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「普通の母親っぽい格好をしろ」「やっぱり若いからだ」と…中学の先輩と結婚、二児のギャルママ(26)が語る、若ママへの視線とママモデルを始めたワケ

文春オンライン / 2024年12月8日 11時0分

「普通の母親っぽい格好をしろ」「やっぱり若いからだ」と…中学の先輩と結婚、二児のギャルママ(26)が語る、若ママへの視線とママモデルを始めたワケ

荒川みなみさん

〈 「どうせデキ婚でしょ」「先のことを考えていない」と…中学の先輩と結婚、二児の母のギャルモデル・荒川みなみ(26)が明かす、若い夫婦への偏見 〉から続く

 お笑い芸人・エルフ荒川さんの妹で、雑誌『I LOVE mama』モデルの荒川みなみさん(26)。22歳で結婚し、現在は1つ上の夫と3歳の息子、2歳の娘と4人で生活しながら、モデルやインフルエンサーの仕事をしている。

 そんなみなみさんに結婚や出産、子育て、若ママへの偏見などについて詳しく話を聞いた。(全2回の2回目/ 最初から読む )

◆◆◆

ベビーカーは場所を取るので…「エレベーターを増やしてほしい」

――2人の子育てをする上で、行政の支援で良かったところはありますか?

みなみ 児童手当はすごくありがたいですね。あとはお米券が助かりました。大阪でお米の売り切れ騒動があったり、お米の値段も急騰している中で、1人5000円分のお米券を配られたことがあって。

――逆にもう少し変わってほしいと思うところはありますか?

みなみ 支援というよりも公共交通機関のエレベーターをもう少し増やしてほしいなって。仕事で東京によく行くんですけど、子ども2人をベビーカーで連れていると、エレベーターじゃないと移動ができなくて。列に並んでいてもベビーカーは場所を取るので「ベビーカーは乗れませんよ。次まで待ってください」って顔でみられたりして、何度か見送ることもあって。

 たまに階段しかないところもあるので、その時は頑張って持ちながら登っています。スッとベビーカーを持つのを手伝ってくださる方もいるのですごく助かっているんですが、もう少し数が増えるとありがたいですね。

SNSとのギャップを感じる「子持ち様」話題

――ネットでは「子持ち様」という言葉も話題になりましたが、子育て世代としてどう感じていますか?

みなみ 「子持ち様だから私たちに配慮して」なんてことは全く思っていなくて。むしろ新幹線とかで子どもが騒いだら本当にすみませんって思いますし、ベビーカーを持ってくれる方に対しても貴重な時間をありがとうございますって本当に思います。

 やっぱり手伝ってくれると嬉しいとは思いますが、そこに甘えず、自分でできることはなるべくやるように努力したいと思っています。

 でも、SNSとのギャップも感じるというか。そういう声がSNSで話題になっている一方で、実生活では何か言われたことがなくて。むしろ優しくしてくれる方が多いんですよ。

「普通の母親っぽい格好をしろ」と言われ…

――若ママ・ギャルママということで偏見を持たれたり、何か言われたことは?

みなみ 若いと育児してないだろとか、育児放棄してそうとか。そういうイメージを持たれることはありますね。ニュースで若い親のネグレクトが報道されると「やっぱり若いからだ」みたいな。

 別に若いからって育児ができないわけではないと思うんですけど、「若者=未熟、育児に向いていない」と思われるのはいい気持ちはしないですね。

 あと私はこういうメイクをしているので、「普通の母親っぽい格好をしろ」とか「ママなんだから抑えたメイクの方が……」とかそういう声もあります。

 子どもが「ギャルメイクはいやだ」って言ったら変えようと思うんですけど、子どもたちは「かわいい」とか「プリキュアみたい」って褒めてくれるので。それにママ自身が一番好きな格好をしていた方が素敵だなって思うんです。

 私は髪の毛は明るい方が好きだし、ネイルもしていたいし、メイクもギャルメイクが好きなので、そういう自分でいると育児ももっと頑張ろうって思うことができます。

基本的にはワンオペ対応「今の職場には感謝」

――家事や育児の分担はどうしているのでしょうか。

みなみ 基本的にはワンオペで対応していますね。夫は平日1日しか休みがないので、実家に頼ったりしながらやっています。夫が休みの日は子どもたちと出かけたり、私との夫婦時間を作ったりして仲良くやっています。

 私も日中は働いているんですが、今の職場は子育てに理解があって、急な熱とかでも休ませてくれたりして。職場にはいろいろと迷惑かけて本当に申し訳ないんですが、働く環境にすごく感謝しています。

嬉しい反面、不安があったモデル業

――今年『I LOVE mama』の専属モデルとして芸能界デビューしましたが、きっかけは?

みなみ 最初は編集長から声をかけていただいて。モデル業なんてしたこともなかったですし、自分ができるとも思っていなかったので嬉しい反面、不安がすごくあったんですが、モデルは小さい頃の夢だったので。

 高校生の時にギャルモデルの尾崎紗代子さんに憧れてモデルになりたいって思っていたんです。中学でギャルにハマってつけまをつけたり、カラコンしたりして。高校では金髪にしてギャルメイクを極めて。

 ギャルが大好きで、ギャル雑誌もたくさん読んでいました。でもオーディションを受けたりはしていなくて。姉が吉本に入って芸人としてデビューした時に、姉は夢を叶えたんだなって嬉しかったんですが、自分もまさか夢を叶えることができるなんてっていう感じで。

――『I LOVE mama』は全員がママモデルのママのための雑誌ですよね。活動を始めていかがでしょうか。

みなみ ママになったら自分の夢を持っちゃいけないというか、子育てだけに専念しないといけないみたいな、そういう風潮もある中で、ママモデルという職業があるのはすごくありがたかったですね。

 あとは妊娠生活や育児、夫婦関係など何でも赤裸々に話しているので、ママたちの参考になっている部分もあるんじゃないかと思います。育児には正解がないし、育児本通りになる子どもばかりじゃないので、生の声ってすごく重要というか。

 私たちママモデルも完璧じゃなくて。できないこともあるし、もっとこうしてあげられたらって後悔することも日々たくさんあって。そういうのを発信していくことで、悩むママたちに勇気を与えられたらなって思います。

 あと体型に関しても、普通のモデルと違って産後だから体のラインが前と違ったり、妊娠線があったりして。妊娠線が出ないようにクリームをたくさん塗るんですけど、それでも体質によっては出てしまって。

 でも私たちはそんなママでも着れるような洋服や水着を紹介しているんです。お腹があまり見えないハイウエストの水着やワンピースの水着を着たりしてうまく隠したりして。ママでもオシャレを諦めなくていいんだよっていうことが伝えられたらなと思っています。

「もう少し寛容に」家庭や時代によって育児は違う

――視聴者やファンからどんな声がありましたか。

みなみ 「参考になった」とか「元気をもらった」とか。すごくありがたいメッセージをたくさんいただいています。でも、SNSを見ていると、「小さい頃からキッズ脱毛とか二重整形をさせてあげた方がいい」とか、「習い事をたくさんやらせないとダメ」とか、「英語の勉強は小さいうちから」とか。いろんな情報がたくさんあって、育児のハードルが上がっている気がするんですよ。 

 YouTubeでも「何時に寝かしつけていますか?」っていう質問に「夜9時を過ぎてしまうこともある」って答えると、「なんで子どもを9時までに寝かさないんだ」っていう声もあって。もちろん9時までに寝るようにベッドに連れて行ったりするけど、体力が有り余っているとなかなか寝なくて。それに仕事で遅くなることもあるし。

 あとはスマホ育児に関しても、その部分だけ切り取って「スマホばかり見せるのは良くない」っていう声もあるんですけど、ずっと見せているわけではなくて、移動時間や待ち時間に他の人に迷惑をかけないように見せてたりするんです。そういう使い方だったら時代にも合っているし、いいのかなと思いますね。

 家庭によっても時代によっても育児は違うので、もう少し寛容になったらいいなと思います。

ママモデルとしてもっともっと活躍したい

――最後に今後の目標はありますか?

みなみ ママモデルとしてもっともっと活躍していけたらと思います。大阪に住んでいるので、頻繁に東京に行くことはできないんですが、育児と両立しながら仕事もたくさんやって、全国のママたちに元気を与えられる存在になりたいです。

 あとは、家族みんなが健康で仲良くいれたらなって。子どもたちのいい部分をたくさん伸ばしていけたらと思います。

写真=鈴木七絵/文藝春秋

(「文春オンライン」編集部)

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