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《6年前の父親殺害容疑で再逮捕》「バカな話だよ」実父が直撃に語った細谷志保(38)の育児ネグレクト《浅草資産家夫婦次女殺し》

文春オンライン / 2024年10月26日 17時0分

《6年前の父親殺害容疑で再逮捕》「バカな話だよ」実父が直撃に語った細谷志保(38)の育児ネグレクト《浅草資産家夫婦次女殺し》

細谷一家が暮らすマンション

〈 《6年前の父親殺害容疑で再逮捕》「下着の組み合わせが違う!」夫婦喧嘩で自宅に放火! 次女を毒殺した細谷志保(38)「もう自分の子ではない」《浅草資産家夫妻次女殺し》 〉から続く

 今年2月、浅草でホテルやマンションを経営する資産家夫妻が次女に毒物を飲ませて殺害したとして逮捕された事件が新展開を見せた。

 細谷健一(43)と妻の志保(38)の両容疑者は、2018年に健一の父である勇さん(当時73)にエンジンの不凍液に利用される「エチレングリコール」を飲ませ殺害したとして、10月25日に再逮捕された。

 エチレングリコールは夫妻の次女・美輝ちゃんの殺害にも使われた薬物だ。夫妻の周辺では、親族が相次いで不審な死を迎えていた。

「 週刊文春 」はこれまで8度にわたり細谷夫妻に迫ってきた。健一、志保の破綻した生活の犠牲になった家族の様子を追った記事を再公開する。(初出:「文春オンライン」2024年2月15日公開/年齢・肩書きは当時のまま)

 ◆◆◆

 2月14日、東京都台東区に住む夫婦、細谷健一容疑者(43)と細谷志保容疑者(37)が、次女の美輝ちゃん(4)殺害の容疑で警視庁に逮捕された。

 昨年3月13日に亡くなった美輝ちゃんの死因は、薬物による中毒死。志保によって向精神薬オランザピンとエチレングリコールを大量に飲まされたと見られている。

「エチレングリコールと向精神薬をネット通販で事件の約1年前から継続的に購入していたことが分かっている。夫婦が美輝ちゃんの殺害に関与した可能性を視野に、警察は8月29日から計6日間家宅捜索を実施。夫妻のスマートフォンやパソコンを押収して解析してきました」(全国紙記者)

健一の姉が41歳の若さで急死

 警察の調べに対し健一は「関与していません」と容疑を否認。もう一方の志保は黙秘を続けている。細谷夫妻の周りでは、かねてから不審な“事件”が起きていた。たとえば2018年春、健一の姉が41歳の若さで急死している。ホテルの運営会社の元役員が語る。

「健一さんのお姉さんはホテルの運営会社の経理を務めていた。健一さん夫婦は金遣いが荒いため、“金庫番”であるお姉さんの存在は疎ましかったでしょう。実際、志保さんとお姉さんの折り合いは悪かったですから」

 この姉は容疑者夫妻と同じマンションの別の階に居住していたが、その急死が発覚するまでにひと騒動あった。

「お姉さんは自室で亡くなっていました。遺体が見つかる直前、『姉の姿が見えない』と細谷家の関係者の間で騒ぎになった。だが、姿が見えないのなら部屋を訪ねれば済む話なのに、夫妻はわざわざ警察を呼んでお姉さんの部屋を開けてもらっている。合鍵があるにもかかわらずです」(同前)

急死の翌年には“放火騒ぎ”も

 その翌年の2019年3月、志保が夫婦喧嘩の果てに激昂して自室のベランダに放火する騒ぎを起こしている。警察沙汰になったこの騒動は、児童相談所の介入を招く。尋常ならざる家庭環境が子供に対する“心理的虐待”であると判断され、児相は美輝ちゃんを含む子供3人を保護した。

 だが、そんな児相の動きも空しく、やがて弁護士を立てた細谷夫妻によって子供たちは自宅に戻されることとなった。

「児相は子供を返す条件として、ちゃんとした監護者をつけることを求めました。この際、生活能力のない志保さんが自分の代わりに子育てを任せたのが、自分のお父さんだったのです」(同前)

 実の父の手を借りてまで、我が子を取り返した細谷夫妻だったが、この時点で志保はすでに子供たちに対する愛着を急速に失っていた。

 娘からの依頼で孫たちの面倒を見ることを引き受けたという志保の父親。細谷夫妻の異常さに気づかなかったのか。2月14日午前、父親を直撃した。

「どこから変わってしまったのか……」

――志保容疑者に次女を殺めた疑いがかかっている。

「そんなことがありえるのかね」

――一時、お父さんがお孫さんたちを育てていた時期があると聞いている。

「育ててないよ。孫まで育てるなんてとんでもないよ」

――志保容疑者は子供への愛情を失っていたのか。

「どこから変わってしまったのか……。私にもよう分からない」

――亡くなった次女の美輝ちゃんはどんな子だったか。

「優しくてね。子供らしい子供ですよ。孫はみんなかわいいよ」

――向精神薬やエチレングリコールを見たことはあるか。

「記憶にないね」

――志保容疑者は自宅に火をつけたことがある。

「火をつけたっていってもベランダだよ」

――子供は施設に引き取られていたこともあった。

「バカな話だよ。自分の子供を育てられないんだから」

 4歳の女児はなぜ命を落とさねばならなかったのか。捜査が続いている。

〈 《6年前の父親殺害容疑で再逮捕》「ネズミの糞がすごいな」細谷志保(38)がこだわった「無人実家」賃貸契約の謎「借金取りから隠れるシェルターに…」《浅草資産家夫婦次女殺し》 〉へ続く

(「週刊文春」編集部/週刊文春Webオリジナル)

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