その結果、菅野は15勝3敗で4度目の最多勝を獲得。防御率1.67を記録し、全盛期に迫る活躍を見せた。そんな菅野は5日、オフに海外FA権を行使して、メジャーリーグへの挑戦を表明した。

「2020年にもポスティング制度でメジャーへの移籍を目指していたが、新型コロナウィルスの流行により、移籍市場も低迷してしまい、巨人に残留を決めた。ただ菅野自身はメジャー挑戦は諦めていなかった」(前出・スポーツ紙記者)

 菅野に関しては、35歳という年齢から厳しいとの声もあるが。

「既に複数のメジャー球団が手を挙げている状況です。長期契約ではなく、1~2年契約で15~20億円での移籍があるのではと囁かれています。ラストチャンスと本人もいきごんでいる」(別のスポーツ紙記者)

巨人の優勝を「私自身、非常に喜んでいますよ」

 昨年と打って変わって好調の古巣に甥のメジャー挑戦。大躍進の背景には原監督の“不在”があるという。

「監督を辞めてからは解説やOB戦以外でグラウンドにおりてくることはなくなりました。阿部と確執があったり、球団ともめていたりするわけでなく、グラウンドにいくと口を出ししてまうから、らしい。一方、原さんは本格的にゴルフに取り組んでいます。専属コーチを雇うほどこだわっていて、『ゴルフが忙しいからでは?』と冗談をいう人もいるくらいです」(同前)

 原前監督に心境を聞くべく、電話をかけると、「はい。原でーす」と明るく応じた。

──退任してから、すぐ巨人が優勝したが。

「若きリーダーである阿部慎之助監督が、本当にいいスタートを切ってくれたということです。これからクライマックスシリーズに日本シリーズとまだ試練というか、まだまだ勝負は続きますけどね。昨年まで監督という立場で見てきたジャイアンツの選手たちが、優勝できたから、私自身、非常に喜んでいますよ」

甥のメジャー挑戦「今回は相談はなかった」

──菅野投手がメジャーへの挑戦を表明したが。

「僕が監督をやっていたときは、そういう相談(メジャー挑戦)は受けていました。今回に関しては、一切、相談はなかった。彼は良いシーズンを送って、何か手ごたえを感じたのかなと、伯父として非常に頼もしく見ていました」

──メジャーでは、何勝ぐらいできそう?

「そこは簡単に、言えませんね。どういう風になるかもわからないし、まぁまぁ、その辺はしっかりと相談があればね、話はするでしょうけど」

──菅野選手がメジャーに行ったら、大谷選手との対戦もあるかも。

「それは、まだまだようわからん(笑)。しかし、そういう風な環境になるっていうことはね、望んでいるファンも少なくないとは思っています」

──今年は、あまり球場に行かれていないとか。熱心にゴルフに行っていたから?

「ゴルフをするとかしないとか、そんなことは関係ねぇだろ。はっはっはっ(笑)。僕はこれまでチームスポーツをやってきた人間だから、個人スポーツの世界が新鮮なんです」

 いまやグラウンドよりもグリーンで全力投球の原前監督であった。

(「週刊文春」編集部/週刊文春)

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