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入店拒否が続出…レプリコンワクチンは安全か? 専門家は「シェディング(伝播)することはない」〈“高齢者が打つべき5大ワクチン”にも言及〉

文春オンライン / 2024年10月16日 16時0分

入店拒否が続出…レプリコンワクチンは安全か? 専門家は「シェディング(伝播)することはない」〈“高齢者が打つべき5大ワクチン”にも言及〉

©時事通信社

 Meiji Seikaファルマ社が製造・販売した新型コロナの次世代型ワクチン「レプリコンワクチン」(以下、レプリコン)を巡る騒動が続いている。

「接種した人から非接種者へワクチンの成分が感染する、いわゆる“空中伝播(シェディング)”が起こると主張している人々がいるのです」(社会部記者)

レプリコン接種者の入店拒否も

 一部の医療機関やクリニック、有名ヨガチェーンなどでもレプリコン接種者の入店拒否が起きている。

 都内のXクリニックもその一つだ。HP上で、レプリコン接種者の「立ち入りを拒否」を明示し、シェディング(伝播)によって「レプリコンワクチンに感染する可能性は十分に予測される」という記述まである。

 Xクリニックに電話をすると、スタッフが応じた。

――なぜ「立ち入りを拒否」するのか?

「当院のHP上にある、ちょっと長い文章に(言い分は)全て書かれています。色々と賛否両論があるでしょうが、それが来るだろうとわかって書かれた文章かと思います。多分(院長に聞いても)同じ答えだという気がしますね」

専門家の見解は…

 このようなレプリコンを巡る騒動。日米で感染症の研究をしてきた長崎大学の森内浩幸教授は、こう見ている。

「盛んに言われているシェディングは、もともとウイルスに感染した人が、ウイルスを咳などで飛沫やエアロゾル(微小な粒子)とともに排出することを指した言葉です。その言葉に、レプリコンのmRNA(タンパク質の設計図)が“増幅”し続けるという特徴を無理やりくっつけて、恐ろしい印象を与えるようになった。しかし、mRNAは感染力を持つウイルスのような“生き物”ではないので、『シェディングする』ことも『増殖し続けること』もありません」

高齢者が接種を検討すべき“5大ワクチン”とは

 一方で、森内教授は高齢者にはコロナワクチン以外にも、接種を検討すべきワクチンが複数あると語る。

「免疫力が衰えてくる60歳以上は、コロナワクチン以外にも接種を検討して欲しいワクチンが4種類あります。インフルエンザ、肺炎球菌、RSウイルス、帯状疱疹のワクチンです。これらは“高齢者のための5大ワクチン”といってもよいでしょう」

 10月16日(水)12時配信の「 週刊文春 電子版 」及び10月17日(木)発売の「週刊文春」では、高齢者のための5大ワクチンの効果、打ち方、副反応、注意点を詳報。

 また、賛成派、反対派双方の識者に取材し、レプリコンワクチンの安全性を徹底検証した「新型コロナワクチン『レプリコン』は安全なのか?」も「 週刊文春 電子版 」で配信している。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2024年10月24日号)

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