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「何でコイツがドラ1なんだ」と野村監督にボヤかれたことも…阪神の監督候補に急浮上した藤川球児(44)は「金本の二の舞」を避けられるか

文春オンライン / 2024年10月12日 6時0分

「何でコイツがドラ1なんだ」と野村監督にボヤかれたことも…阪神の監督候補に急浮上した藤川球児(44)は「金本の二の舞」を避けられるか

日本で243セーブ、メジャーで2セーブを記録

 リーグ2位が確定した阪神。“アレンパ”を逃して退任を表明した岡田彰布監督(66)の後任として確実視されているのが、阪神OBで現在は球団スペシャルアシスタント(SA)の肩書きを持つ藤川球児氏(44)だ。

 高知商からドラフト1位指名で1999年に阪神入団。だが、野村克也監督(当時)が「何でコイツがドラ1なんだ」とボヤくほど期待値は低かった。

「広末涼子と同級生」と完全に話題先行だったが…

「報道陣が注目したのは将来性よりも、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったアイドルの広末涼子と高知市立城北中学で同級生だったこと。ドラフト直前には早稲田大を受験予定だった広末にエールを送らされ、いざドラ1で指名されれば〈広末涼子から祝福〉と紙面に書かれるなど、完全に話題先行でした」(球団関係者)

 スタミナ不足で先発投手としては燻り続けたが、2000年から02年にかけて二軍監督を務めた岡田氏によってセットアッパーとして見いだされる。短いイニングを全力投球することで持ち味を発揮し、“火の玉ストッパー”として活躍。05年には勝利の方程式「JFK」の一角を担い、リーグ優勝に貢献した。

 20年限りで現役を引退、以降は球団SAと並行して評論家活動も行ってきた。そんな藤川氏には、“火の玉”の他にも武器が。

「監督しかやりたくない」とコーチでの入閣は実現せず

「プレゼンがうまいんです。『こういう理由で、僕はこう考えている』と理路整然と説明することができるので、球団首脳からのウケが極めて良い。球団側は22年の矢野燿大氏の監督退任の際にも、コーチとして入閣させたい意向でしたが、本人はかねてより『監督しかやりたくない』と漏らしていた」(同前)

 監督就任となれば藤川氏の希望通りとなるわけだが、口達者なあまり、こんな軋轢も。

「評論家活動では厳しい批判も厭わないため、現場からの評判は悪い。現首脳陣からも『事情を知らないくせに球児は何を言ってるんだ!』と恨み節が聞こえてくる」(同前)

 そんな藤川氏は人脈が広いとは言えず、監督就任となれば、組閣は球団主導にならざるを得ないというネックもある。さらには、

「阪神は15年オフ、スター監督として金本知憲氏を指導者経験がないまま招へい。金本氏は打撃理論はあったものの采配を疑問視されることも多く、18年には17年ぶりのリーグ最下位に転落、電撃解任に至った。阪神にとって指導者経験のない監督というのはトラウマなのです。そのため『球児も金本の二の舞いになるのでは』と囁かれています」(球団OB)

 “炎の采配”で雑音を振り払うことはできるか。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2024年10月17日号)

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