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《札幌中3母親絞殺》「お母さんはイヤだと…」祖父母が慟哭告白! 事件家族に起こっていた“異変”とは

文春オンライン / 2024年10月10日 6時0分

《札幌中3母親絞殺》「お母さんはイヤだと…」祖父母が慟哭告白! 事件家族に起こっていた“異変”とは

白石警察署(ANN Newsより)

〈 《札幌15歳少年・母親殺害》殺された40歳母親は「子煩悩なシングルマザー」…中3の愛息子に絞殺されるまで「せめて学校には行かせようと…」 〉から続く

 札幌市白石区のアパートで、中学3年生の少年(15)が母親(40)を絞殺する痛ましい事件が起きたのは7日のことだった。8日、北海道警は少年を殺人容疑で逮捕。少年は容疑を認めているという。

 一家は母ひとり、子供2人の母子家庭だった。

「孫が……」

「週刊文春」の取材に少年の父方の祖父母が応じた。「おかしくなってしまった」「大変なことになってしまった」とうなだれるのだった――。

 殺害された母親のA子さんは、建設現場で働く夫と結婚し、3人の子供をもうけていた。取材に応じた祖父母も事件のあった札幌市内に暮らしているが、孫らとは別の場所に住んでいる。2人が振り返る。 

祖父母が感じていた事件の前触れ

「息子は札幌市出身のお嫁さんとしてA子さんを連れてきました。最初は私たちのそばに住んでいたんですが、家を建てて独立しました。A子さんは『私も働くから、お義母さん大丈夫です、心配しないでください』と言っていました。息子は足場を組む仕事をちゃんとやっているし、家庭は成り立つはずでした」(祖父)

 しかしわずかな懸念もあったという。

「A子さんは『働く』と言ってアルバイトなどをしていましたが、なかなか続かなくてね。3人も子供がいるから、子育てがそもそも大変だったとは思います。でもA子さんはお金づかいが荒いところがあって、それを心配はしていたんです。友人、知人の前で見栄を張るというか、身の丈に合わないお金の使い方をしていたというか……」(祖母)

 息子夫婦は不和に陥り、約2年前に離婚している。

「一番上の男の子は息子と、下の次男と長女はA子さんについて出ていきました。離婚してからA子さんは経済的に立ち行かなくなって、生活保護を受けているとも聞いていました。私たちはA子さんとは疎遠になってしまってね。次男は会いにきてくれていたけど」(同前)

 そんな中、“事件”の前触れが――。

「お母さんはイヤだ」と…

「去年から今年にかけて、次男が、『お母さんはイヤだ』と一時、息子のところで暮らした時期があったんです。なにがあったのかはハッキリ聞いていませんが、A子さんと子供たちがうまくいっていなかったのかもしれません。A子さんはお酒に依存してしまう面もあったと聞いています。最近次男はあまり口を開かなくなったように感じました」(同前)

 少年は高校への進学を前に、父親のもとを離れ再びA子さんと暮らすようになっていた。一家が事件現場となったアパートに転居したのは今から約2カ月前。

「引っ越しをしたとか、ペットに犬を飼い始めたとは聞いていましたが、A子さんたちがどんな生活を送っているのか、その様子は知りませんでした」(祖父)

「週刊文春」が祖父母のもとを訪ねたのは10月8日夕。孫が凶行に及んだのではないか――その一報に、祖父母は力なくうつむいた。

「もし、これが本当のことだとしたら、ああ、なんてことがまた起きたのか。ああ……」

 嗚咽を洩らしたきり、あとは慟哭するばかりだった。

 捜査関係者によれば、少年は「紐を使って首を絞めた」と供述しているという。何が少年を凶行へと駆り立てたのか。アパートの密室で起きた今回の悲劇は、なお謎のベールに包まれている。

 息子の前妻の突然の死、しかも手にかけてしまったのは実の孫――祖父母にとってもまた、筆舌に尽くしがたい事件である。

(「週刊文春」編集部/週刊文春Webオリジナル)

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