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《オバさん感ゼロ》”完璧子育て”を終えた森高千里(55)がいま注目される「納得の理由」

文春オンライン / 2024年10月24日 11時0分

《オバさん感ゼロ》”完璧子育て”を終えた森高千里(55)がいま注目される「納得の理由」

森高千里(55)

 森高千里(55)が10月2日から全国6都市を回る「レッツ・ゴォーゴォー! ツアー」をスタートさせた。年齢をもじったツアータイトルは往年のノリを感じさせるが、それもそのはずデビュー37周年。そしてミニスカート姿も健在で――。

◆◆◆

業界人からは“究極のリズムマシーン”

 初日の横浜公演に参加したファンが明かす。

「有名な『私がオバさんになっても』や『渡良瀬橋』をはじめ、20曲以上を披露していました。初期の曲もあり、古参ファンも大満足でした」

 デビューは87年。同期にはソロになった工藤静香、酒井法子、石田ひかりなどが名を連ねていた。音楽評論家の宗像明将氏がこう解説する。

「元々はアイドル的な売り出し方でしたが、89年のアルバム『非実力派宣言』の頃からアーティストとしての評価が爆上がりしました。お人形さんのような格好で『私には実力がない』と歌い上げるスタイルは衝撃でした。YMOの細野晴臣をはじめとする錚々たるロックの重鎮とコラボした経験もあります。ドラマーとしても活動しており、業界人からは“究極のリズムマシーン”と呼ばれていました」

「明るくてクレバーな子」

 また、森高とデビュー時期が近かったというシンガーソングライターの松崎真人氏はこう振り返る。

「当時、地方を回ると、どこに行っても彼女のポスターが貼ってありましたね。明るくてクレバーな子だと、スタッフからの評判はとても高かった。知り合いのドラマーが森高さんにドラムを教えたことがあるそうですが、一度技術を教えたらすぐにマスターして『次は何がありますか』と、貪欲に学んでいたと聞きました」

子育ても、夫婦の資産管理もバッチリ

 99年に俳優の江口洋介と結婚。以降は子育てのため、活動を制限していた。

「すでに成人した娘と息子がいます。2人とも芸能人の子供が多く通う名門私立の一貫校に通っていましたが、食事は完全手作り。朝6時起きでお弁当を作るという完璧な子育てぶりでした。PTA活動にも熱心に参加して、保護者が参加する行事で物づくりを手伝っていた。芸能人の親としては“歴代ナンバーワン出席率”だと小うるさいママ友からも評価が高かった」(学校関係者)

 完璧なのは子育てのみにあらず。夫婦の資産管理もバッチリだ。

「08年に、都内の一等地に土地代だけで最低5億円の豪邸を新築しています。このエリアは希少性が高まっており、延べ床面積400平方メートル強の邸宅は今売りに出たら10億円の値がついてもおかしくありません」(不動産関係者)

 この頃、芸能活動とは別に森高が力を注いでいたことがある。

「被災地へのボランティアや寄付活動です。故郷・熊本で地震が起こった時は自ら炊き出しも行い、ライブでも寄付を募っていました。これは報じられていませんが、18年の北海道胆(い)振(ぶり)東部地震の時にも、現地まで行って炊き出しをしていたそうです。こうした被災地への支援活動は、目立たないようひっそり行っているようです」(芸能誌記者)

彼女の自己プロデュース力

 12年からは、自身の楽曲200曲をセルフカバーし、YouTubeで公開した。

「テクノやヒップホップ系の若手アーティストともコラボして、ミニアルバムを発表しています。海外でも彼女の音楽が再評価されている。『私がオバさんになっても』などのあっけらかんとした歌詞は、今の自立した、能動的な女性像を先取りしていたとも言えます」(前出・宗像氏)

 前出の松崎氏も、彼女の自己プロデュース力に驚かされた1人だという。

「中島みゆきさんに匹敵するようなアーティストだと思います。彼女のように子育てを経てキャリアを再始動するというのは、働く女性にとって大きな励みになるのではないでしょうか」

 とっくに実力派宣言していたのだった。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2024年10月17日号)

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